【2019年3月】 印象にのこった展覧会 ＆ イベント
2019年3月に見た展覧会の個人的な感想のまとめです。
（topの写真は、TASKOによる資生堂銀座ビルウィンドウディスプレイ「Wording from Shinzo Fukuhara」。連動する白くてつるりとした吹き出しから、資生堂初代社長、福原信三氏の言葉が浮かびあがります。 ）
今月 印象に残ったのはこちら。
■光るグラフィック展2 ＠クリエイションギャラリーG8
こちらは、展覧会ではありませんが、GINZA SIXの吹き抜けの空間にとても合った作品で、エスカレーターで上下しながら、各フロアで違った高さから…と、様々に鑑賞できるのが嬉しい展示です。10月31日（木）までの展示予定だそうです。
■タムラサトル展 Wall to Wall ＠さいたま市プラザノース
■菅俊一展 正しくは、想像するしかない。 ＠松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
ーーーーーーーーーーーーー
2019年3月に伺った展覧会・イベント 一覧
（並び順は伺った順番）
光るグラフィック展2@G8。個々の作品も良いけど、同じ展覧会を実空間とバーチャル空間で同時に見せる構成が面白かった。谷口暁彦さんの構成するバーチャル空間の中では、奥行きを感じる２次元の絵画作品が 実際に奥行きを持った作品になっていたり、自分の視点に時折谷口さんの視点が混ざってきたり… pic.twitter.com/QyHlv32IWw
— PLAscura. (@plastic_candy) March 5, 2019
■資生堂銀座ビルウィンドウディスプレイ「Wording from Shinzo Fukuhara」
資生堂銀座ビルウィンドウディスプレイ「Wording from Shinzo Fukuhara」by TASKO。資生堂初代社長・福原信三氏の言葉が流れる展示。真っ白でつるっと質感の”吹き出し”に、電光掲示板のようなカラフルな文字が浮かび上がる面白さと、吹き出しの動きで、言葉を「追いかけたくなる」作品だなぁ。 pic.twitter.com/KK4lnooaTG
— PLAscura. (@plastic_candy) March 6, 2019
塩田千春さんの「6つの船」。これまでのGINZA SIXの展示の中で一番この空間に合った展示に感じた。作品自体は静止しているけれど、エスカレーターで移動している間、船の角度や糸の重なり方で刻々と見え方が変化していくし、6艇それぞれ布の組み方が違うから、さらに見る場所での印象が変わってくる。 pic.twitter.com/mcy1A81T9Q
— PLAscura. (@plastic_candy) March 6, 2019
■An Encounter of Two Colorists 二人のカラリストの出会い David Hockney | Heihachiro Fukuda ＠THE CLUB
■タムラサトル展 Wall to Wall ＠さいたま市プラザノース
タムラサトル展 Wall to Wall＠さいたま市プラザノース。アームが回転する重厚な機械が、会場の床・天井・壁を擦って傷つけていく。ナンセンスな機械の作品。風車や水車を想起する動きだけど、エネルギーを”役に立たないこと”に変換しているのが面白くて、”役に立つ”って何だろ？って考える展示だった pic.twitter.com/xO6be1FbQq
— PLAscura. (@plastic_candy) March 4, 2019
■インポッシブル・アーキテクチャー －もうひとつの建築史－ ＠埼玉県立近代美術館
インポッシブル・アーキテクチャー＠埼玉県立近代美術館。実現可能な建築も思考実験のような建築も入り混じり「実際には建てられなかった建築」を取り上げた展覧会。
— PLAscura. (@plastic_candy) March 8, 2019
全体的にキャプションが難しかったけど、ザハ・ハディドの国立競技場の白紙撤回に対する強い憤りはものすごく伝わってくる展示だった
■2019 MOMASコレクション 第4期 ＠埼玉県立近代美術館
■奥山由之写真展：白い光 ＠キヤノンギャラリーS
奥山由之写真展：白い光 ＠キヤノンギャラリーS。真っ暗な展示空間で、1人ずつ懐中電灯を手渡されて作品を見ていく試み。大判写真の風景は明るく見えるけどざらざらしていて、きっとこれくらい暗い条件で撮影されたんだろうなぁと思う。近づくと、灯りで大きな写真が”切り取られて”見える。面白い試み pic.twitter.com/dE4gJkjQMG
— PLAscura. (@plastic_candy) March 15, 2019
ANOMALY「Waste Land」で、岩崎貴宏さんの《Layer and Folding》に再開。蔦屋書店では吊って展示してたので、鉄塔などのオブジェは頭より上の方にあってよく見えなかったけど、今回は床置きなので地面までよく見える。逆に地層部分は目につきづらくなったり… 見る位置で見え方が変わるなぁ. pic.twitter.com/4Jn52Ur1Kf
— PLAscura. (@plastic_candy) March 14, 2019
■TSCA Collection | Foresights and Flow ＠TSCA
■松川朋奈「Love Yourself」 ＠ユカ・ツルノ・ギャラリー
■イエッペ・ハイン ＠SCAI PARK
■青木豊「Today’s」 ＠KOSAKU KANECHIKA
■TENNOZ ART FESTIVAL 2019 ＠天王洲エリア 計7会場
TENNOZ ART FESTIVAL 2019にて、淺井裕介さんの巨大な壁画。川の青と空の青にマッチしたTerradaのあたりから、川越しにもはっきり見られる巨大な壁画。近づきすぎると眩しすぎて上まで見えないくらいだった… pic.twitter.com/ONaLH5nhOE
— PLAscura. (@plastic_candy) March 14, 2019
■志賀理江子 ヒューマン・スプリング ＠東京都写真美術館
