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遠征して行きたい! 【2024年6月】にスタートする 全国の気になる展覧会・アートイベント 32展

2024年6月にスタートする、全国の気になる展覧会情報を「地域別」に「開催日順」でまとめました。各展覧会の概要をワンポイントでご紹介しています。(展覧会タイトルは、公式サイトにリンクしています。)

(見出し写真は、「遠距離現在 Universal / Remote」展(国立新美術館)の《あなたが生まれてから》/ エヴァン・ロス 展示風景。 同展は6/3まで東京の国立新美術館で、6/29からは広島市現代美術館に巡回します。)


全国の展覧会・アートイベント(地域別・開催開始日順)

▍北海道・東北

(北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県)

▍関東

(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)

【東京】UESHIMA MUSEUM オープニング展

会場:UESHIMA MUSEUM(渋谷)
会期:2024年6月1日(土)〜2024年12月頃
渋谷に新規オープンするミュージアム。「同時代性」をテーマに国内外の幅広いアーティストの現代アート作品のコレクションを行うUESHIMA COLLECTIONの650点を超える作品の中から、様々なテーマに沿って選び抜いた作品を6フロアに展示。

【東京】生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界

会場:東京都庭園美術館(目黒)
会期:2024年6月1日(土)〜2024年8月25日(日)
「大正ロマン」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二の生誕140年を記念して、最新の研究に基づく新たな視点からその生涯をたどる展覧会。

【東京】古美術かぞえうた 名前に数字がある作品

会場:根津美術館(表参道)
会期:2024年6月1日(土)〜2024年7月15日(月)
作品の名前にも数字をともなう古美術品を紹介。

【東京】出光美術館の軌跡 ここから、さきへII 出光佐三、美の交感─波山・放菴・ルオー

会場:出光美術館(有楽町)
会期:2024年6月1日(土)〜2024年7月7日(日)
出光美術館の創設者・出光佐三(いでみつさぞう)(1885-1981)と同時代を生きた作家たちの活動に、スポット・ライトを当てる展覧会。

【東京】幻想のフラヌール―版画家たちの夢・現・幻

会場:町田市立国際版画美術館
会期:2024年6月1日(土)〜2024年9月1日(日)
幻想の力によって〈アナムネシス(記憶回復)〉を喚起する作品を、収蔵品から紹介。

【神奈川】フィリップ・パレーノ:この場所、あの空

会場:ポーラ美術館
会期:2024年6月8日(土)〜2024年12月1日(日)
現代のフランス美術を代表するフィリップ・パレーノの国内最大規模の個展。1990年代の初期作品から初公開のインスタレーションまで、作家の幅広い実践を多面的に紹介。

【東京】石川九楊大全

会場:上野の森美術館
会期:2024年6月8日(土)〜2024年7月28日(日)
書を世界大スケールの表現に深化させた、石川九楊の作品厳選三百点を前後期に分け一挙大公開。

【神奈川】『東海道五十三次』で旅気分 ―富士に琳派に若冲も―

会場:岡田美術館
会期:2024年6月9日(日)〜2024年12月8日(日)
歌川広重「東海道五十三次」(保永堂版)を中心に、富士山を描いた絵画の名品や、京都の人気絵師・伊藤若冲と円山応挙、広重と同年代を生きた江戸琳派の鈴木其一らの作品(約30件)など、江戸から京都までを描いた作品を紹介。

【栃木】大川美術館コレクションによる 20世紀アートセレクション ―ピカソ、ベン・シャーンからポップ・アートまで

会場:宇都宮美術館
会期:2024年6月9日(日)〜2024年8月18日(日)
大川美術館(群馬県桐生市)が所蔵する20世紀アートのコレクションから、モーリス・ユトリロ、パブロ・ピカソ、ベン・シャーン、アンディ・ウォーホルらの逸品を厳選して展示し、20世紀美術の多様な芸術の様相を紹介。

