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仕事や仕事周り。製作に関するあれこれ。

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今日は研究所のみんなで少し遠出をして桑の見本園の視察も兼ねて、初めましての方々と顔合わせ。
絹の繋がりが広がってますます面白い世界になっていきそうな予感が…!

昨日は格子の柄作りが決まって本格的に織り始め。
今朝はとても示唆に富んでいると感じるような壮大な夢を見た。海の中の夢を見るのは初。タロットも意味深で。

このところ、体調も大きく変化していってて、二色構成の格子柄の世界の中を泳ぐような不思議な感覚を覚えたり、そして今朝の夢といい…

そこにあるものに裸で触れ感じようとしているか。
はたまた善良さに小手先で触るのか。

科学も芸術も、素のものを写し出す手段。他のコントロールは目的ではない、行動は自然に自律的に起こるから。

繊細さと丁寧さの間にある違いや、丁寧さへの違和感を表す言葉はここに見つけられた気が。

繊細でいながら大胆、脱力しながら芯がある。
最近思い描くことのメモ。

絹って蚕の排泄物の一種な訳なんだけど、地球やその他の星も宇宙の排泄物だし、酸素も植物の排泄物だし、そういうものが太陽の光を受けると輝くような美しさとして人間の目に映るって、面白いよなぁ
と、絹織の作業をしながら楽しく想像を膨らませている。
こういう地味な楽しさは人に伝わるのかな

仕事ってなんだろう?
は幼い頃からずっと持っている疑問。
その答えはずっと同じではなく、時間と共に、私の変化と共に、答えも少しづつ変化進化(真化)してきた。
そして、ここに来てまた一歩、その変化を踏み出した感が。私の中に新しい概念が生まれてきた

昨日はたつの去勢手術の日だった。少し力ない声と動きだけど、食欲は変わらずあってよく寝て、一安心。私は長く時間を掛けた縫う仕事が一つ片付いた日。

今日は旧正月(新月)
タツも私も心身一新でスタート

形を作るとカタチを生むは全く別の行為、というのを時間を掛ける説明?に採用しよう。

疲れてたのもあり3日間寝ることに徹し、そこから明けた今朝、面白いアイデアがどんどん繰り広げられていく、脳みその中が愉快。
因みに昨夜は布団の中で啓示みたいなのを受けて、スマホのメモ機能に入力してた。夢だったのか現実だったのか曖昧…こんな日もありだ

眠り続けようとする私に抗うタツ

感情の分け隔てを解いてゆく

感情の分け隔てを解いてゆく

誰かや物に不快を感じたり、怒りを感じたり、憎しみとか恨みを感じたり、
その感情自体を、またそう感じている時の自分自身を醜くて汚いものだと考えてきていた。そして、そう感じた対象である他人や他物を悪の存在だと決めつけることで
"醜い感情"を抱く自分という虚像を肯定しようとしてきた。これまでの長い年月、そうだった。

「どんな感情も、分け隔てる必要ないものである。どれも自分の感情としてそこにある、或いは

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晩秋の雑感

晩秋の雑感

研究所へは自転車を30分程こいで通っている。
昨日朝は、晴天の中の朝霧が深くて、夢かなと思う日常の美しい景色に改めて感動…

西を向いたら霧に目隠しされた南アルプス、
東を向いたら澄んだ空の下で雪を少し被った中央アルプスがドンといる

機織りの作業そのものは、心身の均衡とその恒常性が試される。それ以外はとにかく沢山織ること。そして美しさが積み重なってゆくさまを味わうこと。

そこからまた自転車をこ

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脳みそが振動する体験って、記憶として深いところに刻まれる気がしてる。
織りながら、機織りでの振動を脳みそに心地良く感じながら、幼い頃に恐怖と怒りで脳みそが振動するような叫びを上げていた日々が思い出されて、最悪な記憶って消えはしなくてもこうやって更新されて行くんだと思った昨日。

絹を作り織ること縫うことメモ📝
絹という素材を材料や道具と捉えるのではない。そのままで全てでありながら、常に変化という成長をゆく生命的存在である。
人間である私は、生命的存在のその素材に純粋に素直に向き合う努力をする。呼応し合う関係を築く。
そんなことを胸に、共に時間をゆく意識。

手縫いや手織りの行為は、
懐古主義ではなくむしろ、現代生活の一面としての鈍った生活感覚(感覚や感情的な貧しさ)を壊し、そこに新鮮さや潤いを生み育む可能性があるもの。人が本来持ってるいはずの感覚的才能を覚ましていくようなもの。と信じている
さらに家庭の平和とも繋がりがあるんだと思う

手縫い手織り。
生活とは古来、神につながる為の行為で、繋がりのため様々に作り行い日々を平和に営んでいた。
感情や身体感覚として、神との繋がりを想い為された仕事や行為には、目に見えない何かが蠢いてるように感じてならない。
機械には成し得ない…それを人に伝えることがとても難しい。