見出し画像

「やりたいことが多すぎる」を解消するためにやり始めたこと

やりたいことが多すぎる
仕事、コミュニティ、子育て。人によって人生のバックログは全員違う。
Xには沢山の情報が流れ、読書で人生が変わった人のツイートやつよつよエンジニアの新しい登壇資料、今まで見たことのないような新しい技術や論文が英語で流れてくる。
そんな中で最近やったことをnoteにまとめる。



自分のプロダクトバックログの優先順位


自分としてバックログの優先順位を以下のように決めていた。
家族と子育て>仕事>音楽活動>それ以外の趣味

子供が熱を出せば仕事は休む。なんとなくの飲み会よりも子供を風呂に入れることに価値を置く。ドメイン知識を獲得しないと仕事が立ち行かないなら音楽は作らないで本を読んだり、ドメイン知識を持っている人に会いにいく。ソシャゲや家庭用ゲームをやり込む時間があったら音楽を作る。
時間は限られているから一石二鳥できるチャンスがあればすかさず手を出す。幼児向け教育番組風のふりかえりの歌を作ったのは自分の中でそんな経緯もあった。


ところが2022年コミュニティ活動を始めて優先順位がわからなくなってきた。勇気をもらった!いやいや待って、、これは仕事?妻にイヤイヤ期の子供を託してまでやること?とはいえ人脈が増えると仕事はどんどんやりやすくなるし、自分の行動パターンもバリエーションが増えていく。仕事、コミュニティ、子育て、といろんなものが混ざり合っていく中で趣味の音楽活動の優先順位はどんどん下がっていった。その結果2023年は2曲しか作れなかった。あれ…これで良かったんだっけ?自分の大切にしてる価値観ってなんだったっけ?
一日48時間あればいいのに。そう思いながら夜更かしで時間を使って睡眠負債を土日に解消する、そんな悪循環を繰り返していた。

アジャイルコーチとの1on1

きっかけは社内の某アジャイルコーチに30分の1on1をお願いした時だった。
「ぴよさんはどんなことをしてる時に楽しいの?」
言葉に詰まって返せなかった。ずっと考えてきたことのはずなのに。


まず初めに、やりたいことを100個書き出してみた。思った以上に音楽に関することが沢山出てきた。これをまずスマホの壁紙にした。


次に、昔「絶対ブレない「軸」の作り方」という本を読み返した。他人に自分のいいところを教えてもらうというワークをやったことがあったので見返してみた。

2019年頃に「自分の良いところを10人に聞く」というのを知人やTwitterのフォロワーに対して質問し、マインドマップで整理した

付け加えて最近職場の人に言われるのが「ぴよってプロダクトオーナーとかエンジニアとかじゃなくてアーティストって感じだよね」という言葉。
自分の中で大切にしているのはこのときにまとめた「共感と創造」だと思い出した。エンジニアをしている時DoingをDoneにした瞬間やバグを解消した瞬間がたまらなく快感だったのを思い出した。昔初めて曲を作って徹夜でいじって出来上がった時も同じ気持ちよさを感じていた。
当然顧客からのフィードバックや喜びの声は大事だ。自分の中で大切にしている心ってここの部分じゃないのか。

GTD再入門

これを踏まえてGTDをもう一度やり直してみた。やりたいことに優先順位をつけた。昔やってみたときはタスクで溢れかえってしっくりこなかったが自分にとってときめかなくてやらなくても良いタスクは思い切ってToDo管理しないことにした。やらないことを決めるのが結局何でも大事だった。
今プライベートのタスク管理は「Microsoft ToDo」でやっている。


本当に「自分が」必要としているもの

一連のワークを通し「コミュニティにできる限り沢山出なければいけない」と強烈に焦っていたことに気がついた。整理をすることによりこの焦りは大分なくなった。土日は罪悪感なく子供と散歩して曲を作って過ごせるようになった。
当然参加できるコミュニティには調整して今でも行くようにしているし、また仕事を通して自分が伝えたいものがあればコミュニティに出て話をしたいと思っている。ただ以前のように登壇回数やコミュニティに参加した回数を自分のKPIとして課すのは今は辞めようと思っている。(自覚がなかった)

もちろんこれは自分の今の価値観でこれからきっと変わっていく。今日書きたかったのは人の数だけ異なる価値観があるということ。そして、その人それぞれにとって大切にしたい異なる考え方があるということ。自分の価値観を大切にしたいと思う。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?