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寄り道づくしの人生の先に ベトナム・ラムドン省Bảo Lộcへ

メコンデルタ周遊の旅(+仕事)が終わり、「年末年始をどこで過ごそうか?」と考えていたときに、ある人が言っていた「Đà Lạtがいいんじゃない?」という言葉につられ、確かに、数日過ごしてホーチミンに戻ってくるのにはちょうど良いなと考えた。ただ、1日でĐà Lạtまで行くのには遠すぎる。寒いのも不安。でも、ホーチミンで過ごすのには飽きた。よし、途中の、Bảo Lộcまで、とりあえず向かおう。

ーそんな、寄り道づくしの旅であり、それは、私の人生そのものである。

(ちなみに、ベトナムは旧暦正月を祝うので、12月31日は「日常」であるけれど、大都市では今年、コロナ後の初の花火大会を開催予定なのだそうだ。)

「今はどこにいるの?」
「マミみたいな人生を送りたい!」

そんなことを言われるのが日常茶飯事になった。
友人を誘おうにも、私自身が次行く場所がわからないのだから、誘えない。

ホーチミン市内の交通事情は「悪夢」だ。もうそんな「悪夢」にも慣れたけれど、市内だけじゃなく、市内から幹線道路まで、そして幹線道路を抜けるまでは、観光バス、トラック、バイクが暴走する。それに加えて、炎天下の中、赤信号を待つ時間が90秒を越える。

でも、それを抜けると、私はやっぱり、バイクに乗っていて良かったなと、自分に感謝する。

どこかの橋で見た、家々

200㎞ほどを走るには、とにかく日焼け止めが必須だ。

観光名所にもなっている、巨大なバランス岩
BUSAN CAFE

そして、途中のカフェ巡り。無性に韓国料理が食べたくなって、選んだ先のビビンバ(40.000VND)が最高に美味しかった件。店員さんは、最初ベトナム語で話しかけてくれたけれど、私が韓国人に見えたらしく、次に韓国語で「ベトナム語が話せるの?」と聞いてきて、私が「ベトナム語が話せる日本人です」というと、店員さん、より一層驚いて何語で話しているかわからんくなった笑

湖と、川と、山々の景色。途中、道が細くて、その山道を通った瞬間、なぜか日本で見る車窓を思い出した。静岡だろうか。長野だろうか。写真には撮影できなかった場所だったけれど、時々、ベトナムで日本の景色が頭の中に広がる。

そして、日本の景色が頭の中に広がった後に、日本語!笑 セルフ!

ガソリンスタンド

実際は、店員さんがちゃんと入れてくれるけれど。

そういえば、Bảo Lộcには、面白い形をしたアボカドの品種がある。細長く、種の部分だけ丸い。以前、ベトナム中部を旅していた際に、友人のアボカド農園で食べたものも美味しかったけれど、このBảo Lộc産のものは、きっと日本では手に入らないものだろう。

Google Mapで調べたときに、なんとなくBảo Lộcの街並みに魅かれたけれど、寒くないか、ここに行くまでの道はどうなのか、わからなかった。

でも、川や湖、公園を越える度に、「なんか良いかもこの街」と思うようになって、街の中心地にある湖の畔に立つAMAVI Teahouseというお茶屋さんに訪れた瞬間、この街への愛が確信へと変わる。

この立派な建物よ!
お気に入りの席で、Sữa Hạt Đen Macca (48.000VND) を頂く
竹ランプと木造建築とカラフルな生地!なんというバランスなのだ
釣りをしている人、良い味出していた・・・!
このくらいの標高であれば、寒くはないけど、解放感がある
茶畑が広がる景色は、中部高原ならでは
そして、花々
高原の美しい風景と・・・「営業中」!笑

あと、もうひとつのお気に入りの場所は、こちらのBon Bon Cafe。

竹と木々で作られた解放的な建築よ 2階はテントが張られていて、滞在も可能
久しぶりに食べたスパゲッティが美味しかった!(80.000VND)

居心地が良すぎて、太陽の光が暖かくて、ずっといたかったけれど。今日、Nha TrangからĐà Lạtにバスで向かっている友人がいる。進もう。

この街から、バイクで2時間半。約120㎞先にあるダラット。

ほとんどの道は、とても良く舗装されていて、広く、走りやすかった。けれど、ダラットへ向かう観光バス、ミニバン、タクシーの数の多さ!そして、途中の道で、葬式パレードが行われていたので、なぜか渋滞ができていた。

休憩がてらに寄ったカフェ。偶然、目の前には、滝が広がっていた!ラッキー!

そして、この快適な滝ビューのカフェから、30㎞ほど走った後、残り7㎞の難所!山を登る!そして、一気に寒くなる!「あ、これ、1日だけで良いかも」と悟る笑

3年ぶりに、ダラットに到着!「永遠の春の都市」と言われているけれど、完全に冬だよ!とりあえず、今日これまで雨にも降られず、こうして、旅の記憶をまとめる健康と時間と環境があることに感謝。

2022年の振り返りをまた、時間をとって行いたい。

Google Mapでいろいろ場所を探していた際に見つけた、ダラットにあるUkiyo Garden Retreatという場所。そういえば、ベトナムを旅していて、面白いなと思うことの一つに、店名とかカフェ名に日本語があって、その日本語を通して、お店の方々の世界観や異国の文化をどう融合しようとしているかを垣間見ることができること。Ukiyo(浮世)も、(一時的な)快楽や極楽を表すけれど、芸者、歌舞伎などの文化、移り変わり行く世界や流動的な世界観をも表す。

Ukiyo Garden Retreat

寄り道づくしの人生の先に。

たくさんの「寄り道」をして、いつからか「寄り道」なのか、「目的地」なのかわからんくなって、でも、そこにある「最幸」を見いだせたら、どっちでもいっかと思うようになった。

次訪れた際に・・・

1. Chùa Linh Quy Pháp Ấn
2. Thác Liêng Ài
3. Chùa Di Đà
4. Đồi Chè Tâm Châu

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