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人は生まれたら死ぬことに向かっているのも平等です

人は生まれたら、
死ぬことに向かっているのも平等です。

人だけが特別ではないということです。

私は、
ずっとがんの病棟で働き、
緩和ケア病棟を立ち上げ、
緩和ケア病棟看護師長として働いていました。

そんな中で母親が脳出血で突然他界し、
私の心が崩壊した時期がありました。

人が亡くなっていくことに、
耐えられない時期もありました。

自然界を見てください。

春になると草花が芽吹き、
虫たちも動きが活発になります。

夏になるとさらに活発になり、
虫たちが受粉してくれることで、
作物が実ります。

秋になると、
実りのあとに紅葉が訪れて、
落ち葉は土に帰ります。

冬には、
私の住んでいる北海道は、
雪深くなります 

私は、
緩和ケア病棟で看護師長をしていました。

日本にホスピスや、
緩和ケア病棟が立ち上がった頃です。

自分のことは自分で決める自己責任や、
インフォームドコンセント、
セカンドオピニオン、
看取り、
疼痛コントロール、
症状コントロールなどの言葉が、
使われるようになりました。

たくさんの看取りをし、
自分のしていることが、
いいことなのかどうなのか、
わからなくなった時期もあります。

やはりこの世からいなくなることは、
寂しいからです。

そんな時、
みんなが夢で現れて、
笑顔で手を振ってくれました。

今でも覚えています。

私も母親が亡くなった年を超えました。

私のほうが早くに脳出血をしたのに、
助かりました。

天命がいつになっているかわかりませんが、
毎日を大事に過ごしていきます。

人は生まれたら、
死ぬことに向かっているのも平等です。
だけどそれを忘れて生きています。

緩和ケア病棟で勤務している頃は、
毎日身近だったのでとってもつらかったです。

最近、
近所の人がいなくなっていくので、
この気持ちを思い出しました。

もうこんな日常は、
つらすぎて封印していたかもしれないです。

だから普通の暮らしに、
幸せを感じているのです。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。



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