見出し画像

今週の気になるアート関連記事 CLIP(2022/04/03)

国内外のアート系記事より、展覧会情報からちょっと面白いなと思った読み物まで、個人的に気になる情報を毎週クリップします。

ニュース記事

▍レンブラントの弟子の作品とされてきた絵画、本人作であることが確認される (artnet news;英文記事)

ベルリンの絵画館で所蔵され、長年、レンブラントの弟子の作品とされていた風景画が、レンブラント自身の作であると確認されたそう。長年調査され、非常に詳細に師匠(レンブラント)の作風を模倣したと言われていた作品。新たな年代測定法の研究により、レンブラント作の類似した絵画と比較し、後年の模写ではないことが判明したとのこと。

▍ポンペイ遺跡の保存のため、ロボット犬がパトロール (artnet news;英文記事)

世界有数の古代遺跡であるポンペイで、あのボストン・ダイナミクス社犬型ロボット「Spot」が活躍しているようです。

狭い通路の点検や、凹凸のある路面の踏破が可能であることを活かし、レーザースキャン用ドローンとともに地形データを収集して、自律的に3Dスキャンを行うとのこと。遺跡に構造的・安全的な問題があり、「遺跡の膨大な構造的欠陥を発見し、当局が対策を講じなければ世界遺産から外す」とユネスコから勧告されている事に対しての対応。

遺跡の中でロボット犬とドローンがパトロールしているのは、なかなかインパクトのある写真ですね。

▍新しいブラウザタブを開くたびに、MoMAの近現代美術コレクションを鑑賞できます (OPEN CULTURE;英文記事)

MoMAの公開したGoogle Chrome拡張機能「New Tab with MoMA」Chromeで新しいタブを開くたびにMoMAのコレクションから新しい近・現代美術の作品が表示されます。

さらに、画像をクリックすれば、キュレーターの説明、同じアーティストの他の作品へのリンク、場合によってはインスタレーションビュー、インタビューやオーディオセグメントなど、作品をさらに深く掘り下げることができます。

早速入れてみましたが、タブを開くたびに様々な作品が見られるのは楽しいですし、仕事で煮詰まった時にも気分転換になりそうです!

▍世界一高いホテルに泊まるには、いくらかかるのか? (Oink-Oink;スペイン語記事(DeepL翻訳))

世界で一番高いホテル・・・ ラスベガスにある「パームス・カジノ・リゾート」のスイートルームは1泊10万ドル;日本円で約1,200万円とのこと。国立新美術館での個展も話題のダミアン・ハーストが手がけた2,700平米の部屋とのことで、壁にはホルマリン漬けのサメの作品もあるようです… まず金銭的に泊まれませんが、泊まるのにも勇気が要りそうな部屋です。

国内の展覧会情報

▍諏訪敦 『眼窩裏の火事』 

会期:2022年12月17日(土)から2023年2月26日(日)

▍〈弘前れんが倉庫美術館〉で池田亮司の個展が開催。(Casa BRUTUS)

会期:2022年4月16日〜8月28日。「弘前れんが倉庫美術館」、田根剛の改修設計によって美術館となった建物も気になります。(コロナ禍の自粛でオープンしてからまだ行けていません…)

青森に行くなら、あわせてこちらも行きたいです

▍名和晃平展 / 十和田市現代美術館 (JDN)

会期:2022年6月18日(土)〜11月20日(日)

▍展覧会「Human and Animal」岩手県立美術館で、奈良美智などの現代陶芸作品約100点 (fashionpress)

会期:2022年5月28日(土)から7月3日(日)

▍洋画家・松本竣介の展覧会が神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で - 画業を紹介、雑誌『雑記帳』挿画原画も(fashionpress)

会期:2022年4月29日(金・祝)から5月29日(日)

▍「あいち2022」、アーティストリストを発表(ARTnews;英文記事)

国内の芸術祭で海外ニュースで取り上げられるのって珍しいように思いました。海外でも知られる日本の芸術祭は、愛知と横浜なのでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。良かったらサポートいただけたら嬉しいです。サポートいただいたお金は 記事を書くための書籍代や工作の材料費に使わせていただきます。