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Disco! Disco!! DIsco!!! 【発掘音楽調査ファイル No.2】
みなさま、ごきげんよう。
私、ぴよむにだがお送りする「発掘音楽調査ファイル」はインディーミュージックシーンの海に飛び込み、人々が未だ見ぬお宝ミュージックを発掘するブログ企画である。
第二回目はタイムマシンに乗って、80年代まで遡って調査してみた。
というのはもちろんウソだが、私のThe Shock of the Lightningメーター所謂こころの琴線に触れすぎてしまったミュージックを紹介しよう。
ONLY YOU / nene Is.
nene Is.(ネネイズ)は北海道の4人組ディスコロックバンドだ。
昨年2023年4月より活動を開始し、札幌を中心に近郊のライヴハウスにも脚を運び精力的に活動している。
かくいう私ぴよむにだも北海道出身なのだが、地元北海道にはまだまだ恐るべき才能がひしめいていると痛感した。
また、北海道札幌といえばロックバンド・サカナクションの出身地としても有名だ。
サカナクションが開拓した、ダンスミュージックとロックを融合した音楽の土壌は、後続のバンドへ脈々と受け継がれている。
今回紹介する「ONLY YOU」は2024年2月3日にリリースされたデジタルシングルである。鬼も金棒をかなぐり捨てて踊り狂うアップテンポダンスロックナンバーだ。
レトロ趣味のぴよむにだはジャケットから楽曲、何から何までどストライクである。
10年ほど前にVaper Waveの波が到来したが、nene Is.はその流れを汲んでいると言っても過言ではないだろう。
特にベースラインがかなり心地いい。
私はビートがなくてもベースラインだけで踊れるが、この楽曲で流れているのは確実に踊れる方のベースラインだ。
そして、歌詞でさえ踊らせるためのビートにしてしまおうという大胆さすら感じる。
avengers in sci-fiの「yang2」を狂ったようにリピートしていた時期を思い出した。
とにかく一度ライヴを拝見して、ノーザンソウルのジョン並みに踊り狂いたい。
他の「テレフォンガール」や「サイケガール」などの楽曲でも、ディスコロックサウンドを一貫しているところに熱を感じる。
全曲女性コーラスがちょうどいいところで入ってくるところもまた心地よい。
中でも「ドラマ」は80’sディスコサウンドに加え、Bernard Butlerの「Not Alone」がダンスミュージックに変貌を遂げたかのような、90’s UKロック味も感じる。
「サイダー」ではイントロからサカナクションの「新宝島」へのリスペクトが感じられる。
男性も女性もみんなボディコンを着て、ジュリアナ東京したくなると思う。
私の「日本にもハシエンダがあればいいのに」という長年の願いはようやく叶いそうだ。
ぜひ、the telephonesやアマイワナなどと対バンしてBack to the 80’sフェス(勝手に命名)なるイベントをやってほしい。
しかしながら、どことなく岡村靖幸ばりの卓越したポップセンスを感じる。
彼らの楽曲をひとたび聴けば、1日中半径3m以内がダンスフロアになるに違いない。
良いことも悪いことも全部水溜まりに捨てて、ずぶ濡れで踊り狂っちまえ。
おわりに
いかがだっただろうか。
オレたちはこういう音楽がやりたい、という想いが一瞬で伝わってくるバンドだ。
会社で嫌なことがあった時、恋人に振られた時、nene Is.(ネネイズ)の曲を聴いて踊り狂えば、全部ミラーボールの神様が無かったことにしてくれる。
それでは、また次回の調査でお会いしよう。
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