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1987年 新卒サラリーマンの備忘録 Memorandum for new employees Vol.2 卒論のはなし

卒論を書いたのが、たぶん、1986年の夏過ぎだったと思う。当時の、卒論テーマ 今も忘れない 『外資 ファーストフードの進出のに伴う、わが国外食産業の変化』というものだった。

当時、ちまたには、ファミレスが定着し、その分野は、コーヒーショップから、中華、和食、イタリアンへと展開が広がった時期だった。いくつかの純国産企業も大々的に展開をしていた中で、そのきっかけを作った、ハンバーガーショップとコーヒレストランの研究と、それに対抗した、本邦資本の企業たちの動向を追いながらも、結論は、全く別のところに落とし込むものだった。この、論文、何が良いのか悪いのか、当時の担当教授預かりとなり、私の手元に戻されたののは、卒業して10年を経た頃で、きちんと製本されて戻ってきた。そんな事はさておき、その結論は、今の世に皮肉の如く、繁栄されていた。

そして、さらに皮肉なことに、その結論は、題材となった、外食産業だけではなく、他産業においても通じるものだった。 当時、そうなって欲しいという希望があったのかどうか、定かではない。自分のことだが、当時の気持ちは忘れてしまっている。

論文は、それこそ、仕入れ、セントラルキチン、冷凍技術、にはじまり、固定費はもちろん、変動する費用、人件費、教育、多義に分析してみた挙句の末。

外食は、どう考えても、五感に作用するビジネスであり、至福 快適 納得 妥協 が需要に影響してしまうし、同じモノ、同じ値段でも、提供する人により、売り上げは大幅にかわり、かつ、イレギュラーケースではなく、極めて日常的に、生業店においては、主の人柄だけで、売り上げも利益も、経営の存続レベルで変化する、そんな産業だということ。なので、結論として、生業店は、どんなことがあっても、外資どころか王手の資本に、駆逐され尽くすことはなく、内容は変わっても、外食産業全体の総生産における一定割合を崩すことはない。ということ、効率だけの大規模化、平準化は、広く受け入れられ急成長するが、いつか、価格競争の煽りを受けて、潰しあういが発生し、業界再王手は、常に入れ替わる。そして、値段に関係のない、超高級店は存在し続ける。一方で、中規模展開で、中間価格帯の中レベルの外食店は、完全に消える。これが、当時の内容。

さて、2020年 コロナの世の中 ここからは???

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豊海にある冷凍倉庫の会社が経営する海鮮丼 安くて美味しい 目の前の景色は、今はオリンピック選手村になっている。 タイトル写真もここで・・

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間違いなく、おいしく 強い庶民の味方の焼き鳥チェーン居酒屋

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パブ Fish&Chips

#卒論 #生業 #外食 #焼き鳥 #Fish &Chips #海鮮丼  

逆に考えれば、生業飲食店は、今、狙えるビジネスであり、かつ、柔軟に世の中で対応が可能な業態だといえる。そこに、求められるのは、最低限の経営センスと人柄、そして人様の口に入るものを作ることができる能力ということになる。この、低くはないハードルは、私の経験から言えば、低きは無いものの、会社の中で、一定以上出世することに比したら、可能性はむしろこちらンの方が高い そんな気がしている。気取らない店を、できれば週に複数回利用してもらえる店を・・・ そして、会話と交換が行われる空間をつくることだと。業種よりも、むしろそちらの方が大切 

【避けるべきこと】 ランチだけ忙しい 夜しか商売にならない 

【理想】 11時ごろから、19時ごろまで だらだら客が来る ご飯の店

     ある程度のメニューと 材料の共有 

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