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びわっこ自転車旅行記 淡路島・佐渡島編

"今回の三姉妹の自転車旅行の舞台は新潟・佐渡島 三姉妹は人生初の自転車のイベントに参加する事にしたのだ。"2018年発刊の本書は、作者の実体験がリアルに反映された休日自転車旅シリーズ漫画の佐渡島・淡路島編。

個人的にはコロナ禍で、密を避けるためや運動不足解消のために今年から始めた新たな趣味『折りたたみ自転車による輪行』の参考に手にとりました。

さて、そんな本書は一応はシリーズものですが、どこから読んでも大丈夫な【1話完結型】の作品として。本書では西東京でそれぞれ社会人として働く三姉妹が毎回、作戦会議をしては『一泊二日程度の休み』で一緒に訪れることのできる場所として【佐渡島(半周)、淡路島(一周)にチャレンジ】していくわけですが。

可愛らしいタッチの女の子達のイラストから本書の内容は一見ゆるそうにみえますが【旅すること"走ること"に関してはストイック】で、またスケジュールの組み立てや準備、現地までの移動。そして道中で起きる出来事は【日常的なリアルさ】に溢れていて、にわか自転車乗りとして毎週末日帰りサイクリングをしている私としては次の"手が届くステップ"として、具体的に【役立つ情報に溢れていて】勉強になりました。

また、自転車に限らずですが。バイクやクルマといった乗り物をテーマにした作品では、とかくスピードや順位を競い合う内容のものが多いように感じますが(それはそれとして)本作の三姉妹は【互いのペースで走りながら】"仕事みたいに塾考にはならないからとても心地いいし、想定外の出来事とかもあるから いい刺激になるんだ"と【走ること、それ自体を純粋に楽しんでいる】のがとても魅力的で。強く共感を覚えました。(スマホに安易に頼ろうとしないのも好印象)

週末自転車旅。50キロ〜100キロ程度走るのが好き、走ろうとしている人へ。またシンプルに『走ること』それ自体の魅力を感じたい人にもオススメ。

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