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【3分で学べる偉人の名言】相田みつおさんから学ぶ、“失敗の尊さ”

本日の名言はこちら↓

受身が身につけば達人
まけることの尊さがわかるから

相田みつお

本日は「にんげんだもの」でお馴染みの詩人「相田みつお」さんの言葉です。

相田みつおさんの詩はなんだかやわらかい印象がありますよね(^^)

なんでも相田みつおさんは「在野の坊主」と自称していたようで、曹洞宗のお寺に通いながら禅を学んでいたそうです。

ただ、「仏教を学んだから人に優しくなれる」という簡単なものでもなく、相田みつおさんをよく知る人によると、「人間臭く・わがままで・嫌いな人とはよく喧嘩をする」といったいかにも「普通の人間」と何も変わらない人生を送られた人なのだということがわかります。

いかに「崇高な教え」を学んだり、「こうしたら悟れる」という方法が分かったとしても、それを「実践すること」の難しさを日々感じながら生きられたのでしょう。

そういった「理想の生き方」と、「実際の生活」の間でもがく自分を肯定するために「にんげんだもの」という作品が生まれたのかもしれません。

その葛藤の末に生まれた相田さんの作品のおかげで、今日多くの人たちが「ありのままで良いんだ」と、そっと背中を押してもらっています。

本日はそんな相田みつおさんの言葉から、「挑戦すること」「失敗すること」の大切さが学べる言葉をチョイスしました。

日本人は失敗することを極端に嫌う傾向にあるようですが、4月1日の新入社員にインタビューするニュースをふと見かけた時も「失敗しないようにしたい」「迷惑をかけないようにしたい」というコメントが多く、日本人のメンタリティが現代でもあまり変わっていないのかなと感じました。

もちろん、失敗しないに越したことはないのかもしれませんが、歴史で語られる偉人を見ても失敗をしていない人なんてほとんどいません。

むしろ、「天下の大仕事」や「後世の歴史に残る偉業」を成し遂げた人は皆、何かしらの失敗の上に学び、対策を練ることで同じ轍を踏まずに歴史を変えることに成功してきました。

「人生の最後に後悔すること」として、多くの人が「なんで自分は挑戦しなかったんだろう」と「自分が本当にやりたかったこと」を後回しにし、空気を読みすぎて自分に嘘をつき続けてきたことに後悔の念を覚える人が多いのだそうです。

「失敗するかも」と思って挑戦できなかった・・・。

という後悔を避けるためには、挑戦する上で「絶対に失敗はしない!やれるだけのことはやった!あとは運次第!」と言えるところまで入念に準備をしておくことが必要です。

そこまでの準備や用意が出来たのであれば、それ以上の不安をあえて自分で作る必要はありません。

「事故が起きたら」「災害が起こったら」「隕石が降ってきたら」など、考え始めるとキリがありません。

「負けてもいい。失敗してもいい。だってこれは自分のやりたいこと、自分の信じたことだから。」

最終的な決断はこんな風に多少「向こう見ず」ぐらいに見えるぐらいの生き方が、本当の「にんげんらしい」生き方と言えるのかもしれませんね。

本日の名言も、一見先に「受け身を覚える」ことから学ぶように見えますが、私にはまずは「負ける(失敗する)ことで、受け身を学ぶ尊さ(大切さ)が理解できる」という風に見えます。

私たちは機械じゃないからこそ、必ず毎回「正しい選択」なんてものは出来ないし、そもそも「正しい選択」というものすら存在しないのだと思います。

どんなに準備して臨んだとしても、不測の事態は必ず起こります。

だからこそ、その時その時にワクワクすること、楽しそう・面白そうだと思うことを周りの目を気にすることなく選択する。

そしてそこで起こったトラブルや失敗を学びに変えて、カッコ悪くても前進していく。

そういう姿こそが「にんげんだもの」と胸を張って言える生き方なのかもしれませんね。

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