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小道具◇こん棒

こん棒です。
こん棒て。さすがに私も作ったことがありません。
取り敢えず気分をRPGの武器屋にシフトチェンジしてとりかかります。
今回こん棒を持つのは小柄な女性の役者です。
なので、あんまり大きくするとバランスが悪いかなと思うので、ちょっとスリムな形を目指したいと思います。
(この作り方、割と簡単でコストも安くはあるのですがやたら時間がかかるので急ぎの場合はやめといた方がいいです)
仕上がりは軽く、丈夫です。振り回しても大丈夫。

材料

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発泡スチロール(今回は厚さ3センチ)、芯になる木の棒、ガーゼ、木工用ボンド。
あとはお好きな色の水性アクリル塗料です(私はネオカラー使ってます)。

(今回は前に買っておいたガーゼを使いましたが、皆がマスクを作るので必要な方が医療用ガーゼが買えないという記事をSNSで読んだ気がします。ソースがちょっとわからないのですが、絶対にこの作り方でないと…というわけでもないので、周囲の在庫状況に合わせて材料を考えていただけると良いかと思います。)

作り方

こん棒……?こん棒ってなんだ……?
という気持ちで発泡スチロールに出来上がりの大きさをなんとなく書き込みました。
現実に見たことないものを作るのは面白くもありますが、それっぽく作るのは難しいですね。
芯になる木も出来上がりの長さに切っておきます。

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発泡スチロールを2枚切り出します。
どうせあとから削るので、少し大きめで良いです。

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こんなので全然大丈夫。
で、芯の木を埋めていきたい。
スチロールの厚さや、作りたい出来上がりの大きさにもよりますが、今回は木の周囲に発泡スチロールを足すことで埋めました。
まぁ、中心削るのも面倒だしね。

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埋めました。
左上、足りてないですね。あとから足しました。
木工用ボンドで貼ればいいんですが、私は乾く時間を待つのが大嫌いなので、両面テープで貼ります。
両面テープを使う場合は出来るだけスチロールカッターの刃が通らないところにテープを貼る方が良いかと思います。テープがあるところを切るとベタベタになるよ。
そして、もう一枚の発泡スチロールも合体です。

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こんな感じ。
さあ、これで土台は出来ました。
あとはこん棒を目指してひたすら、ただひたすら削っていきます。

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角を取る感じで。

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ひたすらに削ります。
こんな程度かな。上にガーゼを貼るので、表面はめちゃくちゃ綺麗じゃなくても大丈夫です。

形が出来たら次の段階に。
ガーゼと木工用ボンドとバケツを用意します。

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木工用ボンドを水で溶きます(洗濯のりでやったらどうなるんだろう、と思っていますが私は試したことがないです)。
水とボンドの比、正しい量があるなら私も知りたいのですが適当です。シャバシャバになるくらい。

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これにガーゼを浸します。
今回は3メートルくらい使ったんですが、もうちょっと長くても良かったなってあとから後悔しました。

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こんな感じ。全体がきちんと浸かって染み込むように。

あとは、先ほど作った発泡スチロールのこん棒に巻いていきます。
ここからの作業、手がベタベタになるので途中経過を写真に撮れませんでした。
一旦、ピッタリと綺麗に包むように巻き、二周目はガーゼをクシュクシュしながら木の蔦が絡まっているような感じで巻いていきます。

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これがなかなか乾かない。
数日かけてしっかり乾かします。
次は着色です。

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とりあえず一回塗りました。
が、これ、ほぼ100%一回塗りでは無理です。
塗った瞬間は綺麗でも、発泡スチロールとガーゼという性質上、下の白い部分が透ける部分が出てきます。
二度塗り、三度塗りは覚悟してください。
あと、乾くにも割と時間がかかります。

色を調整しながら、気に入るまで塗ってください。

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もしかしたらもう一回くらい塗るかもしれませんが、こんな感じになります。

完成です。
持つところに布を巻いたり、役者さんが大柄な方なら先端をもっと太く大きくしてもいいかもしれません。

ではでは。

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