マガジンのカバー画像

子どもたちに伝えたいこと

119
子どもたちにただ読んだり伝えたり それだけじゃもったいない ちゃんと意味とか教訓とか大事にしているものや学ぶものを意識しながら伝えられるように クリエイターさん達の素敵な物語とか…
運営しているクリエイター

#人と関わること

子どもたちに伝えたいこと

< 目次 > ※ 中身は随時更新致します。 ○ 昔話に学ぶシリーズ 0:田舎のねずみ街のねずみ 1:桃太郎 2:一匹のいもむし 3:ねずみのすもう 4:一寸法師 5:はなさかじいさん 6:ライオンとねずみ 7:カエルと姉妹 8:おむすびころりん 9:マッチ売りの少女 10:つるのおんがえし a:おおきなかぶ b:ゆきおんな c:したきりすずめ d:ヘンゼルとグレーテル e:うさぎとかえる f:金の斧 銀の斧 g:3まいのおふだ h:蜘蛛

昔話に学ぶ《ひ》

イソップ物語の中に 『ロバとニワトリとライオン』 というお話がある ○○と×× のパターンはよくあるけれど ○○と××と△△は 割と珍しくない? でも 3匹という数字は 物語にはよく使われる。 起承転結とか 話の強弱、善悪をつけるのに 都合のいい数字3 さぁこの物語は 一体どんなことを教えてくれるのか… 内容は以下… ニワトリが ロバと一緒に、エサをあさっていました。 そこへ、 ライオンがロバを目掛けてやって来ました。 ニワトリが驚いて

昔話に学ぶ《の》

『幸福の王子』 というお話を知っているかい? なんとも端的で 分かりやすい題名 『幸福の王子』 このお話 ただただ深い 子どもの頃に読んだ私は え?ホントに幸福なのかな 幸福って何? そんなモヤモヤが残ってしまい あまり好いて読めない物語でした 大人になって読んでみると これまた深いのです。 なんともまぁ深い。 そして悲しい。 内容は以下… むかしむかし ある町に 「幸福な王子」と呼ばれる王子がいました。 ところが王子は突然亡くなり、

昔話に学ぶ《ね》

『おじいさんと孫』 あるところに、 おじいさんと 息子夫婦と孫の四人 が暮らしていました。 おじいさんは、 年をとって目がかすみ、 耳も遠くなり、 力もなくなっていました。 スプーンもしっかり持っていられないほどで、 食卓の上によくこぼしているありさまでした。 息子夫婦は、 それを見るのが嫌で、 おじいさんの食卓は 部屋の隅にテーブルを置いて、 そこで食事をさせていました。 ある時、 おじいさんの手からお皿が床に落ちて、 粉々に割れてしまっ

昔話に学ぶ《い》

むかしむかしあるところに、 人間に飼われた1匹のロバがいました。 ロバは働き者でしたが 年を取って力が出なくなり、 働くことができなくなってしまいました。 そこで 主人は 働けなくなったロバに 餌をやらなくなってしまいました。 ロバは ここにいても死んでしまうだけだと思い、 思い切って主人の元を飛び出しました。 ブレーメンという街に行けば、 動物の音楽隊があり、 ロバもその音楽隊に雇ってもらおう と思ったのです。 ロバ1匹の長い旅が始まります。