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こだわることで良いものは生まれ、こだわり続けることで滅びる

ども、PJです。

今日は、商売やものづくりにおいてものすごく大切な「2つのバランス」についてお話をします。

大袈裟なタイトルですが、ビジネスやものづくりにおいて、知っていて損はしない内容なので、最後までお付き合いよろしくお願いします。

皆様はこだわりってありますか?

こだわりがないものに熱量が少ない。

お店もそうで、こだわりがないお店って少し物足りないですよね?

ものづくりにおいてもこだわり抜いた物に価値を感じる私たちは確かにいます。

しかしそのこだわりが商売を存続させる上で邪魔をすることがあるのです。

飲食店でもこだわりが強すぎてお客様が離れてしまうお店があります。

例えば、蕎麦打ちにこだわりすぎている僕の知り合いの店は、冬でもざるそばの提供しかしていないのです。おいしい蕎麦をダイレクトに味わってもらうにはざるそばが1番なのであったかいお蕎麦は一切提供しないというスタイルです。すばらしいこだわりですね。職人としてのこだわりを感じます。個人的には大好きです。

でもそれはすごく理解できますが人間寒いときには温かいお蕎麦も食べたくなるものです。

そのお店はやはり冬の客足が遠のいてしまいました。

あるパン屋さんではパンが大好きな職人がパリに修行に行き酵母の勉強をし、生地にこだわりまくったパンをつくりました。しかし売れるのはやっぱり菓子パンなんですよね。小麦粉本来の味を追求しまくった生地のこだわりよりも、わかりやすい味というものが勝ってしまいます。

一方、京都に祇園佐々木さんと言うお店があります。佐々木さんのお店は、予約の取れない大人気店です。佐々木さんは日本料理をやっているのですが、少しだけ握ぎらせてくださいと言って握り寿司を提供したりしています。日本料理の世界ではタブーとされている握り寿司を数貫だけ握る。これがなんともおいしいんですよね。わかりやすい!

もちろん祇園佐々木さんでは、たくさんのこだわりを感じる場面はあります。しかし日本料理はこうでないといけないと言うようなこだわりだけを押し倒す訳ではなく、カニの時期には最後にはカニチャーハンを食べさしてくれると言う日本料理のお店です。わかりやすい!

この「こだわりわかりやすさのバランス」こそ大切なんです。

これを商売のセンスと呼ぶのではないでしょうか。

そしてもう一つ僕が大切だなぁと思っているバランスの話をします。

自信から良いものが生まれ謙虚さを忘れたものが滅びる。

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