にゃんにゃんデビューしました

過去に自分が書いた文章を読み返した。
まじめだな〜という印象。
ストレートで素直、そして、熱い、、、。

ふつふつと煮えたぎる熱血な自分の性格が、文章にもくっきりと現れていた。それが自分の性格ということは長年の人生経験からよく知っていたけど、これではもしかしたら読む人にとってはとっつきにくいのかもしれない、と思ってしまった。
せっかく読んでくれる可能性があった人も、このとっつきにくさのせいで離れてしまうということがあるのではないか…。

自分の考えていることを、この世界のどこかにいる人たちにちょこちょこと共有できればいいな、という思いからnoteを始めた。
私の頭の中からじゅわじゅわ溢れてきたものをすくい取り、言葉にしてあげる作業が私は好きだった。
だからこそ、文章からは私自身の性格がありありとにじみ出ていたのだが。

このとっつきにくさを解決するためにまず、文章に手を加えることを思い浮かんだ。すなわち読みやすさや面白さ、親しみやすさを工夫するということだ。
クスリと笑えたり、易しい文章であったりすれば、誰でも自ずと読んでくれるかもしれない。
でも、そうやって読者のことばかり考え始めたら、私はいずれnoteを書かなくなってしまうだろう。

私は私のためにnoteを書いていた。文章にあぶり出された、馬鹿正直でまっすぐな自分を発見することも、案外好きだったりした。
noteに何か書いた日は、ささやかないいことがあった日のように、ちょっとだけ晴れやかな気分になれた。私にとって書くことは、私による私のための処方箋であり、ご褒美のケーキだった。

では、今の文体を変えないで、少しでも親しみを込める方法は何か、と考えた時に思いついたのが、プロフィール画像を自分の顔にすることだった。
こちらの素性を少しでもひらけば、とっつきにくさはいくらか軽減するだろうという安直な発想だ。本当の自分の素顔をネット上に晒すのには抵抗があったので、色々と考えた結果、現在のプロフィール画像に至った。

顔を猫に加工する、今風の自撮りで。

本当の自分とはちょっと違う、いや、5倍くらい可愛くなってる詐欺写メは、こんな使い道もあるのか、と。
品川プリンスホテルから赤い雫のような東京タワーを眺めながら、また一つnoteをしたためた。
まあ私は気分屋なので、また変えるかもしれないけど。

#エッセイ
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