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「残心」ほのかな心地よい余韻を残す美学

どうもこんにちはPJです。

今日は僕が本当に大切にしている考え方であり美意識の話をします。

僕の著書「なぜ2時間営業でうまくいくのか」でも書いた内容ですが僕がとても大切にしている考え方なので最後まで読んでいただけるとうれしいです。

残す心と書いて「残心」と言う言葉があります。

僕はこの「残心」と言う言葉が好きなんですよね。

日本の武道や禅や茶道なんかでも用いられる言葉です。

戦いが終わった後や茶道の所作が終わった後に、なおも意識をそこに残しつつ、去り際も余韻を残すような行いのことをいいます。

僕はラーメン職人なんですけども、究極のラーメンは食べた瞬間にうまいとなるようなものではなく、食べたあと店を出てほのかに残る余韻やその日に帰ってから寝る前に思い出すようなラーメンが究極だと思っています。

見た目や味に強烈なインパクトをもたすのではなく、食べている最中はその人に優しく寄り添い、あまり主張もせず、いつの間にか心に入り込み、そして心に残っている作品が作りたいと思っています。

僕はもともと人付き合いが上手な方ではなく第一印象に強烈にインパクトを与える事を僕にはできないし、第一印象が激しい人も少し苦手なところがあります。

その人と一緒にいるときは、取り立てて良い悪いと言う部分があるわけではないけども別れてからほのかに残る心地良い余韻があるような人間が僕は好きです。

それはその人が今何をしているかでもなく今何をしゃべっているかでもなく過去に何をしてきて、今ここにたどり着いたかと言う人生の厚みみたいなものがにじみ出てその人の深みになり、それが余韻になっていくのだと思います。

あと約50日ほどでTsurumen Tokyoが200日を迎えます。

200日に1度、ラーメンをリニューアルすると言う計画の下、僕は次のラーメンを人の心にほのかに余韻を残すような「残心がある」ラーメンにしたいと思っています。


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