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SESのこと

こんにちは、鶴田です。
写真は原宿駅付近の行列です。

今回はSESってこういう利用方法があるよね、という話を書いていきます。
これからのキャリアに悩む方にとって有益な情報になれば嬉しいです。

とあるエンジニアの話

先日、とあるシステム開発企業で働くエンジニアの方から「自社の研修制度に不満がある」という話を聞いた。
エンジニア歴は4〜5年になるけど、更に自分のスキルを伸ばしたい、新たな領域に挑戦したいとなった時、それを後押しする研修制度が無いとのこと。 

未経験者の研修の内容は、初歩的な資格取得や基礎勉強等になるため制度化しやすい。

でもこれが経験者となるとどうだろう?

一人一人違う経歴や経験を持つエンジニアに対して、全員が満足できる支援制度を用意することは、よほど余裕のある企業でない限り難しい。

うちの会社にも、講座費用や受験費用の支給等の資格取得支援制度はあるけれど、それで足りているとは正直思わない。エンジニアとしての本当の成長を考えると勉強だけでは限界があるし、やっぱり物をいうのは実務経験だろう。

SESは使い方次第

・専門性のある現場で技術を磨き自分の価値を高めたい
・特定の言語の経験を積んできたが、将来性のある新しい言語にチャレンジしたい

エンジニアをやっているとこういうことを考える機会って多いはず。そんな時こそ、SESは上手く使えると僕は思う。

SESという仕組みは本来、エンジニア自身がやりたい案件を選ぶことができる(少なくともうちはそうです)。
そう考えると、オペレータの経験を活かしてもう少し技術寄りな運用保守へ、Javaの開発経験を活かしてアプリ開発へ、というようなステップアップや方向転換がSESには現実的な選択肢として結構ある。

こういう案件選択をしていけば、思ったように自分の技術力を高めやすいはず。実務経験の中で方向転換ができるというのは結構なメリットですよね。

 ちなみにその後は、やりがいのある案件を持っているSES企業に残るのも良し、転職するも良し。僕自身、SES企業で色々な経験をしてから独立しました。

そんな風に仕組みを利用して自分を高めるという考え方はすごく重要だと思っていて、そこを理解する企業が増えれば、SESというビジネスがエンジニアにとっても企業にとっても意味のあるものとして発展していくんじゃないかな。

これからSESの会社に転職したいと思っている人へ

会社の選び方。これが本当に大事!
会社が特定の案件に注力している場合、エンジニアの希望よりそちらの都合が優先されることもある。

会社の方針はそれぞれなので、自分で案件を選びたい方はしっかり面接の際に確認することをオススメします。

あと、そもそも転職自体になんとなくハードルを感じてしまう人って多いと思う。
たくさん転職すると履歴書が汚くなるとか言ったりもするし。でも、ちゃんと経緯を説明できれば全然いいじゃんと思ってます。

仕事柄、様々な経歴のエンジニアにお会いしますが、しっかり考えて計画的に転職してる人は転職回数が多くても、むしろ魅力的に感じることが多いです。

転職をやみくもに恐れないで、目的を持って自分を高めるための手段だと捉えられるようになれば自ずとハードルは下がっているものなのではないでしょうか。

最後に

ということで色々言われるSESも、使い方次第でオススメですよって話でした。

僕はSESが良い仕組みだと思ってやってきているので、SESはなんか抵抗あるなあって人がこの文章を読んだ時に、SESもアリかもと少しでも思ってくれれば嬉しいです。Planet Nineもアリかもと思ってくれる人がいたらさらに嬉しいです。

それではまた!

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