見出し画像

🔶ウガンダ現地レポート🔶ー研修を通してみんなでスキルアップしたママたちー

2022年の1月から実施してきたSHINE事業3期。HIV陽性のシングルマザーたちの生計向上と栄養改善のため、在来種野菜の栽培支援を届けてきました。

今回は2月に行われた農業研修の様子をお伝えします。

農業研修は2月26・27日の2日間に実施され、1日目はこれまで実施してきた研修の振り返りを行い、2日目はママたちから要望の声が高かった堆肥の作り方の実地実習を行いました。

研修1日目 講義編

研修講師のジョンソンさんは、農業局に勤めています。SHINE事業での農業に関する研修はジョンソンさんが講師を担当してくれています。

1日目の農業研修は講義方式で行われました。

まずは、種まきから収穫までの1年間の農業計画をみんなでおさらいをします。

スケジュール通りに野菜を育てることへの強みを質問してみると、
「収穫量が増え、栄養ある野菜をしっかり食べることができるから、より健康になる。」
「害虫対策ができる。」などの回答が得られました。

対話型で進められている研修の様子

他にも研修では、良い土づくりや、植物と作物の違い、作物を作るために必要となる要素、ペストコントロール、オーガニックな肥料・農薬の作り方について復習を行いました。

SHINE事業はグループ農業を行っているので、最後にグループに分かれて今後の農業計画を作成しました。

グループごとに計画を立てている様子

研修2日目 実習編

研修2日目にはジョンソンと相談し、参加者からの希望が多かった「堆肥の作り方」を実地実習で学びました。

ママたちはコンポスト用の穴を掘り、灰・バナナの葉・ヤギのフン・土・水を混ぜて作る手順を実践。

ジョンソンさんからは堆肥をつくるのに温度管理が重要で、木の枝をサーモグラフィ代わりにして測り、2~3週間程度で熟成されたら次の穴に移動させること、3つ目の穴で完成するという説明がありました。

堆肥の作り方は座学で学んだ内容でもあったので、うなずきながら説明を聞き、ところどころ質問する様子が見られました。

高度な質問に対しても具体的に答えることができ、2年間の事業を経てママたちの成長を感じる2日間となりました。

コンポストづくり。灰を撒き、乾燥させたバナナの葉をかぶせる


事業で学んだことを生かして、ママたちがたくましく生活していく未来が期待できますね。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをお申し込みいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

ご支援はこちらから▼


マンスリーサポーター募集キャンペーン - PLAS(プラス)|アフリカの子どもを支える国際協力NGO (plas-aids.org)

いただいたご支援(サポート)は、PLASの活動を通じてケニアとウガンダのエイズ孤児支援のために使わせていただきます。