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Remo(オンライン・カンファレンスツール)は海外とのビジネス・マッチングに最適かもしれない

以下の黒田さんのnote記事でRemoを知り、複数名で集まって一度オンライン会議のお試しをやってみた。

ただ、人数は3名。そして、全員が初心者だったため、手探りでテーブル移動の感覚やプレゼン中のチャット、画面のデザインや音声を体験していた。この4月上旬で、ZoomとRemoの費用や最大参加人数等を比較するブログやYoutubeも急激に増えた。確かに、オンライン飲み会には「楽しそうな」デザイン。確かに、テーブルでの少人数の会話もzoomとは違い、もう少し参加者に権限があって面白いかもしれない。確かに、ワールドカフェ形式のディスカッションもできそうだ。ただ、海外発のツールやプラットフォームって、初期は日本で若干「異なる捉えられ方」をされて入ってくるような気がしていて、自分自身がもっと知ってみたくなった。

登録方法等は、日本語ですでにある情報にお任せする。

このカンファレンスツールは基本言語は英語であり、Remoの登録方法、イベントの企画からイベントの紹介方法までは何とかわかるにしても、どのようにして参加者のEngagement(プラットフォームやツールへの愛着やつながり)を高めていくかという主催者側にとっての有益な情報や、個別のNetworkingガイドライン、個別での連絡方法やLinkedInとの連動方法等、「オンライン飲み会」としての使い方以上のツールとしての有益な情報が日本語では見つけにくい。

今回、Remo側が主催した公式のデモ・ワークショップRemo Conference Guided Tour + Hands-On Virtual Event Creation Workshopに参加したので、その時の様子をご紹介する。

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ちなみに、今後もRemoでは複数回に渡って同様のワークショップを開催予定なので、是非この機会に14日間のトライアルまたは有料会員に登録して参加してみてほしい。(正直、実際に体験してみない限りは、個々の目的に応じて「使う」か「使わない」かの判断ができない)

1.オンライン・ワークショップ登録後のメール

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自動的にJST(日本時間)の設定で届くようになっている。Click here to access the eventをクリックすると、日本時間で「あと〇時間〇分〇秒で始まります」と表示が出る。

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時差がある会議は、結構スケジュールにミスりがちなので助かる。(以前、アメリカの西海岸と東海岸でのオンラインミーティングで、この2か所には時差がある上に、サマータイムが切り替わる瞬間で、50分程遅れた・・)イベント開始15分前のリマインダーメールも届いた。

2.会場へチェックイン

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Remoチェックイン後のメイン会場。この様に、テーブル配置がされており、各テーブルには最大6名まで参加することができる。4月8日現在、Remoで同時参加できる人数は最大800名まで。各階(1階~8階まで)最大100名まで入ることができる。尚、階を変更しても、プレゼンは同じ内容だ。画面右上に当日のアジェンダが表示されており、この日は最初Networkingだった。自分を探し、移動したい椅子をダブルクリックすると好きなテーブルに移動できる。

今回のAGENDA (Pacific time)
・Open Networking 1 am - 1:10 am 
・Guided Tour 1:30 am - 1:40 am 
・Q&A and Open Networking 1:40 am - 2 am 
・Hands-On, "Get it Done" Workshop 2 am - 2:30 am 
・Q&A and Open Networking 2:30 - 2:45 am 

ちなみに、Pacific timeとは米国太平洋標準時(アメリカ西海岸の時刻)のことで、すんごい時間帯になっているw日本では夕方5時、英国では朝9時の時間だ。日本とアメリカ西海岸のオンライン会議は、いつも日本午前9時、アメリカ西海岸午後5時からの1時間が定番だった。

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3.ネット・ワーキング時間

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移動したテーブルの席に座っている人々とは、このように少人数で会話ができる。台湾、フランス、イタリア、イギリス等からの参加者で、Networkingと言えど今の話題は専ら「コロナとリモートワーク」w

参加者が「フランス」と答えると、「結構ハードよね。あなたは今、在宅ワーク中なの?」と他の参加者。「台湾」と答えると、あまり欧州には情報が渡っていないのか「コロナの状況、どう?」と聞いていた。

