2024年におけるAIとの付き合い方

2024年現在、ChatGPT-4oはマルチモーダルに対応し、画像を添付して質問をすると画像の内容を考慮して回答を返してくれるようになっています。

いやー便利ですよね。

うちでは、小学生の子どもが夕方に帰ってきて、まっ先に仕事中の私の部屋に駆け込んできて、宿題を添削してくれ(宿題が終わればNintendoSwitchで遊べるため)となるのですが、小学校低学年ならまだしも、3桁の加算減算とか小数・分数の計算とか、その場ですべてを検算して間違いを指摘するのは非常にめんどくさい。

そこでGPT-4oに、スマホで撮った宿題の画像を食わせて、答え合わせをさせると、秒で間違いを指摘してくれるわけです。

めっちゃ便利。時短。テクノロジー万歳。

これが無料ですよ。マジ感謝ですよね。

(ただし、結構な割合でChatGPTの回答が不正確なこともあったので、使用される方はお気を付けください)

ここから妄想

で、ここからがいつもの妄想爆発なのですが、

たとえばですよ、鬼女っていますよね。

知らん人はググるなりGPTに聞くなり、勝手にしてほしいのですが、ネット上に散らばる話題の人(芸能人と不倫した相手とか、SNSでバカをさらした犯罪者など)のフットプリントを地道な活動により収集し、ほかのSNSアカウントとの紐づけやら、インスタの画像から行動やら住所を特定したり、もうものすごいデジタル捜査技術を持っている人たちです。

この人たちは今、実在する人間として、まぁある程度の時間をかけて、手作業でこういう作業をされているわけですが、これをAIが代替してくれる時代がすぐそこまで来てるんですよね。

無名の地下アイドルがSNSで画像をアップした!
GPTに画像を食わせてこの画像からわかることは?と聞く。
背景のビルやら建物、電柱の掲示物、天候と画像の投稿時間から住所を特定するなんてことは秒でできますよね。

だってスマホのカメラの画素数がバカ高い現代、自撮りセルフィーの瞳に映った高層ビルとの位置関係をもとに住所バレしたアイドルとかいますからね。

ほがらかピース画像からガチで指紋を採取したり、掌紋、虹彩も鼻ホジってる間に簡単にゲット可能、動画に音声が乗っていれば声紋も取れるだろうし、個人情報保護法とは?っていう。

さらに、SNSの文体から裏垢を特定したり、部屋の間取り、家具の配置、日差しの方向などからマンションの特定、同じ画像を投稿していたら複数のSNSを紐づけたり、家電製品や衣服の品番、ブランド、使用しているカラコンやスキンケア・メイク道具も特定してくれるし、もしかしたら整形した個所と推定の値段、施術したクリニックまで特定できるかも?
Youtubeのライブ中に配信にのってくるサイレンやら飛行機の音、選挙カーから聞こえるあのウザい声、雷の音、セミの声から種類を特定して分布地域を割り出す、などの音系であればVtuberも標的になりえます。
(いつにも増して妄想がはかどる)

なんかもっとできそうなことたくさん思いついたのですが、ここで書いちゃうと実際にやろうとするやつが出てきそうなのでこれくらいでやめときます。

AIを使うことで上記の分析を素人が簡単に使えるようになるので、別に有名人に限らず、知り合いの付き合っている相手とか、友達とか、家族とか、同じ時間帯に同じ場所に存在してSNSに画像を上げている奴がいる限り、全部紐づけて可能性として結果を出してくる。

もちろん、間違った結果を出してくるケースもあるでしょうが、結果を受け取った側はその正誤を判断できる能力がないので、妄信してこれまたSNSでデマをまき散らす。

さらに妄想を進めると、これを悪用するやつが急増して、好きな異性のマンションに凸するキモヲタのうち過激派が暴力行為や刺殺事件を引き起こして社会問題化。その対応としてアイドルや俳優はSNSに画像を上げないように事務所に制限をされるとか、そもそもSNS運用をしない、みたいな世界になる。

でもインスタXでお金を稼いでいるステマインフルエンサーさんたちは画像を上げないと飯が食えないので、背景をぼかしたりグリーンバックでバーチャル背景に変換したり、気を付けて投稿するようになるのかなぁ。

Youtubeのライブ配信とか、インスタとかもそうですけど、動画・画像・ライブ含めて過去のアーカイブもすべて加工処理が必要になるので、結構大変そうですね。

それを受けて、SNSにあげる前に、写真や動画の見た目を変えずに個人情報特定につながる部分を除去してくれる変換サービスが出てきて、その機能がXやらインスタやらのアプリ自体に実装されるんですかね。

個人情報のジャミング機能。どっちかというとAndroidやiOSのOSレベルでネイティブに組み込んでほしいけど。

並行して、GPTやらGeminiやらのLLM提供側も何かしらの対策はしてくるでしょうね。

個人情報の特定につながることはお答えできません、みたいな。

でもそこは世の中、そんな簡単にはいかなくて、世界中のどこかの組織が金儲けのためなら無法LLMを作り続けるので、あまり期待できないですね。

以上です。

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