【東京】カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話

会場:東京国立博物館
会期:2024年6月12日(水)〜2024年7月28日(日)
カルティエの貴重なアーカイブピースで構成される「カルティエ コレクション」、アーカイブ文書など約200点の展示を通してカルティエと日本文化の対話を浮き彫りにするとともに、日本のアートシーンを代表する15人のアーティストの作品を紹介。​

【群馬】Art Fair NAKANOJO 2024

会場:旧廣盛酒造
会期:2024 年 6 月 15 日(土)~ 23 日(日)
芸術祭「中之条ビエンナーレ」が開催される群馬県中之条町にて、アーティストが立ち上げ運営する新たなアートフェア。

【神奈川】アルフォンス・ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの美しきミューズ

会場:茅ヶ崎市美術館
会期:2024年6月18日(火)〜2024年8月25日(日)
アルフォンス・ミュシャのポスター、装飾パネルをはじめ、デザイン集、ポストカード、切手、紙幣、商品パッケージなど多様な作品を展示することで、ミュシャの生涯に迫ります。

【東京】ICCアニュアル2024 とても近い遠さ

会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
会期:2024年6月22日(土)~11月10日(日)
さまざまなリアリティの「遠さ」と「近さ」(とその変化)について、これからの集合的無意識を構成する要素について、私たちの日常の変化を反映した作品、日常がどのように変わるのかをとらえようとした作品など、それぞれが異なるアプローチによる作品から考える展覧会。

【東京】フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線

会場:SOMPO美術館
会期:2024年6月22日(土)〜2024年9月23日(月)
19世紀末フランスを代表する画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック。ロートレックによる紙作品の個人コレクションとしては世界最大級のフィロス・コレクションより、約240点をご紹介。

【東京】超・日本刀入門 revive―鎌倉時代の名刀に学ぶ

会場:静嘉堂文庫美術館
会期:2024年6月22日(土)〜2024年8月25日(日)
館蔵の国宝・重要文化財刀剣9件をはじめとして、「日本刀の黄金時代」と称される鎌倉時代を中心に、平安~南北朝の古名刀を特集。

【東京】内藤礼 生まれておいで 生きておいで

会場:東京国立博物館
会期:2024年6月25日(火)〜2024年9月23日(月)
150年の歴史を持つ東京国立博物館の収蔵品、その建築空間と内藤礼との出会いから始まった展覧会。

【東京】織田コレクション 北欧モダンデザインの名匠 ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム

会場:パナソニック汐留美術館
会期:2024年6月29日(土)〜2024年9月16日(月)
本展は、長年にわたり椅子研究と収集を続けてきた織田憲嗣氏のコレクションを中心に、20世紀デンマークを代表する家具デザイナー ポール・ケアホルムの主要作品を網羅した、日本の美術館では初めての展覧会。

【東京】111年目の中原淳一

会場:渋谷区立松濤美術館
会期:2024年6月29日(土)〜2024年9月1日(日)
イラストレーション、雑誌編集、ファッションデザインなど、多彩な活動で知られる中原淳一の生誕111年目を記念し、数々の雑誌に掲載された挿絵や表紙の原画をはじめ、デザインした衣服、アーティストとして制作した絵画や人形など、中原の仕事の全貌に迫る。

▍中部

(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県)

【山梨】Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか

会場:中村キース・へリング美術館
会期:2024年6月1日(土)〜2025年5月18日(日)
時にユーモラスに、時に辛辣に社会を描写し、その行く末を大衆に問いかけ、平和と自由へのメッセージを送り続けたヘリングの姿を紹介する展覧会。​​

【静岡】平野富山展 ―平櫛󠄁田中と歩んだ彩色木彫、追求の軌跡

会場:静岡市美術館
会期:2024年6月6日(木)〜2024年7月15日(月)
木彫界の巨匠・平櫛󠄁田中に信頼され、数多くの田中作品の彩色を手がけた彩色木彫家 平野富山の仕事の全容に迫る初の試み。

