見出し画像

小学生でも分かる!Pythonプログラミング - print関数

next →

▼ Google Colaboratory (ソフトやアプリをインストールせずに勉強できます)

ソフトやアプリ、Colaboratory 等を用意して、
さっそくPythonを始めてみましょう。

(※ソフト等のDLリンクは記事の最下部にあります。)


Console▼

Gaming Console.

>> コンソール(Console)
= 広い意味でパソコンの入出力用の装置全般のこと。

例) キーボード(入力)、マウス(入力)、モニター(出力) など

「ゲームコンソール」なら、ゲームをするための入出力用の装置...
つまりコントローラーやゲーム機本体、モニター、スピーカーなんかが
それに該当するわけですね。

コンソール画面」とは、単純に
「プログラムの実行結果が出力される画面」と思っていれば困ることはありません。

コンソール出力」とは
コンソール画面実行結果を表示させる」だけのことなので難しくありませんね。


▶︎ Run

Pythonista3

赤い枠🟥
スクリプト(プログラム)画面 です。ここにプログラムコードを書いていきます。

青い枠🟦
コンソール画面 です。ここにプログラムの実行結果が表示されます。

  1. スクリプト画面でプログラムコードを書く

  2. ▷(実行/Run)」ボタンを押す

  3. プログラムの実行結果がコンソール画面に出力表示される

このように 記述 → 実行 → 結果確認 → 修正 を繰り返しながら進んでいきます。

「▷( 実行/Run )」ボタンを押しときゃええんや。簡単ですね。


print( )

>> print関数

プログラミングを勉強すると、たいてい最初に
「『Hello,World.』とコンソール出力してみましょう!」と言われます。

Pythonでは、「print( )」という命令文を使って出力表示を行います。

print( )」による出力表示は、Pythonにおいて一番簡単な命令です。


👇このように「print( )」の( )内に好きな数字を書いて

▲ input.

」を押して 実行 してみると...

▲ output.

( )」の中に書いた 数値 123456 がコンソール出力されました。

すごく簡単ですよね。



ただし、注意点があります。

===============================================
⚡️Python rule  :  スペル大文字小文字間違えないこと!!
===============================================

「 print( ) 」のようなコマンドの多くは、小文字で書く必要があります。

正しい書き方をしないと受け付けてくれません。

ありがちなミス。

👆水色になっている部分はエラーにはなりません。
しかしこれは、元の命令文とは別モノになってしまっている状態です。

「 123 」という数字が正しくコンソール出力されるのは、
正しい書き方をした1行目の命令文のみです。

最初に 半角スペース(空白) が入っているだけでもダメなので注意しましょう。


四則演算

この「print( )」は四則演算(+-×÷)などの計算もできます。

試しにやってみましょう。

print(1+2)

print(10-3)

print(3*4)

print(21/7)

▼ 実際の画面

正しい計算結果が出力された。

これは小学生でも簡単に理解できますよね。


※別の記事で詳しくまとめますが、
「3 * 4」は「3 × 4」,「21 / 7」は「21 ÷ 7」を表しています。

特に除算記号である「 ÷ 」は、
海外では殆ど使われていません。慣れましょう。


SyntaxError : invalid syntax

E R R O R .

今度は「print( )」の( )の中に
出力したいテキストを入れてみましょう。

例として「 Hello,World!! (こんにちは、世界) 」
というテキストを打ち込んでみます。

print(Hello,World!!)

▷ 実行 します。

すると、どうでしょう。

こんなふうにエラーになりませんか?👇

SyntaxError : invalid syntax

なんで?

( ) の中にただテキストを書き込めばそれで良さそうなもんですが、
なぜかエラーになってしまいます。

「 SyntaxError : invalid syntax 」というエラーが出ましたが、
これはどういう意味でしょう?

〔 SyntaxError : invalid syntax ( インヴァリッド・シンタックス ) 〕

  >> SyntaxError = 構文エラー
  >> invalid syntax = 無効な構文

つまり簡単に言えば「ちょっと何言ってるか分かんない
と言われてしまったってことです。

どうすれば解決するのでしょうか?


'Quotation'

=================================================
⚡️Python rule : テキストには "引用符(Quotation)" を付けよう!
=================================================

'Quotation'

>> Quotation = 'シングルクォーテーション'  /  "ダブルクォーテーション" 

テキストをプログラム内で扱う時には、
print( " あ " ) のように " 引用符 " を付けてあげる必要があります。

" 引用符 " を付けることによって、
その記述が " テキストだ と認識されます。

「 」1個目でテキストが始まると判断されます。
「 " 」同じ引用符がもう1個出てくると、テキストが終わりだと判断されます。


シングル ダブル " どちらのクォーテーションを使っても構いません。
ただし、print( あ ) のように " 異なる引用符 ' を混ぜては使えません。

print("Hello,World!!")

