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1日1冊オススメ本レビュー

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ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
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2019年9月の記事一覧

ある奴隷少女に起こった出来事

"読者よ、わたしが語るこの物語は小説ではないことを、はっきりと言明いたします。わたしの人…

アリスの国の不思議なお料理

"ページを超えて、キャロル自身の想像力にほど遠くない世界、そんな次元でアリスの冒険を自分…

四畳半神話体系

"樋口師匠が『闇鍋』を提案した。たとえ闇の中であっても鍋から的確に意中の具をつまみだせる…

タイム・マシン

"ぼくらが時間の中を動けない、というのは誤解なんだ。たとえば、過去のできごとを鮮明に思い…

十五少年漂流記

"しかし、少年諸君は、よくおぼえていただきたい。どんなに危険な状態におちいっても、秩序と…

うたかたの日々

"大切なことは二つだけ。どんな流儀であれ、きれいな女の子相手の恋愛。そしてニューオリンズ…

本屋がアジアをつなぐ

"僕は『本屋』という言葉を、『書店』と区別して使っている。『書店』は書籍や雑誌を売っている小売店。『本屋』は(中略)その仕事に就くことが宿命であったかのような人に対する呼称としている。"2019年発刊、新聞連載『本屋がアジアをつなぐ』をベースにした本書は、書店には本を売るビジネス小売店として以外に『本屋』として【言論の自由を守る場】としての大切な役割がある事を再確認させてくれます。 個人的にも【本好きの趣味が高じて『書店』を】ではなく、その逆。運営しているNPOが対象とす

京都の路地裏 生粋の京都人が教えるひそかな愉しみ

"誰も居ない路地。寝そべる猫だけが唯一の生き物。だが、そこには無数の塊が蠢いている。遠い…

栞子さんの本棚

"まさかこういう形でそれらの本(の一部)が、別の本としてまとまるとは想像もしていませんでし…

恐るべき子供たち

"恐るべき子供たちは、無秩序と、べとべと絡みつく感情の混沌を腹一杯につめこむのだった。"19…

ある流刑地の話

"『これは、独特な装置なのです』とその将校は視察旅行者に向かって言い、自分では見飽きたこ…

サロメ

"お母さまなんて関係ない。ただ、わたしだけの悦びのために欲しいの、銀の大皿に載せたヨカナ…

ソクラテスの弁明・クリトン

"しかしもう去るべき時が来たー私は死ぬために、諸君は生きながらえるために。もっとも我ら両…

すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術

"『思考力』と『応用力』と『効率化への意識』、仕事を紙1枚にまとめていくことでこれらは養われていき、あなたの仕事もシンプルでわかりやすいものに変わっていくでしょう。"2011年発刊の本書はコンサルタントの著者による『1枚思考法』の実践的、再現性の高いビジネスパーソン向け良書。 個人的には、毎週の様に企画書を書いたり、 何人かとプロジェクトを進めていく立場をしている身として、当然の様にロジカルシンキング系や、プレゼンテーション資料作り系の本を手にとっては、魅力的な(と考え