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【日曜版】東南アジア観光ランキング

政経新聞のはずなのに、日曜版しか読まれないため、観光新聞になってしまいそうで危機感をおぼえますが、今回も日曜版です。

東南アジアのなかでASEAN加盟国をブルネイ以外すべて回ったので、おすすめ順に各国を一覧してみようと思います。

東南アジア観光おすすめ順:

  1. タイ

  2. ベトナム

  3. ラオス (おもにルアンパバーン)

  4. インドネシア

  5. カンボジア

  6. フィリピン

  7. マレーシア

  8. シンガポール

  9. ミャンマー

みたいな感じだと思います。カンボジアからシンガポールまでは、ほぼ同列です。これらの国はあんまり観光には向いてないです。ミャンマーは別格で最下位ですね。当たり前ですが、軍事独裁国家で内戦中ですので、そもそも行くべきではありませんし、内戦やってなくても最低最悪のひどい国です。

タイ

タイはやはり世界を代表する観光地であり、見どころに事欠きません。

美食、ルーフトップバー、観光地、買い物、ナイトライフなどの全てが揃っていて、ホテルも超高級ホテルから超格安ゲストハウスまで揃っており、超富裕層から貧乏バックパッカーまでを受け入れる度量の広い国です。

全ての面において他国を引き離しており、ASEAN最強の観光国です。とりあえず東南アジア行くなら、まずタイに行くべきです。

ベトナム

タイに大きく引き離されつつも二位です。わりと美味いものもあり、わりと飲むところもあり、わりと面白い街並みもあり、ホテルも激安ですが、なんか決定力に欠けるのがベトナムです。

日本に近くて、航空券もホテルも激安というのが売りですね。昔はぼったくりタクシーが横行していて最悪でしたが、いまはGrabがあるので楽勝で、非常に旅しやすい国になりました。

なぜ決定力に欠けるのかというと、共産党政権で、外国人観光客をないがしろにし続けてきたことが響いていると思います。そのぶんお安いので、コスパの良い旅行をしたい人にお薦めです。高級ホテルでも安いです。

ラオス

個人的にいま大好きなのがラオスです。アジアの混沌や未開発さを残しつつも、清潔で、比較的に安全で、人々も温厚で、過ごしやすいです。

普通の観光客には北部のルアンパバーンがお勧めです。首都のビエンチャンはあんまり行く意味ないかと思います。ラオスは日本から直行便がないので、行きにくいのが難点ですが、絶対おすすめです。

タイのバンコクからルアンパバーンに足を延ばすような旅程がお勧めですね。タイはバンコクに見どころが集中してるので、タイの地方都市に行くくらいなら、ルアンパバーンまで一気に飛んじゃうほうが面白いです。

インドネシア

インドネシアは、地域ごとに特色があるので、一言で説明するのが難しい国です。ご存じの通り、ジャカルタは観光には向いてないですし、バリはおもいっきり観光地です。

ゆっくり時間をとって、田舎も含めて回るような観光をするなら、非常に面白いのがインドネシアだと思います。文化の違いや、食事の違いなどを楽しむことができます。

ブキティンギという田舎町に滞在しましたが、インドネシア人向けの観光地になっており、非常に良いところでした。風光明媚で、飯が美味く、歩いていろいろなところに行けるのでよかったですね。

人々は笑顔で温かく迎えてくれますし、みな明るくて親切です。ブキティンギでは、日本軍が数百人とも数千人ともいわれる現地人を虐殺した歴史があるのに、温かく迎えてくれるのは有難いことです。

バリは意外と広くて、地域ごとに特色があると言われているので、バリをじっくり回るなら数週間か数か月必要なくらいです。普通に観光地として良いところですよ。

カンボジア

まあアンコールワット以外いかないですよね普通。治安も悪いし、食文化を含めた独自文化もポルポト政権に破壊されたし、悲しい国です。

ただアンコールワット(シェムリアップ)は外国から直行便などもあり、行きやすいので、まあいいんじゃないでしょうか。アジアの途上国の様子がわかります。プノンペンは普通の人が観光で行くような場所ではないです。

フィリピン

私はセブに行ったことがないので、まだ判断留保ですが、とにかくフィリピンは観光のインフラが整っていないです。マニラの国際空港と渋滞が最悪すぎて、旅行する気を失いました。政府が無能で、治安も非常に悪いです。最悪なのは、政府や警察が外国人を敵視しており、外国人から身ぐるみ剥がしてやろうと手ぐすねを引いていることです。あと非常に不潔で虫が多いです。

フィリピン料理のシシグだけは最高です。ビールにも白米にもめちゃ合います。

マレーシア

とにかく見るものがないです。工業国で産油国なので、ホテルが無駄に高くてしょぼいし、そもそも観光業やる気がないですね。優先度は低いです。

現地料理のナシレマは激ウマですし、文化的には独自のものもあるんですが、広義でみるとマレー文化と華僑文化なので、ほかの国にも似たようなものがあるんですよね。

ペナンとイポーにも行きましたが、クアラルンプールがいちばん見るものがあるかなと思いました。ペナンもイポーも寂れていてインフラも悪く、普通に観光で行ったら悲しいと思います。

シンガポール

コスパが悪いですね。お金が有り余るほどあって、時間がないのであれば、いいかもしれません。マレー文化、華僑文化、インド文化、西洋文化をいちどに体験することができて、時間は有効に使えます。ただそれらの文化があまり混淆していないので、シンガポール独自のものが全然ないんですよね。

ミャンマー

内戦激化したので現在行ける場所ではないですが、それ以前からとにかく貧しくて不潔で食中毒多発で観光業もゼロに近いし、絶対に遊びで行くような場所ではないですね。選外です。人々も非常に性格が悪いですし、唯一、旅行で行って「行かなければよかった」と思った国です。

腐った料理を平然と客に出す店など、ミャンマーだけです。

他の国では、15年前のキューバやラオスの田舎のように、著しい物不足のなかでも、最低限、最善を尽くそうという気持ちが感じられたものですが、ミャンマーでは、観光客などぼったくる対象でしかありません。

同国人からも平気で搾取し、人身売買をしたり、阿片を栽培したり、本当に倫理というものがありません。ミャンマー軍事政権のあの酷さも、私にはミャンマーの国民性を反映したものと思えてしまいます。

いや、それは自由と民主のために戦うミャンマー市民にあまりに失礼だったかもしれません。国があまりに貧しく、政府や軍閥があまりに腐敗し、ずっと内戦が続いている、そんな地獄のような状況だから、人心が荒むのでしょう。

元をたどれば、植民地支配こそが悪いですね。

ブルネイ

ASEANで唯一行ったことない国です。なんか行く理由ありますか? コメントください。

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