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ないものねだり

今日は、MOROHAのLIVEがあった
ということで、配信LIVEというものに初めて参加してきた

普段、LIVEとか行かない人間なのに、一昨日くらいに衝動的にチケットを買ってしまっていた
自分でもなんでかわからない
自分がMOROHAを欲していたのだろうか

LIVE自体はよかった
セットリストもすごかったし、画面越しなのに目が合った(気がして)なんかいろんな感情がごちゃごちゃになって込み上げてきた

そして、一番最後の曲のアウトロでアフロさんはこう訴えかけてきた

お前は何者だ?

魂のこもった歌を聞いた後にふとかけられたこの言葉
完全に腰が抜けてしまって、しばらく椅子から立ち上がれなかった

自分は何者なのか?
自分はこれから何を成すのだ?
何をして生きるんだ?

何一つ解を出せなかった
今の自分に見出すべきものを突き付けられている感じがした


時を少しさかのぼり、今日の昼の出来事
新しく学生団体に入ってきた子とごはんに行った
ほかの下宿組を誘ったけどみんな予定があるみたいでサシで行くことになった
彼は編入でうちの大学に入った
学年でいうと一つしか変わらないのに一緒にいる時間がほかの3回生とは違いすぎて違和感がある笑

その子はドラマとかアニメとかお笑いとかを良くみているようで、話はそっちの話で持ちきりだった
とはいえ、自分はそこまで詳しくないし、聴く専門になってしまう
相手の話に十分に共感ができないのが少々苦しかった
とはいえ、これまでも話を聴くほうだったし、周りの人がやってることやってなかったりしたから話についていけないっていうのはしょっちゅうだった

もしかしたら、今日その時に感じた違和感は自分から話題提供ができていない感じからくるものなのかもしれない
自分が話せる話題がないと思って肩身が狭い感じがしたのかも


「自分から切り出す話題がない」という何ともない一瞬が、LIVEの最後の「お前は何者だ?」に対する解がわからなかったことを表しているのではないかと思った

「話すことがない」ということは、「自分にはアイデアも意見も何もない」、つまり「自分の色がない」ということを言っているような感じがする
相手に合わせて相槌を打って、相手色に染まるだけの人生を送ってしまっているように思えてくる
自分の色を出したいと思えば思うほど、それが何色なのかわからなくなる

いや、本当はわかっているのかもしれない
わかってはいるけど、相手の色がすごく輝いているように見えるから、自分の色をあえてくすんでいるように錯覚しているのかもしれない
その色を自分に取り込んでもまったく同じにはならないのに


ないものねだりなんだよなぁ

美味しいご飯が食べたい! 旅行に行きたい!