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1日1冊オススメ本レビュー

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ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
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2023年5月の記事一覧

手仕事の日本

"貴方がたはとくと考えられたことがあるでしょうか、今も日本が素晴らしい手仕事の国であると…

ドルジュル伯の舞踏会

"彼女はこの無惨なセリフを聞いて、屋根から落ちるように倒れた。そして、そっと枕に顔を沈め…

編集者の読書論

"本書で私が何度も強調したのは、編集者という概念が、日本では、正確に確立されていないとい…

サッカー監督という仕事

"サッカーが好きで好きでたまらず、そのメカニズムの解明に没頭するのがサッカーコーチの性分…

負ける技術

"いわゆる『負けるが勝ち』の推奨であるが『二度と立ち上がれないほどの惨敗を喫すれば、二度…

ゴジラ

"世界各国は、いっしょうけんめい、原・水爆使用反対の、もうれつな運動をおこしております。…

ステパンチコヴォ村とその住人

"フォマー・フォミッチは、おじを頭のてっぺんから足の爪先までじろじろねめ回した『これは驚いた。あなたは私の話に、こうシステマチックに横槍を入れたがりますな、大佐』"1859年発表の本書は著者前期の知られざる傑作、農村を舞台にした二日間のドタバタ喜劇。 ⁡ 個人的には著者の作品は後期の五大長篇『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』はもちろん、何冊も手にしてきましたが。本書は未読だったので手にとりました。 ⁡ さて、そんな本書は文壇の寵児としてデビューするも、

デーミアン

"自分のことを、人間とはなにかということを知っている者だなどと言う気はさらさらない。ぼく…

短歌タイムカプセル

"生徒たちの小遣いで買える短歌の本をつくりたい。できれば一冊で、たくさんの歌人に触れるこ…

お探し物は図書室まで

"ついたてとL字形カウンターの間に埋まるようにして、司書さんがいた。ものすごく.....ものす…

レモンと殺人鬼

"身に降りかかった災難に合理的な説明はつけられない。だが、乱れた心を不思議と納得させられ…

感情教育

"一瞬、まぼろしがたち現れたのかと思った。その女性はベンチの中央にひとり腰をおろしていた…

君たちのための自由論

"サコ先生も僕も『管理する側』から見たら、とても手に負えない人たちだと思います。それは僕…

ラーメン再遊記 1

"かくして俺にとっては万々歳の状況になった。なのに....いつの頃からか、どういうわけか....何もかも無性に虚しくなってしまった...."2020年発刊の本書は数々の名言で知られる『ラーメンハゲ』こと芹沢達也の復活を描くシリーズ第一弾。 ⁡ 個人的にはラーメン好き中年ビジネスパーソンの1人として芹沢に『勝手な親近感』を覚えていることから手にとりました。 ⁡ さて、そんな本書は『ニューウェイブ系ラーメン界のカリスマ』として伝説的な存在になり、 自身の経営する『らあめん清流房』