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昔話に学ぶ《s》

さぁさぁ。ついに30作品目。

今日何を深読みするかと言いますと。

3シリーズの物語

今まで取り上げた

3枚のお札、3匹のくま、三年寝太郎

そういや、桃太郎のお供も犬サルキジの3匹

3は子ども達にとって

分かりやすい物語展開なのかもしれませんね

繰り返しにより強調もできる

起承転結の結に繋げる強弱の部分なのかな。

3匹のこぶた

これも3のお話。

僕の中では割と大好きなお話

あらすじは以下…


昔々あるところに

3匹の子ぶたが暮らしていました。

ある日お母さんが

子ども達を独り立ち(自立)させるために

「そろそろ自分たちで家を建てなさい」

と言いました。

3匹の子ぶたはそれぞれ考えました。

そして外へ出て、それぞれ家を建てました。

1番目の子ぶたは

ワラを集めてワラで家を建てました。

そこへ、オオカミがやってきて

一瞬でワラの家を吹き飛ばされてしまいました。

2番目の子ぶたは

木を集めて木の枝で家を建てました。

が、またもオオカミがやってきて

体当たりされて

粉々に家を壊されてしまいました。

3番目の子ぶたは

レンガを積んでレンガの家を建てました。

1番目の子ぶたと2番目の子ぶたが

一生懸命逃げてきて

3番目の子ぶたのレンガの家に辿り着きました。

3番目の子ぶたは逃げてきた

1番目と2番目の子ぶたをレンガの家に

入れてあげました。

そこにオオカミがやってきて

同じように吹き飛ばそうとしましたが、

レンガの家は丈夫なのでびくともしません。

同じように体当たりをしてみましたが

レンガの家は丈夫なのでびくともしません。

壊れない丈夫なレンガの家

しびれを切らしたオオカミは、

「よし! 煙突から侵入してやろう」と

煙突から忍び込みましたが、

仔ぶた達は暖炉で火をおこし、

煮えたぎった鍋いっぱいの

熱湯を作っていました。

見事にオオカミは大鍋に飛び込んでしまい、

オオカミはたまらず慌てて逃げていきました。

こうして3匹の子ぶたは

レンガの家で幸せに暮らしました。とさ

おしまい…


原作では

子ぶた達が次々に食べられたり

最後、大なべに入ったオオカミを

煮込んで子ぶたが食べちゃったりと

かなりクレイジー弱肉強食物語なんだとさ。

この物語には分かりやすい

重要ポイントが含まれている。

そして、それだけではなくて

この話による影響で

日本人が誤ったイメージを持っていることも

お伝えできればと思う。

きっとこの話で一番オーソドックスな教訓は

時間や手間は掛ければ掛けるだけいいものになる

努力はきっと報われる

3番目の子ぶたのレンガの家から

そう学びを得る人が多いだろう。

ワラや木で簡単に済ませようとした子ぶた達。

それと対比して

一生懸命苦労して時間を掛けて

レンガの家をつくった子ぶた。

その重さも当然ながら、完成までにかかる時間。

きっと大変だっただろうに…。

本当にそう?

レンガのように組み合わせが簡単なものより

ワラや木の方が組み合わせ難しくない?

そもそも手短にあるものが

たまたまワラや木だっただけで

結果がダメだったからダメなやつという

レッテルをはられるのどう?

この話で一番特徴的なのは

3番目の子ぶたが1番目と2番目を

フォロー

助けてあげたところ

別に1番目も2番目も悪かった訳ではない

たまたま壊れた

オオカミの肺活量や

体重やスピードの乗った体当たりに

耐えれなかっただけ

それはミスが救わない理由にならない

助け合いをすることで

もしかしたら

今後救われる側になる可能性もある。

救ったことで今後の子ぶた達の

関係性も強化されたかもしれない。

これがコミュニケーションの第一歩

となったかもしれない。

今後の子ぶた達は助け合っていきていくのかな。

もしかしたら協力して

それぞれのレンガの家建てるのかな。

そぅそぅ。

この話で

レンガの家が一番丈夫だと思っておりませんか?

ワラの家や木の家は脆いなんて思ってない?

この3匹の子ぶたはイギリスのお話

地震がほとんどこないイギリス

風の被害の方が強いんだと。

風害を受けにくくする為には、

重い建物の方がいい。

だから、レンガなんだとさ。

これが日本であれば…話は変わってくる。

日本はご存知、地震大国。温泉大国。

先日もあったように地震の被害が一番深刻。

地震において、一番安全なのは、

軽い家つまり「わらや木の家」

台風の被害等もあるよね。

そう考えると「木の家」。

あ!だから昔のお家は木造の家!

でもでも沖縄のお家は

石のお家もあるよね…

コンクリの家もある…

あ!それは台風の被害が強いから!

建築物ってよく考えられているんだな。

土地や環境によって、

構造、素材も工夫されているんだ。

我が家のお家は新築2階建て。

そもそも何にも経ってなかった所に建ててる。

この話を知っていたら

もう少し考えてたのかな。

もともとどんな土地だったのか?

周りの環境は?

地震や風害、水害は?

色々考えた方がよかったのかな

あ。話し逸れた。

「しあわせ」や「ゆたかさ」を探求し、

最低限の幸福と社会的援助を提供する

それぞれの自己肯定感を満たし、

存在や居場所を与え

目的に向かって助け合う。それが福祉。

助け合うって大事。

それがどんなヒトでも。

失敗したとしてもそれはダメなことじゃない。

「しあわせ」じゃない

とか「ゆたか」じゃない

それってたまたまかもしれないし

自分もそもそも

「しあわせ」だとか「ゆたか」と

思ってないかもしれない

でも、その判断基準も合ってるかどうか

それ自体も分からない

色んな人に聞けば変わってくるかもしれないし

影響受けるかもしれない

たくさんのヒトと関わることで

自分にとっての

「しあわせ」「ゆたかさ」が磨かれる。

だから 関わる 助け合う

小さな幸せは身近すぎて

気がついてないだけかもしれない

小さな幸せが集まれば大きな幸せ

当たり前のように過ごす日々の中に

幸せはひっそりと隠れている

感謝すること伝えることで幸せは伝達する

そんなことを意識しながら毎日を頑張る…

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フルーチェをかき混ぜる

冷蔵庫で冷やしてワクワクと待つのも

小さな幸せ発見だね

サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!