#10 未来への選択肢を子どもたちに届けたい
ーーさまざまなかたちでPLASを応援する人たちの声をお届けします。PLASの魅力や「応援してよかった」と感じるエピソード、アフリカでの活動によせる期待をサポーターのみなさんに聴きました。
はじめまして。PLASのマンスリーサポーター、松田 裕美です。
以前はPLASのプロボノチームにグラフィック/WEBデザイナーとしても参加していました。
世界への扉を開こうとした20代
私は以前から途上国の子ども支援に関心がありました。
きっかけは、さまざまな壁にぶち当たって悩み苦しんでいた20代の頃に観た、アジアのとある国のドキュメンタリー。
親を亡くし、ストリートチルドレンとなった子どもたちが、道に落ちているもの拾って食べたり、物乞いをしたりして必死に生きている姿を映していました。
その光景を見て、心を打たれました。
私は日本で何不自由なく、あたりまえに教育を受け、そのなかで悩み苦しんでいるけれど、「この子たちはまず生き抜くことからなんだ」と、自分の悩みの小ささに気づかされました。
それからは、「もっと視野を広げて、世界にも視点をむけよう」と、ワーキングホリデー制度でオーストラリアとカナダで働くことに。
日本に帰国する直前には、ずっと行ってみたかったケニアに立ち寄りました。
孤児院の子どもたちが置かれた現状を知りたくて、単身で首都ナイロビからキシーという村を訪問したのです
(写真)滞在した村の風景
ケニアの小さな村でみた、忘れられない光景
そこで垣間みた光景は、今でも忘れられません。
HIVと共に生きる大人や子どもたち、エイズで親を亡くした孤児たちが数多く暮らしていて、村民たちが支えあいながら、なんとかその日を生きていました。
HIVの治療薬をもらうために舗装されていない道を何時間も歩いて向かう診療所、果てしなく遠い学校(HIV陽性の子どもにとっては長距離を歩くのは体力的にも過酷です)。そして、電気や水道もない暮らし・・・生きるのが精いっぱいな環境でした。
そんななか、「将来はお医者さんやナースになりたい」と語る子どもたちがいました。「病気で苦しんでいる人を治してあげたいから」と。
そこには、生きるのが精いっぱいな状況のはずなのに、他者のためを思う気持ちが溢れていました。
(写真)ケニアで出会った子どもたち
「私に、できることはないか?」
日本に帰国してから、途上国で活動するさまざまなNGOの説明会に参加し、そのなかでも、PLASの透明性の高さと、創設メンバーたちの情熱に共感しました。
グラフィック/WEBデザイナーとしての自分のスキルを活かして、何かお手伝いできないかと声をかけたところ、快く迎えてくれたのです。
(写真)PLASのメンバーとしてイベントに参加
サポーターになって7年、PLASの魅力とは
PLASの良いところは、親近感をもって参加できるところと、寄付金の透明性の高さです。
丁寧な収支報告からは、限られた資金を効果的に使う姿勢や、寄付金が有効に使われていることを感じます。
また、インターン生が活躍しているのもPLASならでは。「チャリティオークション」などを主導する姿は、こちらも応援したくなります。
(写真)国際協力のイベントで活動を伝えるインターン生たち
サポーターと二人三脚でつくる活動
大きくて知名度の高いNGOでは、細かな活動を直接スタッフに聞くことが難しかったり、寄付をしておしまいになりがちですが、PLASは「一緒になってサポートできる喜び」を感じられます。
支援者からの質問や提案・アイデアも歓迎してくれ、和やかにコミュニケーションできる団体なので、私にとっては、忙しい日々のなかで、心の豊かさを感じられるつながりです。
プロフィール
松田 裕美(まつだ ひろみ)
子どもの頃から体を動かすことが大好きで、大人になってからダンサーを目指しテーマパークのダンサーに。その後2008~2010年にワーキングホリデーで海外生活にを経験。帰国後、人生で一度やってみたかったカフェバーの開業にも挑戦、現在は企業でWEBデザイナーの仕事をしています。
チャレンジ精神と経験することを人生の中で大切にしています。
全ての子どもたちにも彼らが望む色々な機会に恵まれてほしいと思っています。
PLASではマンスリーサポーターを募集しています
月々1,000円(1日33円)からPLASのアフリカでの活動を支えていただく仲間を募集しています。
詳細・ご入会方法はこちらからご覧ください。
いただいたご支援(サポート)は、PLASの活動を通じてケニアとウガンダのエイズ孤児支援のために使わせていただきます。