解離性同一性障害・私達の場合

こんにちは、主人格の燈月(とうづき)です。
私はSNS向けの文章を書くのが苦手なので、読みにくいところもあるかもしれません。
でも主人格として、表によく出て体を動かしてきた者として、最初は私が書かなければならないと思って書くことにしました。

自分の病気に気が付いてから、検索してわかったこと、YouTubeで当事者のかたの動画を観て得た知識を元に、自分達なりに状態を把握している途中です。

私は「解離性同一性障害」です。
この聞きなれない病名は、一般的にいわれる「多重人格」のことです。
多重人格というと、恐らく皆さんは、
別の人格が出ている間の記憶はすっぽり抜け落ちていて覚えていない。
自分が多重人格ということに、自分では自覚がない。(自分では気付けない)
そう思われている方が多いと思います。

多重人格の人が犯罪を起こした件がテレビで取り上げられ、広く知られるようになったり、
漫画やドラマ、小説などの題材にも使われていて、そこから知ったという人がとても多いのだと思います。

それで、多重人格のイメージが浸透したようですね。

なので、私が多重人格だと言うと、皆さんは「記憶が抜け落ちているのか」と思うかもしれませんが、
症状には個人差があります。
記憶が共有されていて、他の人格が体を動かして生活している時間のことを覚えている人もいます。

私の場合は、記憶の共有はされています。
でも、他の人格が表に出ている時の記憶は「何をしたか」等を覚えていても、それをしたのは私だという実感はありません。

記憶を思い出すと、映画や漫画を見ている時のような、客観的に遠くから見る、そのような感じです。
表に出ていた他の人格の感情や考えていたことはなんとなく理解はできても、それを自分のものだとは思えません。

他の人格が表に出ている時に他人と交わした約束を、自分がした約束ではないのに…と思いながら約束を果たさなければならないのが辛いです。
別人格=自分なので約束は果たすべきだとわかっていても、しんどくなったりします。
それで約束を断ったりすると、相手に不信感を抱かせてしまうこともあります。

まだ精神科医から診断はされていないのですが、私は解離性同一性障害の「内在性」というものに自分達は当てはまると感じています。

体を動かして生活している時、ひとつの人格だけではなく、他の人格も混ざって一緒に表へ出たり、脳内で人格同士でお互い会話が出来ます。
記憶を完全に失うことは今までになかったように思います。
なので内在性なのでは…?と思っています。

解離性障害を専門としている精神科医が、通える範囲で中々見つけられずにいましたが、隣の県に良さそうな先生がいるとネットで調べて見つけました。
なので、電話で問い合わせて本当に診てもらえるのであれば予約をとって行きます。

今はこのような状況です。
私達は人格をひとつにする統合という治療より、人格それぞれが今より楽に生きられるように頑張って、わかれた状態でも楽しく暮らしていける共存の道をとりたいと思っています。

拙い文章をここまで読んでくださったかた、ありがとうございます。
このような解離性同一性障害の人もいる、ということが少しでも伝われば幸いです。
これからも少しずつではありますが、書きたいと思った人格がnoteに綴ります。
〈主人格、兼、憑依人格・燈月〉

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