原子を「見た」思い出から:科学実験の体験的な側面 | 山本康介
信じたいことの延長線上に、科学がないとき 今年のゴールデンウイークは、引きこもって(iPadの使用時間を見てぞっとするほど)ゲームや動画を楽しむ時間になった。Netflixのおすすめで、「ビハインド・ザ・カーブ―地球平面説―」を見たのがこの後の文章を書いてみるきっかけになった。これは1時間半ほどのドキュメンタリー映画で、地球が平面であるという説を提唱するコミュニティに密着したものだ。なぜその人たちは地球平面説を信じるようになったのかをインタビューで追いつつ、それに対する物理学