■写真の起源 英国 ＠東京都写真美術館
写真の起源 英国＠東京都写真美術館、良かった！美術館というよりも博物館的な面白さだけど。タルボットの「カロタイプ」に注目して《自然の鉛筆》全巻展示してあったりその紙製ネガとプリントを並べて展示されていたり（大英図書館の所蔵品の多さ！）一方でダゲレオタイプの美しさにも触れられる展示 pic.twitter.com/o6n8ihO3sB
— PLAscura. (@plastic_candy) March 13, 2019
◾️AIと共創するグラフィックデザイン ＠東京ミッドタウン・デザインハブ
AIと共創するグラフィックデザイン＠ 東京ミッドタウン・デザインハブ。AIを用いた造形、音楽の作成、漫画の作成、感情分析…etc. 技術的知識の乏しい自分の”見るだけ”の視点だと、作品自体が “見て面白い” というものって少ない中、見るだけの人間にも面白い展示だったように感じる展示だった。 pic.twitter.com/M1dg7guSE8
— PLAscura. (@plastic_candy) March 21, 2019
◾️アルヴァ・アアルト もうひとつの自然 ＠東京ステーションギャラリー
◾️ユーモアてん。／SENSE OF HUMOR ＠21_21 DESIGN SIGHT
21_21 DESIGN SIGHTの「ユーモアてん。」。「ユーモア」を切り口にした浅葉克己さんのコレクションが並び、順路なく “探検” していくような、ヴィレヴァン的な楽しさがある展示だった。
— PLAscura. (@plastic_candy) March 18, 2019
福田繁雄さんの”不可能図形の作品群”と、中村至男さんの”一瞬を多方面から捉える作品群”が面白かった。 pic.twitter.com/E7vkzlQHfa
◾️RCRアーキテクツ展 夢のジオグラフィー ＠TOTOギャラリー・間
◾️文化庁主催シンポジウム 芸術資産をいかに未来に継承発展させるか －コレクター文化育成のための法律・制度設計の具体的提言－ ＠国立新美術館
■菅俊一展 正しくは、想像するしかない。 ＠松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
菅俊一展 正しくは、想像するしかない。＠松屋銀座7階・デザインギャラリー1953。モノクロのシンプルな線だけで構成された展示で、見て・想像して・頭の中で完成する作品。
— PLAscura. (@plastic_candy) March 25, 2019
頭の中で間を補完していく感じが、なんだか不思議と数学っぽい面白さだなぁと思った。 pic.twitter.com/zGBKLX5RvC
■【トーク】光るグラフィック展2 第295回クリエイティブサロン ＠クリエイションギャラリーG8
■クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime ＠国立国際美術館
■コレクション３：見えないもののイメージ ＠国立国際美術館
■大塚国際美術館
先日伺った大塚国際美術館が、期待以上に楽しかったのでイラストにしてみました。
— PLAscura. (@plastic_candy) April 2, 2019
…それにしても、自分の 近代以前の西洋絵画 の知識って、ほぼ 森村泰昌さん & びじゅチューン！で作られてる気がしてきた…
全部レプリカ！でも 大満足 の、 大塚国際美術館。 https://t.co/SdNy7y1yh5
AniieさんのVR作品「Into the Womb」で、”胎児体験”させていただきました！
— PLAscura. (@plastic_candy) March 23, 2019
ふわふわと羊水に浮かんだ感覚の中で、胎児になった自分の身体が見えて・動かせる一方で、自分ではない鼓動や外の世界の声が聞こえてくる、不思議な体験でした。
…体験後、「子宮から来ました〜！」って言いそびれました… https://t.co/aXgVPmc64T
■近藤恵介 + 古川日出男 「、譚」 @LOKO GALLERY
■春原直人 「巌 - 同時に生きる」 ＠アートフロントギャラリー
■グループ展「移植」 ＠無人島プロダクション
無人島プロダクションの「移植」展も行ったけど、初見の作品ばかりだった！こちらと併せて、都現美の企画展でも、八木良太さん、Chim↑Pom、風間サチコさん、小泉明郎さん…と、無人島所属のアーティストさんの作品が見られて嬉しかった。
— PLAscura. (@plastic_candy) March 29, 2019
土日は都現美で八木良太さんの『Vinyl』の再生もあるみたい。 pic.twitter.com/la6zDqPENm
■企画展「百年の編み手たち－流動する日本の近現代美術－」 ＠東京都現代美術館
都現美おかえり！フレックスで都現美へ。
— PLAscura. (@plastic_candy) March 29, 2019
100年間の近現代美術を振り返る企画展「百年の編み手たち－流動する日本の近現代美術－」はボリュームがすごい！ でも 個人的には、１アーティストずつ、じっくり広い展示室でまとまった作品がみられるMOTコレクション「ただいま / はじめまして」が良かった！ pic.twitter.com/BRD3kBp5eb
■MOTコレクション ただいま / はじめまして ＠東京都現代美術館
■千住 博展 ―日本の美を極め、世界の美を拓く ＠そごう美術館
千住博展＠そごう美術館。高野山金剛峯寺の襖絵として奉納される《瀧図》《断崖図》を中心とした展覧会。
— PLAscura. (@plastic_candy) April 5, 2019
遠くから見るとモノクロの写真みたいな《断崖図》が、近づくと和紙と岩絵具の素材に戻ってみえて、モノと風景を行き来する感じが良かった。《龍神Ⅰ・Ⅱ》のみ撮影も可。 pic.twitter.com/hDw33fV6KA
最後まで読んでいただきありがとうございます。良かったらサポートいただけたら嬉しいです。サポートいただいたお金は 記事を書くための書籍代や工作の材料費に使わせていただきます。