見出し画像

大阪ステーションシティシネマで小津安二郎監督作品『宗方姉妹』を観た。

大阪駅直結の映画館。
ノースゲートビルの11階にある。いわゆる「LUCUA」の上にある映画館。
大阪ステーションシティシネマ。
ここの映画館の名前がなかなか正確に覚えられない。
ついつい喋っていて『ステーションシネマ』とか『ステーションシネマ梅田』とか言ってしまう。そもそも「大阪ステーションシティ」という施設名自体が耳馴染みがないのだ。
自分は大阪駅を毎日通勤で使っているけど、「大阪ステーションシティ」という名刺を意識したことがない。たぶん、ほとんどの人がそうだと思う。

さて、この間、午前十時の映画祭で『小早川家の秋』をトーホーシネマズなんばで観て、続いて『宗方姉妹』がこの大阪ステーションシティシネマでやっているので観てきた。

1950年の製作。小津安二郎監督作である。
映像は時々酷い状態のものはあるが音響は良かった。
主人公は田中絹代と高峰秀子。高峰秀子が舌を出す仕草を連発するのだが、ちょっと微妙。
カメラが動くシーンが二か所くらいあったかも。
あと、山村聰演じる夫が妻である田中絹代を何発もビンタするというシーンがある。これにはびっくりした。
大佛次郎の小説が原作らしいのだが、まあ、不思議な映画だった。
セリフとして『新しいものはいつになっても古びないもの』というのが2回出てくる。
たぶん小津安二郎はこれを映画で言いたかったんだろうと思う。原作に出てくるのかどうかは知らないけど。
ロケ地として薬師寺が出てくる。そして、猫映画でもある。