【岐阜】リサ・ラーソン展 知られざる創造の世界-クラシックな名作とともに

会場:岐阜県現代陶芸美術館
会期:2024年6月8日(土)〜2024年8月25日(日)
本展覧会は、「Seen and Unseen」をテーマに、リサ・ラーソンのこれまで知られてこなかった創作の側面に光を当て紹介する展覧会。

【京都】倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙

会場:京都国立近代美術館
会期:2024年6月11日(火)〜2024年8月18日(日)
デザイナー・倉俣史朗の創作の源泉ともいえるイメージスケッチや夢日記などの資料とともに、彼のデザインが語りかけるメッセージに耳を傾ける展覧会。京都・富山と続いた巡回展の最終展示。

【石川】ラインズ—意識を流れに合わせる

会場:金沢21世紀美術館
会期:2024年6月22日(土)〜2024年10月14日(月)
芸術家たちが作品制作の基本要素として線をどのように使っているか、線がどのように意味、動き、感情を伝えることができるかについて探究する展覧会。

【愛知】生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へ

会場:名古屋市美術館
会期:2024年6月29日(土)〜2024年9月8日(日)
メキシコで画家・美術教育者として活動した北川⺠次の約30 年ぶりの回顧展。

▍近畿

(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)

【大阪】Immersive Museum OSAKA 2024 “ポスト印象派” POST IMPRESSIONISM

会場:堂島リバーフォーラム
会期:2024年6月1日(土)〜2024年8月21日(水)
ゴッホが、スーラが、セザンヌが見た世界を体験する没入型の展覧会。

【大阪】梅津庸一 クリスタルパレス

会場:国立国際美術館
会期:2024年6月4日(火)〜2024年10月6日(日)
美術家・梅津庸一(1982-)の、2000年代半ばより始まる仕事を総覧する展覧会。

【京都】中国やきもの7000年の旅 ―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー

会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館
会期:2024年6月1日(土)〜2024年9月1日(日)
愛知県陶磁美術館のコレクション約80点により、中国新石器時代から清朝にいたるまで7000年に及ぶ悠久の中国陶磁の歴史を概観する展覧会。

【大阪】開創1150年記念 醍醐寺 国宝展

会場:大阪中之島美術館
会期:2024年6月15日(土)〜2024年8月25日(日)
真言密教の拠点寺院として、歴代の皇族や公家、武家の信仰を集め歴史の表舞台において重要な役割を果たしてきた醍醐寺に伝わる国宝14件、重要文化財47件を含む約90点の宝物を大阪で初めて大規模に紹介。

【兵庫】テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本

会場:神戸市立博物館
会期:2024年6月22日(土)〜2024年8月25日(日)
ヤマザキマリ氏による漫画『テルマエ・ロマエ』の主人公ルシウスが案内人として、解説パネル等に登場。日本とローマそれぞれの浴場文化を体感する展覧会。

▍中国・四国

(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県)

【島根】多彩な表現が生まれた時代 100年前の日本画

会場:足立美術館
会期:2024年6月1日(土)〜2024年8月30日(金)
おおらかな大衆文化が広がりを見せ、それまでとは異なる新しい価値観が生まれた大正期の日本で描かれた日本画を紹介。

【広島】遠距離現在 Universal / Remote

会場:広島市現代美術館
会期: 2024年6月29日(土)〜2024年9月1日(日)
「Pan- の規模で拡大し続ける社会」、「リモート化する個人」を軸に、このような社会的条件が形成されてきた今世紀の社会の在り方について取り組んだ8名と1組の作品を紹介。

▍九州・沖縄

(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)

【福岡】ゴッホ・アライブ

会場:福岡三越9階 三越ギャラリー
会期:2024年6月15日(土)〜2024年9月13日(金)
時空を超えて来場者をオランダ、パリ、アルルなど、ゴッホゆかりの地に誘う、芸術性とエンターテイメント性を兼ね備えた多感覚で楽しむ没入型の展覧会。

2024年5月スタートの展示はコチラ ▼

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今月も素敵な作品と出会えますように。


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