【MTGA】「土地」を見返してみる(ラヴニカのギルド・ラヴニカの献身編)
土地を見るぜってやつ。前回はこちら。
灯争大戦は次回に持ち越し。内容薄いけど。
ラヴニカのギルド
ラヴニカ三部作の一つ目。テーマはラヴニカらしく2色の組み合わせで、このセットでは
・ディミーア家(青黒)
・イゼット団(青赤)
・ゴルガリ団(黒緑)
・ボロス軍(赤白)
・セレズニア議事会(緑白)
のギルドが割り当てられている(残りはラヴニカの献身)。
そのうち代表的なメカニズムは、現在常盤木にもなっているディミーア家の諜報なのは間違いない。占術の亜種でボトムの代わりに墓地に送るというもの。下環境になるほど墓地は大事になるので占術より嬉しいことも多い。
その他代表的なカードといえば《弧光のフェニックス》。現在でもイゼット・フェニックスとして下環境に君臨している。
門サイクル
コモンのタップイン二色土地のサイクルで、このセットでは
・ディミーアのギルド門
・イゼットのギルド門
・ゴルガリのギルド門
・ボロスのギルド門
・セレズニアのギルド門
が収録されている。
このセットだとリミテッド専用といった感じ。構築環境での活躍はラヴニカの献身を待つことになる。
ショックランド
基本土地タイプを持ち、ライフを2点払えばアンタップイン、払わなければタップインする土地のサイクル。このセットでは
・湿った墓(島・沼)
・蒸気孔(島・山)
・草むした墓(沼・森)
・聖なる鋳造所(山・平地)
・寺院の庭(森・平地)
が収録されている。
歴代の二色土地の中でも屈指の性能を持つことで知られる。ライフは終盤でない限り尽きないリソースなので序盤は特にアンタップインしやすい。かといってアンタップインを繰り返したときの2点の累積は馬鹿にならない。「アンタップインとタップインを比較してどちらが損になるか」を考えたりするのが基本。意外と初心者には厳しい土地。
二色デッキなら4積み筆頭の土地で、ヒストリックをやるならサイクル全40枚を全て用意していて損はない(とはいえ必要なときにワイルドカードを割るのが一番である)といえるが、三色以上になると流石に無条件で12枚入れられる土地でもなく、その場合の採用枚数は個人の考えが分かれるところ。
MTGA外に目を向けるとフェッチランドから持ってこれるのが優秀で、フェッチランドが事実上の5色土地になっている要因でもある。モダンはもちろんだが、デュアルランドが使えるレガシーでもデッキによっては採用されることがある。例えばイゼット・デルバーでは《不毛の大地》対策も兼ねて5枚目以降の《Volcanic Island》として採用されたりする。
ギルド門通りの公有地
門版の《断ち割る尖塔》で、ラヴニカ三部作では全て収録されている。リミテッドではもちろん便利。その他ターボゲートでも使われたり使われなかったり。流石にタップイン+1マナは重いが…。
ギルド魔道士の広場
《未知の岸》の上位互換で、出した色マナで多色クリーチャーを出すと+1/+1カウンターが乗るというもの。
リミテッドではマナフィルターに強化能力がついてるので確かに強いが、構築だと実質1マナで+1/+1を多色クリーチャーに乗せる能力なのでかなり悠長。単体では色マナが出ないのに多色クリーチャーサポートなのが一番厳しい。レアであることもマイナスポイント。アンコモンなら職工で使えたのだが…。
ラヴニカの献身
ラヴニカ三部作の2つ目。収録されているギルドは
・アゾリウス評議会(白青)
・オルゾフ組(白黒)
・ラクドス教団(黒赤)
・グルール一族(赤緑)
・シミック連合(緑青)
の5つ。
ローテーション落ち直前で《荒野の再生》と《成長のらせん》が禁止されたことが有名。MTGAの普及によるスタンダードのプレイ頻度の上昇が招いた禁止とも言えるが、《荒野の再生》はそもそも壊れてたので禁止が遅かったともいえる(実際ヒストリック・パイオニアでも禁止)。それ以外のカードはバランスが取れていて、割と多様なメタゲームだった印象。スゥルタイ・ミッドレンジがトップメタだったが、あれ回すのむずいし…。
門サイクル
ラヴニカのギルドに引き続き
・アゾリウスのギルド門
・オルゾフのギルド門
・ラクドスのギルド門
・グルールのギルド門
・シミックのギルド門
が収録。特筆すべきはターボゲートの台頭で、《燃え立つ門》で焼け野原になった戦場を《門破りの雄羊》が駆け抜ける様子を覚えているプレイヤーもいるだろう。後述の《調和の公有地》以外で必要なレアは実質ない(序盤の挙動を考えてショックランドを入れる構築はある)というのがまた面白いところで、初心者に優しいと話題になった。今のヒストリックで通用するのかは謎。たまに見かけはするんだけど組む気にはあんまりならない。
ショックランド
ラヴニカのギルドに引き続き
・神聖なる泉(平地・島)
・神無き祭殿(平地・沼)
・血の墓所(沼・山)
・踏み鳴らされる地(山・森)
・繁殖池(森・島)
が収録。これでサイクル10種が揃いデッキカラーの縛りがなくなった形。
調和の公有地
門サポート。これ自体は門じゃない。戦場に出たとき門が2つあれば3点ゲイン、門が出せる色マナを出せる多色土地。
門でないのは痛いがアンタップインかつ色マナが出せる門デッキの要。ここから3ターン目羊からのビートダウンは多くのプレイヤーを苦しめた…はず。
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