経営者として、片貝社長は最善策を取ったと思うのは私だけ?@信州ブレイブウォリアーズ
信州ブレイブウォリアーズがB1ライセンスを獲得できなかった。
多くのブースター(ファン)が悲しんだと思います。
そして、この矛先は片貝雅彦社長に。なぜ、11月末時点で受理されなかったにも関わらず、それを公表しなかったのかと。
しかしながら、意図的であれ、そうでないであれ、片貝社長の行動は最善策だったと考えています。
B1上がれないけど、バスケ見に来てね!って言って誰が来る?
意図的かどうかはともかくとして、仮に不受理である事を選手やブースター、関係者に伝えたらどうなっていたでしょうか。
・選手のモチベーションに影響を及ぼし
・応援するブースターは減少
・スポンサーの増加は見込められない
・5000人アリーナは受け入れてもらえない
・観戦者が減り、スポンサーも増えなければ、負債は減らない
負のスパイラルが続き、B2ライセンスさえ取得できなかったかもしれません。
そう。
あの時、不受理だと伝えるべきではなかったのです。
「お情け処置」に可能性はあったと推測
B1ライセンス、ルールは規定どおりですが、翌シーズンを見越した処置もあります。
いうならば「お情け処置」。
このお情け処置により、ライセンスを取得しているチームがあります。
例えばアルバルク東京。現時点ではアリーナの収容人数をクリアできていません。
また、昨シーズンは福岡や島根で債務超過がありました。
なお、債務超過のルールは今年度から適用されました。
つまり・・・
「昨シーズン末時点で債務超過のチームは絶対にライセンスを取得できないというルール」という事です。
言葉を選ばす言い換えれば、「昨シーズン末時点で、債務超過のチームは今シーズンを棒に振れ」というルールとも言えます。
もちろん、そんな横暴な事は、今までお情け処置も考慮していたB.LEAGUE側も求めていないと思います。
そのため、お情け処置に可能性があったと推測できます。
伝えなかったことの実績
お情け処置の可能性があった以上、そしてその可能性を片貝社長が認識して可能性に賭けていた以上、「ブースターを騙していたわけではない」と推測できます。
さらに、結果的には
・平均1500人動員の実績
・5000人のアリーナ確保
・債務超過解消の資金(おそらくスポンサー)
を達成しました。
仮に、不受理であった事をそのまま伝えていたら1つも達成できなかったのは見込めます。
いろんな報道が流れてますが、可能性を求め、6月時点の債務超過以外で、昇格条件をクリアしました。
この片貝社長が取った行為は最も良い方法と考えます。
そして、進退を覚悟した上での行動に見受けられます。
むしろ信州をスポーツで熱くするために推進する姿勢に感銘すら覚えます。
この状況を静観していた人間。放置したのはなぜか
さて、各メディアで信州ブレイブウォリアーズのB1報道がある中
債務超過の点を知っていたBリーグをはじめ、ホームタウン千曲市、報道機関、企業など、昨シーズンの財政状況を知っていたスタークホルダーは
なぜ、静観していたのでしょうか。
おそらくbリーグはお情け処置の可能性があるためでしょう。果たして、他は…。
こればっかりは、私もわかりません。
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