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『キングメーカー 大統領を作った男』を観た 2022年8月13日(土)

シネマート心斎橋で「キングメーカー 大統領を作った男』を観てきた。

1961年。韓国東北部の江原道で小さな薬局を営むソ・チャンデは、世の中を変えたいという思いから野党の新民党に所属するキム・ウンボムに肩入れし、ウンボムの選挙事務所を訪ねて、選挙に勝つための戦略を提案する。その結果、ウンボムは補欠選挙で初当選を果たし、63年の国会議員選挙では地元で対立候補を破り、新進気鋭の議員として注目を集めるようになる。その後もチャンデは影の参謀として活躍するが、勝利のためには手段を選ばないチャンデに、理想家肌のウンボムは次第に理念の違いを感じるようになり……。(映画.comより)

『キングメーカー 大統領を作った男』は比較的わかりやすく作られた政治劇・選挙ドラマなのだが、『KCIA南山の部長たち』や『1987、ある闘いの真実』などの現代韓国の政治史的な映画を観ていたからスッと入ってくることができたのかも。
あと、これは日本映画だけど『KT』とか。

印象的だったのは照明。主人公が大統領候補の「影」ということもあり、陰影をつけた撮影がうまく効果を出していたように思う。

脇役ではKCIA情報部長役の人(ラバーガールの大水洋介に似ていている)が良かった。

『キングメーカー 大統領を作った男』は選挙という視点から見ると構造的にドラマ『サバイバー:60日間の大統領』に近い。
聖人君主な主君と手練れの参謀という構図。

で、結局一番印象に残ったのはイ・ソンギュンの声。
たぶん世界一ええ声。