【つれづれ】部下を陥れるツール=なぜなぜ分析

今回は、自分の経験を基にマネージャーの方々に自分の保身の仕方を提言したいと思います。

ご自分のマネジメント能力や、プロジェクト推進能力に自信がない方は参考にしていただきたいです。

企業で働いている方は、誰しもがどこかで聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

「なぜなぜ分析」
「自分ごと化」

なぜなぜ分析とは…
起こってしまったミスや問題に対して、なぜ起こったのかを掘り下げて行き5回以上なぜを深掘りして、問題の真因を明らかにするフレームワークです。

自分ごと化とは…
メンバーが組織の目標や課題に対して当事者意識を持って物事に取り組むことを指します。

https://www.recurrent.jp/articles/jibungotoka

例えば部署の売り上げ目標が達成出来なかった時に、役員や管理職のせいと片付けずに、自分なら何が出来るかを常に考えて常に行動するような姿勢です。

うまくいかない理由を環境や他人のせいにしていたら「他責思考」と見なされ、モチベーションが低い社員だとレッテルを貼られてしまいます。

勿論、何事も「自分ごと」と捉え無ければ自分の成長機会も逃してしまうことになるので、「自分ごととして捉えること」は重要であるはずです。

しかし、環境や他人が原因で仕事を勧められないケースも少なくは無いと思います…寧ろ、そういうケースの方が多いと思います。

自分でどうしようもない時に、上司に打ち明けるのは当然であるはずです。(バッドニュースファストと言いますからね…笑)

そのような時にパワハラは発生します。

例えば「うまくいかない状況」を相談した時に

ダメ上司「それが出来ない理由は?」

部下1「自分のコミュニケーション不足が原因でもありますが、会話を試みても先輩がプロジェクトに必要な情報を開示してくれないからです。」

ダメ上司「君はそうやって何でも他人のせいにするからダメなんだ。何で君は情報を開示されないのか、なんで?」

部下1「自分ごとで考えると〇〇だからだと思います」

ダメ上司「〇〇になるのはなぜ?」

というように、上司が部下の言い分を咀嚼することなくなぜなぜのフレームワークに当てはめ、結果的に自分ごと化を強引に当てはめて部下のせいにします。

ダメ上司「部長〜、うまくいかない状況は部下1が〇〇出来ないからなんすよ、本当アイツはレベル低いっすわ」

これで、プロジェクトがうまくいかない理由が本当に環境要因だったとしても部下1の責任に転嫁することが出来ます。

部下1は、上司を飛び越えて部長と会話することは難しいので部長は上司の言い分を聞き、非難は部下1に集中します。

これでマネージャーのスケープゴートは完成しますね。

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