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SOMPO美術館がリニューアルオープン。「珠玉のコレクション-いのちの輝き・つくる喜び 開館記念展」 (展覧会レポ)

新宿にある損害保険ジャパン本社ビルの高層階にあった「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」が同じ敷地内の6階建の建物に移転し、2020年7月10日に「SOMPO美術館」としてリニューアルオープンしました。

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6階建といっても、外観はコンパクトに見えますね。大成建設による設計のこちらの建物、展示階に窓がないことによる周囲への圧迫感を和らげるため、全体を曲線で3分割する形にし、また、受付やカフェの入る下層階に大きなガラスを入れることで開放感をもたせているのだそうです。

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「外壁を1枚2×5mの鋼板をつなぎ合わせ、その溶接の跡が絵画の筆跡のように手仕事ならではの陰影を生み出すよう計算されている」とというのもユニークですね。

”フィンセント・ファン・ゴッホの代表作《ひまわり》に出会えるアジアで唯一の美術館”であるSOMPO美術館。入り口では、そのひまわりの陶板画が迎えてくれます。

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リニューアル後初の展示はコレクション展。

珠玉のコレクション-いのちの輝き・つくる喜び 開館記念展

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東山魁夷や平山郁夫らの自然の風景の展示にはじまり、損保ジャパン日本興亜美術財団の主催する新進作家の登竜門「FACE 損保ジャパン日本興亜美術賞」の受賞アーティストの展示など。

ほぼ1フロアを使った東郷青児の特集展示は、初期の作品から「青児美人」な作品まで、幅広く紹介されています。

そして、もちろん、ゴッホの「ひまわり」や、セザンヌの「りんごとナプキン」、ルノワールやシャガールらの作品など、コレクションの目玉作品もまとめて展示されています。(このゾーンの一部のみ撮影可でした。)

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1時間単位での日時指定の予約制。カフェやコインロッカーはまだしばらく利用できないようです。10月からは「ゴッホと静物画-伝統から革新へ」という展示も予定されています。

開館記念展「珠玉のコレクション-いのちの輝き・つくる喜び」は、2020年9月4日(金)までです。

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【展覧会情報】 珠玉のコレクション-いのちの輝き・つくる喜び 開館記念展 @SOMPO美術館

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会期:2020.07.10(金)- 09.04(金)
休館日:月曜日(ただし8月10日は開館、翌火曜日も開館)
時間:10:00 - 18:00
入館料(日時指定チケット):一般1,000円、大学生700円、高校生以下無料


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