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動かないことが不得手

休日。外は炎天下。朝なのに。
一歩も外に出ないで過ごそうと思ったが、なんだかんだで買い物へ行く。

あとはもう籠って過ごそう。仕事の疲れを取ろうともくろんでいたが、本日出勤しているナースさんからの電話。そうなのだ。私が休んでいる間、出勤してくれている人がいる。

要件は、とあるお婆ちゃんが転倒して骨折してしまったという連絡だった。
必要な指示を出しつつ、色んなことを思う。90を超えた人にはもう痛い思いをして欲しくない。でも、起こってしまったことは仕方ない。痛みを取って治癒までの道のりをなるべく穏やかに歩めますようにと祈りを込めて指示を出す。
そしてこんな暑い日に頑張って働いてくれているナースさんにも感謝。

夕方、まだ暑い気温の中、Kちゃんが夜勤に出かける。
そして深夜、今度はそのKちゃんからのオンコール。

とあるお看取り対応の方に痰がらみがある。ちょっと苦しそうなのだと。

すぐ自分が行きたくなるのだけど、今の施設はそれが可能な距離じゃない。なので、これもまた指示を出すだけ。

そして自分が罪悪感を感じていることに気が付く。

今日は人を応援したり、人に感謝しているだけの日だったなあ。そういったことを辛く感じる癖を無くして行こうと思う。自分を休ませる勇気を育てふてぶてしい老人になりたい。

***

よく遊び、よく食べて、よく眠る。
猫たちを見習いたい。

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