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親のみまもり体制セットアップ回顧録②

を書いてからほぼ1ヶ月経った。
こころの中はとても落ち着いている。
なぜなら… 明日母親が退院予定で一旦全てのやることが終わるー!

↑記事の最後にお約束した通り、私が両親のため、自分のためにした諸々をご紹介。

①病院に頼る
家族ではないと出来ないこと、例えば

  • 私抜きで行える会議や説明

  • 命に関わること以外の容態アップデートのお電話

  • 立て替えをお願いすればやってもらえる院内の買い物

  • 多少のお金を払えばやってもらえる洗濯

などは大変申し訳ないけれど、私の事情を説明し(電話が来るたびに赤ちゃんが大泣きしていたので先方も理解してくださった)病院で”いい感じ”に対応お願いしてもらうようお願いした。境界線をうやむやにすると病院側も対応に困ると思ったのでクッキリハッキリ太めの線を引いた。

②地域包括センターに頼る
父分頼り 帰宅後すぐに(私抜きで)面談をお願いし、本人の希望に沿いリハビリ、手すりの設置、簡単なお掃除のヘルパーの方を手配。時々担当の方と電話でキャッチアップして状況把握。
母分頼り 手術後の経過がとても悪かったため、介護認定が必要になるかもと地域包括センターに電話。すぐに動いてくださり、認定の面談や手続き、(私抜きで)帰宅してからの暮らし方の会議、ベッドの手配、リハビリの手配などをしてくださった。時々担当の方と電話でキャッチアップして状況把握。

③お掃除サービスに頼る
介護保険の点数内でできるお掃除の回数と時間は限られている。週1回50分くらいだ。全然家全体の掃除ができない。でも、実家って、部屋がたくさんあって、物(なんだか分からない、置き物みたいなものも)も沢山あって、木造。窓を閉めっぱなしにしてるとなんだか湿ってくる。それを一部屋一部屋掃除する時間と気持ちの余裕は私にはない。外注した。

実際、換気をせず湿っぽくてカビと埃だらけの広い家に住んでいたら、体にも悪いのだ。私の勤めている会社の福利厚生サイトから申し込むと少しお値段が安くなる業者を選び、2-3週間に一度、家中掃除してもらっている。ちなみに私が選んだのは 

いつもピカピカにしてくださり、感謝!

④宅食サービスに頼る
突然だが、私の父はジャンクフードが大好きだ。ピザやマック、菓子パンや甘いものが大好き。脳梗塞になってもなお、そういうものを食べている。じわじわ自殺してるようにしか見えない。健康になりたいのであれば食生活から見直すべき人なのだ。

ある日、私は妄想に耽り、その中で健康な料理を作って父に届けていた。それを彼は捨ててウーバーイーツでマックを頼み始めた。…うん、無理だ。現実だったらキレてしまう。外注しよう。

ということで朝昼晩とおやつを頼める宅食サービスを探し選んだのが…
宅食とみまもりサービスのドッキング。1日1回食事を届けてくれる時に父と世間話をしながら

  • よく寝れたか

  • よく食べられたか

  • 体調はどうか

  • お金にかかわることで不審な出来事や電話はなかったか

を聞いてくれる神サービス。上記チェック項目に関する会話の内容は毎日専用アプリに送ってくださる。正直毎日父に優しくこれらを聞いたり、世間話をしたりする自信は私にはない。他人の方が実の娘より遠慮があって優しいのだ。

⑤ホームセキュリティのサービスに頼る
父は母が入院してしばらく有料老人ホームに入っていた。脳梗塞をした後なので半身のコントロールが難しいが基本的には自分のことはできる、けれど転倒した際に起き上がれないし、困った時に誰もいないと致命的。

でもね、有料老人ホームって、お高い。本当にお高い。持続可能なプランじゃない。震える。

そんな時に見つけたのがセコムの↓サービス。これがあったから父は家に帰ってこられた。結果、お高い有料老人ホーム代が浮いた。もうね、これは叫びたいぐらい皆様におすすめ。

  • 専用アプリをダウンロードすれば親の活動量、活動時間帯、防犯意識の高さを抽象度の高いイラスト等で表示してくれる

  • マイドクターというペンダントを親に身につけて貰えば緊急事にセコムの方が来てくださる(父の場合は、倒れてしまった時など)

  • かかりつけ医の登録をしておけば緊急事病院搬送が必要であれば、登録先の病院にまず連絡してくださる

  • 24時間看護師さんに健康相談可能

私も色々心配しながら過ごさなくて済むし、夜中に父が倒れた時も誰かがすぐ起こしに行ってくれる(私が対応しなくていい)って最高。父も安心して暮らしている。ちなみに一回も転倒していない。

⑥親に頼る
ん?親のみまもりなのに親に頼るの?って思うかもしれないけれど…

例えば、上記のサービス諸々にかかるお金は一部私が負担しているが(一部でも結構かかってる)基本は事前に預かっておいた親のお金(年金の範囲内)でやりくりしている。お金とか、病院とか地域包括センターとのやりとりとか、全部全部娘に頼れるんだーダラーって時より、自分のお金でなんとかせねば。そして娘を守らなければ!って思ってた方がコミュニケーションとる時、しっかりした感じになるのよ。

最近、人に頼ることが常の生活をしていた父と母はちょっとだらけてた。
それを続けると、順調に認知症になってしまうから、私はあえて
”私は赤ちゃんを産んだばかりで体調も戻っていません。
自分で考えて対応お願いね、そうしないと私、困っちゃうんだ”
と丸投げしちゃう。絶望的にやばい時だけ助ける。

⑦どこまでやればいいのかわからないから最低限を知る
そもそも親のみまもりとか介護、私はどこまでやればいいの?上を見れば青天井、だから最低限何をすればOKなのか調べてみた。

ふむふむ。私は親に対して扶養義務があるけれど、扶養義務者(私)自身の生活は通常通り遅れることを前提とし、その「余力の範囲内」で経済的に扶養すればいいのか。

私の普通の生活は守られる。余力の範囲内で扶養。私の人生捧げなくていい。そう思ったら、とっても楽になった。


あれ、あれれれ


まだ、書きたいことたくさんあるのにとんでもないボリュームになってしまった。一旦、ここで終わりで、また。



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