ショコラティエ

まえがき

世界法の日と題名がついているが、
半分以上をチョコレートに割いている。

なので、今日はショコラティエについて

ショコラティエ三傑

さて、別のブログサービスの記事で恐縮であるが
10年くらい前にショコラティエ10傑という記事を書いたことがある。

『スイーツ事始め　その15』

『スイーツについて　－まとめ　その２ー』

いまではどうかとPerplexityにきいてみたら
ピエール・マルコリーニ、ジャン・ポール・エヴァン、パトリック・ロジェ
と10年前とまったく顔ぶれが同じであった。

ピエール・マルコリーニ

ベルギー王室御用達のショコラティエとして知られるピエール・マルコリーニは、チョコレート界の革新者として高く評価されている。

• カカオ豆の選別から製造まで全工程を自ら管理する「Bean to Bar」方式を採用

• 年間2ヶ月を世界中のカカオ農園巡りに費やし、最高品質のカカオ豆を探求

• チョコレートだけでなく、アイスクリームやスイーツなど幅広い商品を展開

マルコリーニのチョコレートは、カカオの個性を最大限に活かした奥深い味わいが特徴。毎年微妙に味が変化するため、常に進化し続ける魅力がある。

ジャン＝ポール・エヴァン

フランスを代表するショコラティエの一人であるジャン＝ポール・エヴァンは、カカオの繊細な味わいや香りを生かしたチョコレートで知られている。

• 世界トップクラスの実力を誇るショコラティエ

• 豊かな風味を楽しめる「味わう」ためのチョコレートを提供

パトリック・ロジェ

フランスの若手ショコラティエとして注目を集めているパトリック・ロジェは、斬新なアイデアと伝統的な技術を融合させた作品で人気を博している。

• 独創的なフレーバーの組み合わせ

• 芸術的な見た目と繊細な味わいのバランスが特徴

　ピエール・マルコリーニ、ジャン＝ポール・エヴァン、パトリック・ロジェ。この3名のショコラティエは、チョコレート界の頂点に君臨し続ける巨匠たちである。彼らが長年にわたり、その地位を保ち続けられる理由と、時代とともに遂げた変化について考察する。ピエール・マルコリーニは、カカオ豆の選別から製造まで全工程を自ら手掛ける「Bean to Bar」の先駆者として知られる。
　この徹底したこだわりは、チョコレートの品質向上に大きく貢献した。近年では、持続可能性への取り組みを強化し、カカオ農園との直接取引や労働環境の改善にも注力している。この姿勢は、消費者の意識の変化に呼応するものであり、ブランドの価値をさらに高めている。
　ジャン＝ポール・エヴァンは、カカオの繊細な味わいや香りを生かしたチョコレートで名を馳せた。その芸術的な創作は、チョコレートを単なる菓子から芸術作品へと昇華させた。近年、エヴァンは日本の食文化にも着目し、抹茶や柚子などの和の素材を取り入れた新作を発表している。この文化融合の試みは、グローバル化する市場において新たな価値を生み出している。パトリック・ロジェは、斬新なアイデアと伝統的な技術を融合させた作品で注目を集めた新世代のショコラティエである。彼の独創的なフレーバーの組み合わせは、チョコレート界に新風を吹き込んだ。最近では、環境問題にも積極的に取り組み、パッケージの簡素化やリサイクル可能な素材の使用を推進している。この環境への配慮は、現代の消費者の価値観に合致し、ブランドの支持を広げている。
　これら3名のショコラティエに共通するのは、伝統を尊重しつつも、常に革新を追求する姿勢である。彼らは、カカオの品質へのこだわりを基盤としながら、時代のニーズに合わせて自らを変革し続けている。持続可能性への取り組み、文化の融合、環境への配慮など、社会的な価値観の変化に敏感に反応し、それを自らの作品に反映させている。
　さらに、彼らは単にチョコレートを製造するだけでなく、カカオ農園との関係性構築や、消費者教育にも力を入れている。この包括的なアプローチが、彼らのブランドを単なる製品を超えた、文化的な存在へと昇華させているのである。チョコレート界の巨匠たちは、その卓越した技術と創造性、そして時代の変化に適応する柔軟性によって、常に業界の最前線に立ち続けている。彼らの姿勢は、芸術性と商業性、伝統と革新のバランスを取ることの重要性を我々に示している。これこそが、彼らが長年にわたり頂点に君臨し続けられる理由なのである。

10年前と変わらない高い評価の理由は、変わり続けているから。
これは、自分本位でなく、世の中にチョコレートをもっと知ってもらいたいとか、美味しいチョコレートを提供したいという視点、つまり他益思考の視点があるからだろう、
　俺のチョコはうまいだろう、食え！
みたいな考え方なら、もっと変化したいとは思わないからだ。

今日は、この3傑の中で1人をどうしても選ぶとしたら誰か・・・
独断と偏見だが、ピエール・マルコリーニをあげよう
それは、王道ということであろうか・・・

カカオへの徹底的なこだわり

　マルコリーニは、「Bean to Bar」の先駆者として知られている。彼は年間2ヶ月を世界中のカカオ農園を巡り、最高品質のカカオ豆を自ら選別している。カカオ豆の選別から焙煎、粉砕、調合、精錬に至るまで、全工程を自身で管理している。これは他のショコラティエには見られない徹底したアプローチだ。

常に進化する味わい

マルコリーニのチョコレートは、カカオの個性を最大限に活かすため、毎年微妙に味が変化します。この常に進化し続ける奥深い味わいは、他のショコラティエにはない特徴かもしれない。

多彩な職人技

マルコリーニは、ショコラティエだけでなく、パティシエ、グラシエ、コンフィズールの4つの国家資格を持つ稀有な職人だ。この多彩な技術を活かし、チョコレート以外にもアイスクリームやスイーツなど、幅広い商品を展開している。

社会的責任への取り組み

マルコリーニは、カカオ農園とのフェアトレードを行い、労働条件の改善にも取り組んでいる。この姿勢は、単なるチョコレート作りを超えた、社会的な意義を持っている。これらの点から、ピエール・マルコリーニは単にチョコレートを作るだけでなく、チョコレート産業全体に革新をもたらし、社会的な影響力も持つ存在であると言える。彼の姿勢は、チョコレート界に新たな基準を打ち立て、業界全体の発展に貢献し続けているのだ。このような総合的な観点から、ピエール・マルコリーニを選んだ。

世界法の日に相応しい選抜ではないだろうか。。