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茶道:京に生きる文化 茶の湯

京都国立博物館で2022年10月から12月にかけて開催されていた特別展「京に生きる文化 茶の湯」展へ

今年は千利休生誕500年ということもあり、あちこちで利休や茶の湯にまつわる企画が行われている印象。

展示の構成

展示はまるごと3フロアが特別展。

中国の茶葉と喫茶の文化が、遣唐使を通じて平安時代の日本にもたらされたことから、茶の湯の文化ははじまっている。

天皇や貴族、僧などの高貴な身分の人たちのものだった茶が武家がたしなむようになってきたのが鎌倉時代。国内で茶の生産が始まったのもこの頃。

室町時代には唐物を珍重する風潮があった武家の飲茶から、唐物だけでなく、和(日本)で作られた道具を融合させた、村田珠光による“わび”の精神に基づく喫茶文化が生み出された。

率直に見て感じたこと

単純に見て感じたことは
ガラス向こうの茶道具たちは触れることもできず、重さや質感がわからないことが惜しい…!と思いました。反射もするし…

だからこそ残っているモノなんだろうけれど

学びは、色々なかたちの茶入があって、そのかたちの種類を知ることができたこと。

それにしても広い!人が多い!つかれた!
この辺りはとくに休めるお店も少ないので、適当に見てサクッと大阪に帰る。

再現された茶室たち

この特別展の話題の1つでもあった黄金の茶室&待庵の再現模型

素材にもこだわり、かなり見事な再現だと思われる。リアリティを求め、お金もかかっているだろう…

しかし、実物の待庵には、一般には屋内に入ることができない(窓からのぞく)茶室なので、空間を体感できるしかけがあってもいいのにな~と思う。
※待庵の見学は経験済み

黄金の茶室は「すべてが黄金色であることによる一体感」という話は聞いたことがあり、ほんとだな~と思ったけれど、こちらも空間体験できる部屋が欲しいところ。

雑誌なんかの取材で中に入れる人が羨ましい…

もう一つの茶室

実は、京都国立博物館の庭園には茶室があり、お茶会などで借りることができる。
普段は非公開なのが、特別展の時期に公開されていたよう。

茶会でない限りは中に入ることは許されないので庭からの鑑賞のみ。小ぶりの茶室がほっとする。お茶会があれば体験してみたい。

空間を体験するには、やはり中に入れるのがいいな、っていつも感じる。

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