ちなみにこのテーブルのグループでの会話中もいつでもスクリーンを共有したり、チャットや参加者検索で人々のLinkedInプロフィールを見たり個別メッセージを送ることも可能。

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そして、会話の途中でも「私、ちょっとテーブル移動してきますね」と断り、抜ける人々もいる。それぞれのタイミングだ。そして、他のテーブルにいる人々をクリックすると、このように連絡をしたりLinkedInを検索できる。

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話していると、このようにセッションの終わりを告げるアナウンスが。次はRemo担当者によるプレゼンだ。

4.プレゼンとQ&A時間

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Remo担当者によるプレゼンが始まった。この間は、Zoomと異なりリスナーの音声やカメラは自動的にオフになる。質問や何か発言したい場合は、Raise handを押して、プレゼンターの許可を得る必要がある。その他、チャットは同時進行で続けられる。この画面の右側Chatは参加者全員のフリートーク(プレゼンターも見えている)Participantsは参加者リスト、Q&Aはいつでも思いついたときに書き込み可能。プレゼンターがプレゼンしている際も、Q&Aに書き込め、自分も知りたいと思ったら他人があげている質問にvoteできる。(Voteが多ければ多いほど、より多くの人々が知りたい質問なので、プレゼンターが優先順位をつけて答えやすいように上に来るようになっている)

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プレゼンターは同時に最大8人まで可能。Youtube動画やスクリーンももちろん共有可能。パネルディスカッションを行い、その間Q&Aを受け付けるのも、まぁやりやすいように見える。

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でもこれ、プレゼンターというよりファシリテーションの役割がとても重要だなぁと思う。システムに精通しているのはもちろん、質問がいつの間にか膨大に増えており、今回の参加者は76名で、答えている間にも質問がどんどん増えていっていた。

5.Remoのスタッフを交えてのラップアップ

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全体へのプレゼンやQ&Aの時間では答えきれない質問もあるのと、少人数だと質問しやすいことも踏まえて、またテーブルでの少人数会話に戻る。プレゼンの後に、お互いの理解力の確認とそれぞれでも共感しながら、現実のカンファレンスに近い形で会話ができるのは助かる。

全体的に、このRemoのツールは企業面接でのディスカッションや個人同士のビジネス連携、とりわけ海外との連携で使える気がした。そのためには、Remo側からのRemoを最大限有効に使えるガイドラインみたいなものの提供が今後必要だと思うし、Networkingと一口に言っても、やはりオフラインとオンラインの違いも理解しながら、オンライン上でのNetworkingのコツも考えていく必要があるなと思う。

参加者には、この後もテーブルに残って会話を続ける人々もいた。

6.Q&Aで実際にあがっていた質問と回答を記載
Q.何名までプレゼン可能?
A.プレゼンターは8名まで可能

Q.プレゼンの録画は可能?
A.プレゼンターは自分のプレゼンの録画可能だが参加者は不可能

Q.各テーブルは何名まで?
A.各テーブルの着席者は6名まで

Q.主催者側はテーブルの組み合わせを配置できる?
A.不可。完全に参加者の自由。

Q.1ON1は可能か?
A.現在システム構築中

Q.最大、何名参加可能?
A.最大800名まで参加可能(各階100名まで×8階)

Q.全てのデバイスで利用可能?
A.現在はスマホとパソコンのみ。タブレットでは使えない。アプリ開発予定。

Q.顧客用に、Remoを最大限使ってNetworkingを広げるガイドラインはあるか?
A.Onboarding Experience関連は現在引き続き更新中

Q.参加者の情報はどこまで手に入るか?
A.リスト、個々のメールアドレス、オンライン滞在時間、チェックイン時間、チェックアウト時間、全体の登録者数と実際の参加者数

Q.アンケートは取れるか?
A.Exit surveyある(機能をオフにすることもできる)

以上、今後もシステムは開発し続けられると思うし、Remo側も参加者の質問を受けて新しい機能を導入している状況だと思うので、今後変わることも大いにあると考えられる。現時点では英語のみでオフラインでの海外でのネットワーキングに慣れている人々向けのシステムではあるが、今後、より一層リアルの状況に近いオンライン・カンファレンスができる可能性のあるツールだ。

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