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極彩色の京都

"私の写真はどれも濃厚な極彩色の写真で、そんな色味の京都の写真集はまだ見たことがない、それをぜひ印刷で表現してみたいと言って頂きました"2021年発刊の本書は京都出身のSNS注目フォトグラファー"うさだだぬき"が描き出す京都の静寂に包まれた美しき春夏秋冬。

個人的にもTwitterにアップされている"うさだだぬき"こと稲田大樹の写真を日々拝見していたので、今回初出版という事もあり喜んで手にとりました。

さて、そんな本書は『写真集』という事で、春の『蹴上インクライン』から始まり、雪の『美山かやぶきの里』まで、京都市内はもちろん京都府全域の有名スポットから穴場までの無人の風景が春夏秋冬にわけて108ヶ所。場所の簡単な説明と共に収録されているわけですが。

まず単純に世界中の観光客がスマホ片手に、また有名無名のフォトグラファーがこぞって美しい写真を撮ろうと『撮影してきた、している京都』ですが。そんな中でも【差が出せて支持される】という事実がシンプルに凄いな!とあらためて思いました。(素人目でも色彩はもちろん、構図にも圧倒的なセンスを感じます)

また、後書きによると、これまでは撮影地はSNSにアップする際に『基本的には極力書かないようにしてきた』らしいですが、今回の出版を機に『実際に訪れてほしい』と全ての撮影地が明記されているのも、私の様な【京都素人からすれば有り難く】さっそく、本書片手に訪れてみようと思いました。

京都好きはもちろん、全国の風景写真好きな方にもオススメ。

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