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1日1冊オススメ本レビュー

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ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
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#読書日記

本は読めないものだから心配するな

"本には『冊』という単位はない。とりあえず、これを読書の原則の第一条とする。本は物質的に…

ドストエフスキイ その生涯と作品

"私達が歴史の大きな流れをすこし注意して眺めてみれば、二十年くらいを周期として、ドストエ…

方法序説

"しかしそのすぐ後で、次のことに気がついた。すなわち、このようにすべてを偽と考えようとす…

スノウ・クラッシュ〔新版〕上下

"あんたは本当に頭の切れるハッカーで、世界最強の剣士だわーなのにあんたはピザを配達して、…

虚航船団

"まずコンパスが登場する。彼は気がくるっていた。針のつけ根がゆるんでいたので完全な円は描…

常識のない喫茶店

"わたしは小さな喫茶店で働いている。ここでは世間の常識など通用しない。働いている者がルー…

どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか

"彼らの価値観はブレず、その言葉は(中略)なお色あせない。理由は、二人が『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』と、その人生を『逆算』して捉えているから。"2011年発刊の本書は下ネタやダジャレの中に珠玉の言葉がキラリと光る、人生を楽しむ達人2人による対談集。 個人的には京都、大山崎山荘美術館開館25周年記念として開催されていた『みうらじゅん マイ遺品展』で、あらためてファンとして氏の凄さを実感し、また【自身の年齢、コロナ禍の心境に響くタイトル】に惹かれて手にと

平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

"祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれ…

ガケ書房の頃 完全版 ――そしてホホホ座へ

"僕は本屋は勝者のための空間ではなく、敗者のための空間なんじゃないかと思っている。誰でも…

モダン建築の京都100

"京都は、建築を巡りながら日本の近代化の過程を肌で感じることができる大変興味深い都市なの…

桜の園

"この園のすばらしいところはただ、これがたいへん大きいということだけです。桜実は二年に一…

熱帯

"『あなたは何もご存知ない』彼女は指を立てて静かに言った。『この本は最後まで読んだ人間は…

読書案内―世界文学

"次の言葉を引用して、この『はしがき』をおえるとしよう。『読書をしないような連中は、考え…

知的複眼思考法

"『自分で考えろ』というのはやさしい。『自分で考える力を身につけよう』というだけなら、誰にでもいえる。そういって考える力がつくと思っている人々は、どれだけ考える力を持っているのか。"1996年発刊の本書はリテラシー力を日々問われるSNS時代に生きる私達にロジカルシンキングを教えてくれる良書。 個人的には、まさに周囲の人に『自分の力で考えろ』と安易かつ漠然と言ってしまっている事への反省と【どうやって身につけるか】を代わりに相手に具体的に伝えてくれる良書を捜す中で本書を手にとり