# >>> Hello,World!!

👆「print( " Hello,World!! )」このようにちゃんと " 同じ引用符 " を付けると、
エラーが起こらず正しく出力されます。

出力結果では 引用符 が消えている ところにも注目です。


"Quatation" in 'Quatation'

コンソール出力した時は引用符が消えてしまうようですが...

もしも、

>>> 月咬「プログラミングに必要なのは、"遊び心" です。」

このような " 引用符 " を含むテキスト を出力したい場合はどうすれば?

"  " だけ残したい。


👆そういう時は、こんな風にテキスト全体
使っていない方の ' 引用符 ' で囲んでやればOKです。

黄色の線で囲った シングルクォーテーション ' が、
テキスト全体を囲ってくれているので、
その中にある " ダブルクォーテーション テキストとして認識されます。

 '  ' は消えているが、"  " は残っている。

思い通りになりましたね。


comma,

comma,

print( 123 ) や print( 1+1 ) のように 数値 や 式 を出力するときは
" 引用符 " を付ける必要がありませんでした。

print( " おっぱい侍 " ) のように テキスト を出力したい時は 
" 引用符 " を付けなければならないことが分かったと思います。

ここで1つ気付いて欲しいことがあります。

👇この画像を見て下さい。

この計算...答えが全部「10.0」だ...。

そう。コンソール画面に出力されるのは、
あくまで 結果のみ なのです。

「 計算式 = 答え 」というような出力はしてくれません。

電卓もそうですよね。
計算式は省かれて答えだけが出力表示されます

何の計算結果??

これじゃあ
何かと何かを掛けた結果「10.0」が導き出されたのか
何かを何かで割った結果「10.0」になったのか
はたまた加算や減算をして「10.0」になったのか...皆目見当もつきません。

>>> 「 2.5 × 4 = ( 計算結果 ) です。」
>>> 「 100 ÷ 10 = ( 計算結果 ) です。」

こんな風に 計算式 も一緒に表示してくれなきゃ
プログラムを使うユーザーにとって不親切です。

そこで使うのが「, (comma)」です。


"text" , expression , "text"

計算式が "引用符の中にあると 計算式 も " ただのテキスト扱い " になってしまいます。

そこで、カンマ( , ) を使って、" テキスト " と 計算式 を 区切ってやりましょう。

print("2.5 × 4 ="2.5*4 , "です。")

# >>> 2.5 × 4 = 10.0 です。

print( "テキスト"  ,  計算式  ,  "テキスト" )

このような形になればいいわけです。

少し難しくしてみましょう。

例えば、同窓会があったとして...
40人 で食べに行ったお店のお勘定が 16万円 だったとしましょう。
40人 で割り勘をすると1人あたりの支払いはいくらになるでしょうか。

🟦青部分 = 数値 または 計算式

🟨黄色部分 = "テキスト"

▼ Console.

結構いい飯食ったんだな。

思い描いた通り、計算結果を自分で導き出さずとも、
式を書いただけで答えを出してくました。

さらに 計算結果 をテキスト中に当てはめてくれましたね。


練習問題

Q. 次の1~5のスクリプトは 何らかの誤り があるため、
実行しても思い通りの結果になりません。

思い通りの出力結果が得られるようにするためには
どう 修正 したら良いでしょうか?


1.「 Hello,World!! 」と出力したい。

print("Hello,World!!)


2.「 30 ÷ 3 × 5 」の計算結果を知りたい。

print("30÷3×5")


3.「 3 × ( 5 + 7 ) 」の計算結果を知りたい。

primt(3×(5+7=)


4.「 123 + 987 = ???? です。」
「 ???? 」の部分に式の計算結果が入るようにしたい。

print('123 + 987 = "????" です。')


5.「10万円を4人で山分けすると1人あたり????円もらえる。」
「????」の部分に計算結果が表示されるようにしたい。

print("1000万円を4人で山分けすると1人あたり"100000/4"円もらえる。")



解答

1.テキスト末尾の引用符を書き忘れている。

print("Hello,World!!)

print("Hello,World!!")


2.計算式には引用符を付けてはならない。
「×」は「*」、「÷」は「/」で記述しなければならない。

print("30÷3×5")

print(30/3*5)


3.「print」のスペルミスと、計算式(5+7)の閉じ括弧が欠けている。
「=」の記述は必要ない。

primt(3*(5+7=)

print(3*(5+7))


4.「????」ではなく計算式を書かなければならない。
テキストと計算式をカンマ( , )で区切っていない。

print('123 + 987 = "????" です。')

print("123 + 987 ="123+987 , "です。")


5.テキストと計算式をカンマ( , )で区切っていない。

print("10万円を4人で山分けすると1人あたり"100000/4"円もらえる。")

print("10万円を4人で山分けすると1人あたり" , 100000/4 , "円もらえる。")




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?