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【第1回】カントー在住者による観光地紹介

ベトナムのホーチミンからバスで3時間半。メコンデルタ最大都市のカントー。近年、ビジネスや観光地として発展しているが、ホーチミンやハノイと比べて物価は安く、緑が多いので過ごしやすい。観光地と言われている場所は、実はほとんど無料で入れて、入場ゲートがあるわけでもなく、常にそこに存在している感じ。ちなみに、カントーのこういった施設は朝7時、または7時半にオープンし、11時まで、そして11時から14時頃までは一度閉まるので注意。14時にまたオープンし17時に閉まる。

1.カントー博物館(越:Bảo Tày TP Cần Thơ 英:Can Tho museum)

カントー市内のメインストリートであるホアビン(Hoà Bình)通りにある無料の博物館。この近くには軍事博物館やAnsay Pagodaもあるので、一日で十分周れる距離。実は寄った日は休館日。カントー博物館は事前情報でも月曜日と金曜日は休館日だったので、予想はしていたけど、その通りだった。

ただその前にあるレストランはオープンしていて、雰囲気が素敵だった。(写真)

2.軍事博物館(越:Bảo Tàng Quân Khu 9 英:Militrary Museum)

ホーチミン博物館と軍事博物館は同じ敷地内にあり、朝9時頃到着。非常に美しい外観。その敷地内にいくつものミサイルの展示も。ホーチミンの戦争証跡博物館もそうだったけど、ミサイルや戦闘機の展示は必ずあって、全て外に展示されている。こちらも入場無料。そもそも、特に受付やパンフレットがあるわけではなく、自由に見学する。英語とベトナム語表記。訪れた際、他の見学者は家族1組。

3.アンサイパゴダ(越:Chùa Munir Ansay 英:Ansay Pagoda)

ホアビン通りで一際目立つクメール寺院。ベトナム南部のメコンデルタには、現在約600のクメール族のお寺があるといわれており、こちらもその中のひとつ。守衛さんみたいな方に、この場所のことを聞くも、自分のベトナム語が通じず、英語も理解されなかった為あきらめて中へ。全て無料で見学ができる。観光地というよりも、当然ながらここはお寺であり、人々の生活の場。入るだけだともったいないので、できる限りその場の人々の話を聞きたい。

外に出ると先ほどの守衛さんと、僧侶が。この方は私のベトナム語を理解してくれたのと、英語を少し話せたのでいくつか質問してみた。ここは、学生たちが寮生活をしており、村や山岳地域から出てきて4年間大学へ通う場所。その学生たちがみんな僧侶になるとは限らないけど、共同生活をしていると。ここには、多くの西洋人が訪れているが、日本人は本当に少ない。

守衛さんに、また「私は韓国人ではなく、日本人です」と懲りずにベトナム語で話すと「あぁ!ようやくわかった!」と。「さっきのあなたのベトナム語のスピードが速すぎて何て言っているかわからなかった。もう少しゆっくり喋って」と、まさかの回答。自分が、ベトナム人に「ゆっくり喋って」と何度言ったかわからないが、これは恐らく、最初で最後かもしれない。いや、またそう言ってもらえるよう、勉強に励もう。

4.オン寺院(越:Chùa Ông 英:Ong Temple)

17世紀から18世紀にかけて中国からベトナムに渡った人々のクラブハウス(集会場)。中に入ると荘厳な雰囲気で、お祈りの方々の邪魔をしないよう、右手にあった椅子に腰掛け、しばしこの空間を満喫する。もちろん、こちらも入場料がかかるわけでもないし、パンフレット等を置いているわけでもない。ただ、この入った瞬間、別世界へ飛んだような感覚。通いつめよう。

5.カントー刑務所 (越:Khám Lớn Cần Thơ 英:Can Tho Prison Provinciale)

軍事博物館からホアビン通りを進むとカントー市の市庁舎(UBND Thành phố Cần Thơ)があり、その隣にひっそりと構える黄色い建物がCan Tho Prison Provinciale。何もない。いや、歴史をもっと学ぶべきなのか。展示品も、案内もほとんど無い。

6.ニンキエウエリア(越:Bén Ninh Kiều 英:Ninh Kieu Quay)

ニンキエウエリアは川沿いにある憩いの場所。公園でもあり、観光情報拠点でもあり、また地元の人々のデートスポットでもある。お洒落なカフェやレストラン、ホテルも立ち並ぶ。ふと撮影したが、もう少しよい写真があれば更新しよう。

7.カントー歩行者用橋(越:Cầu Đi Bộ Ninh Kiều  英:Pedestrian Bridge)

日本語訳が思いつかなかったが、カントーにある歩行者専用の橋。夜はライトアップされていてキレイ。ロマンチック・・・!と思うかもしれないが、近くでは、水上レストランのどでかい音楽(演歌のようなメコンデルタの歌謡曲)が流れているので、そんな雰囲気は全くない。人によっては落ち着くのではないか。

8.カントーナイトマーケット(越:Chợ Cổ Cần Thơ 英:Can Tho Night Market)

適当な写真が見当たらなかった為、ポストカードの写真を拝借。整列された店内。ホーチミンのベンタイン市場に行ったことがある人が、カントーのナイトマーケットに来たらきっと驚くのは、「整列」だと思う。この混沌とした東南アジアに洗練されたフランステイストが融合されている。

9.ニンキエウナイトマーケット(越:Chợ Đêm Ninh Kiều 英:Ninh Kieu Night Market)

夜18時頃からお店が出だして、昼間とは異なる活気に包まれる。なぜかカントーにはたこ焼き屋さんが多くて、5個入りが40K(200円)ほど。安くはない。他のお店でたこ焼きを食べて、あまり良い思い出がないので、まだここのたこ焼きは食べてない。日本の夏祭りの出店の雰囲気が毎晩あるので、歩いてみるのもよい。

10.カントー水上レストラン(越:Nhà Hàng Du Thuyền Cần Thơ 英:Cruise Restraurant)

水上レストラン、もしくはクルーズレストラン。毎晩決まった時刻に出航して、周辺を巡る。こちらについては以下で詳しく書いてある。

水上マーケットだけではなく、ナイトマーケット、ナイトクルーズと早朝から夜まで楽しめるスポットがたくさんある。基本、日中は暑すぎるので、早朝起きて水上マーケット、ライスペーパー工房、ミーカン・ツーリスト・ビレッジ、ホテルに帰ってシエスタ、プール、日没からナイトマーケット、ナイトクルーズがオススメ。

カントー市の2020年までの観光発展計画のテーマは河川と果樹園。地区ごとに、高級リゾートエリア、エコツーリズムエリア等に力を入れており、今後は水路を利用する観光ツアーの開発に力を入れていく。

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