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今日はジャズの日

JAZZ DAY実行委員会が1月22日に記念日。
JanuaryのJA 22日→ZZということである。

ジャズというものに初めて触れたのは、私が小学生くらいのときである。
音楽に詳しい人が聴くのとは別の形であろう。このサックスの響きがとか、類まれな演奏であるとか、お歴々がそういった言葉で披露するのを眼にするのは、もう少し後である。参考note: 蓄音機の日

音楽を演る人に盲目的な憧れをもつ。私はすぐに人に憧れるのだ。
自分が演ろうと思っても、無い袖は触れない。
それは仕方のないことである。
色んなジャンルの音楽をそのあとも聴いたりしたが、やはり幼少期の印象は強い。
ともかくも、私は幼少期のいろんな想い出をジャズに託したのだ。

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ジミー・ヴァン・ヒューゼンが作曲した
Here's that rainy day
今週末、やっと雨が降るらしい。先週末は 我々の時代では共通一次といわれた共通テストの日であった。国立大学の一次試験という印象だが昨今では私立大も利用しているという。コロナ禍の状況は受験の精神的な足かせになってしまっただろう。それに比べてみれば、恵まれてはいたが、私も受験した当時は憂鬱な気持ちで会場に向かったのを覚えている。19歳といえば 立派に社会人として活躍している人もいるし、19歳でチャーリー・クリスチャンの演奏をきいて、魅せられ、その足でエレキギターを購入したミュージシャンもいる。
ジャズのギタリストといえば
フロンティアとしてはチャーリー・クリスチャン
(私のブログの読者なら、どうせジャンゴ・ラインハルト出してくるのでしょう、というかもしれない。参考note: → go
とにかく 同じ19歳でも だいぶ違うなぁと思う。私なぞは、足をひきずり受験勉強なぞをする者。それにひきかえ足取り軽やかに(想像だが) ギターショップに駆け込む者・・・
そのミュージシャンとはWes Montgomeryである。

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彼は 親指一本で オクターヴ奏法ができてしまう名手になるのだが、その演奏スタイルは チャーリー・クリスチャンそのままだ。
しかも、独学で習得したといわれる(チャーリー・クリスチャンも独学)
さらにはたった一年で、チャーリー・クリスチャンとともに地方のクラブで演奏するようになり、さらに磨きをかけたのだ。

Wes Montgomery a 19 ans quand il écoute Solo Flight, de Charlie Christian: il court s'acheter une guitare électrique. Il commence à jouer en imitant son idole. Un an plus tard il rejoue les solos de Charlie Christian dans des clubs locaux… C'est un autodidacte qui n'aura pas le temps d'acquérir une formation musicale.
Ses deux frères sont également musiciens Monk est bassiste, Buddy vibraphoniste. Ils forment un trio, les "Montgomery Brothers" qui se produit dans les clubs d'Indianapolis et enregistre quelques disques.

その天才も音楽一家ならなのか、モンク(ベーシスト)とバディ(ビブラフォン)とでモンゴメリーブラザーズとして、インディアナポリスのクラブで演奏し、いくつかのレコーディングもする。

Here's that rainy day

プロ好きがする曲なのか 多くのミュージシャンが好んで演奏した。
エラ・フィツェジャラルドやビル・エヴァンス、フランク・シナトラ、ナンシー・ウィルソン・・・・
ケニー・ロジャースもそうだ。ギターのWes Montgomeryも。

1959年(36歳)にして、キャノンボール・アダレイに見いだされ、2枚のレコードを出す。とくに2枚めの
The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery
は、もっとも優れたジャズ演奏家の一人と評価された。

En 1959 il est découvert par Cannonball Adderley, qui produit deux de ses disques The Wes Montgomery Trio, accompagné de l'organiste Melvin Rhyne, puis The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery, ce dernier étant jugé par la critique comme étant l'un de ses meilleurs.

私の生まれた年(1968年)にWes Montgomeryは40代の若さで逝ってしまう。

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最近は晴天続きではあるが、彼の天才的な演奏でこの曲をきくと
いいやつほど 早く死んでしまうなぁ とつくづく思う。
まぁ、天才でもない私は、憎まれっ子世にはばかると
ふてぶてしく生きていこうと思う。

ただし、足取りは 軽やかに。
明日はやっと雨が降るという。

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<来年の宿題>
・いろんなジャズをきく
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