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「ベトナム女性の日」89周年記念式典

毎年10月20日は、「ベトナム女性の日」。3月8日の国際女性デーとは別に、ベトナム独自の日だ。発端は1930年、ベトナム女性連合が北部ベトナムでフランスに対して独立戦争を戦っていたときに設立されたこと。

今年10月20日は日曜日なので、18日にカントー市の文化センターにて「ベトナム女性の日」89周年記念式典が開催された。

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素敵な壁の色が映えるカントー市文化センター

式典自体、いつも通り鮮やかで派手な飾り付け、アオザイやファッションショー、カラオケ、ダンス等が開催されたが、何よりも男性も女性も、共にこの日を祝えるのが素敵だと思う。

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そして、このベトナム女性連合の歴史は、非常に興味深くて、調べれば調べる程、今日の周りのベトナム人女性の強さ、したたかさ、愛情、活気、エネルギーを象徴しているもののように思える。

女性連合の最高機関は、5年に一度開催される大会(congress)だそうで、前回は2017年4月に開催された。

前回の演説では、今後5年間の女性連合の目的として「女性の運動の質を向上させ、女性連合の活動パフォーマンスをさらに改善するために、女性たちを団結させ動員し、彼女たちの偉大な可能性が新しい発展の時代に要求される必要性に合致するようにし、女性管理職の職務において、中心的な役割を果たせるようにする」としている。

「すべての女性連合の職員とメンバーは、勤勉に勉強し、創造的に働き、生産性や品質、効率を高め、国際統合に積極的に参加し、引き続き努力を続ける」と宣言している。この宣言の後の段落にも、「家庭においては、母としての任務をよくこなし、家族メンバーに道徳的・精神的サポートを行い、幸せな家族を育成すべく、家族を一つに結びつけている」という、女性連合が女性は幸せな家庭の中心であることを明記している。

また、地域コミュニティとの協力や貢献として、女性連合は「5つのものをなくし、3つのものをきれいにする運動(5 Without-s and 3 Clean-s Campaign)」を 2010 年から推進している。「5つのものをなくす」とは、貧困、犯罪や社会的悪徳、家庭内暴力、3 人以上子どもを産む、低栄養や学
校を中退する子ども
、という5つの問題をなくす、という意味である。「3つのものをきれいにする」とは、家、台所、家の周囲の道路の 3 つをきれいにするという意味である。女性連合はまた、少数民族を中心とした低所得家庭の女性に対して職業訓練、教育、金融マネジメントの支援なども行っている。

先日、ハノイのベトナム女性博物館を訪れた。その際に感じた、家庭内の女性の役割や街中での女性のエネルギーや活気を歴史と共に紐解いていく面白さ。

式典と同時に、カントーのテレビ局や観光局、博物館などのメンバーが集まり、それぞれ食を持ち寄ってデザインした。全てにおいて100%の力を捧げる人々に感服。

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式典が終わったあと、友人と運動シューズを買いに外出。

私は、この式典でたくさん食事を頂いたので、夜ご飯はいらないよ、と伝えると「私も、今晩は素敵な夫が夕食を作って待っているから、早く帰らなきゃ!」と一言。

お互い助け合って、素敵な環境だなぁと思う。そんなことを考えていたら、友人(男性)からzaloでメッセージが届く。「日曜日は女性の日だよ!大いに楽しんで」と。

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