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ラオスのお正月はあつい!「ピーマイ / Pi Mai(水かけ祭り)」

プラン・インターナショナルプログラム部の水上です。
2023年3月下旬より、ラオスの首都ビエンチャンに駐在しています。

赴任して早1カ月。唐辛子をふんだんに使っているラオス料理を食べるたびに、腹痛に襲われるという想定外の事態が!今は、辛い物を避けながら、徐々にラオスの食べ物に慣れるように腸を鍛える毎日です。

ラオスの一年で最も大切なお祝い

4月のビエンチャンの気温は一年で一番暑く、最高気温が38-40度まで上がる日も。そんな暑さが激しい4月の中旬にあるのが、ラオスのお正月「ピーマイ / Pi Mai(水かけ祭り)」。職場でも、ピーマイのお祝いは一年でもっとも大切な日だそうで、職員総出で祝います。

職場の駐車場が様変わり!この時期多くの人がアロハシャツを着用 ©Plan International

白い糸を手首に巻きあい幸福を祈る「バーシー」

水をかける前に行われるのが、ラオスのもっとも有名な文化的儀礼である「バーシー」

バーシーの起源は、仏教伝来以前の精霊信仰またはバラモン教にあるといわれています。「悪いものが去り、良いものが入りますように」「体から離れている魂があれば戻ってきますように」といいながら白い木綿糸を手首に巻き合います。糸の真ん中の結び目は「コートクワン/魂の結び目」といわれるそう。

「ラオスの基礎知識」山田紀彦・著(2018年、めこん社)
▲糸を手首に擦りながら、おまじないをかける ©Plan International

今日だけは無礼講!?同僚たちで水をかけあう

その後、大音量でラオス音楽をかけ(日本の懐かしの昭和の歌謡曲や盆踊りの音楽に似ていると思います) 、水をホースで掛け合い、歌ったり踊ったりの大騒ぎ。ラオスは比較的年功序列な社会だと感じていたのですが、年齢層の高い職員も、若手職員と一緒になってビニールプールに入り、水をかけあって、この日ばかりは、年齢関係なく一同はしゃいでいました。

昔は、この白い粉はお正月のお化粧や強い日差しから顔を守るためだったそう(同僚談)
©Plan International

ラオスの人たちはこんなふうにみんなでワイワイと楽しい時間を過ごすのが大好きだそう。到着まもないタイミングで、ラオス人の陽気さに囲まれて、思いっきり混じって楽しめてよかったなと、ほっと一息です。