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IT未経験新卒2年目が実践した「サバイバル術」3選

note初投稿になります。

英知 契(えいち けい)と申します。

私は新卒2年目で、現在IT系の企業で働いています。

…が、実は学生時代まではITほぼ未経験というハンデがあります
(現在もその影響を感じています😢)。

大学も国際系の学部で、ゼミは哲学系。
言語は言語でも、「C言語」とか「Java」とかではなく「TOEFL」や「APAスタイル」を使った論文の書き方など、英語をひたすら極める日々。

入社後、ようやく本格的にIT関連の勉強を始めてみたものの、当然未経験なので苦難の連続。

しかし、苦難に遭いながらも、自分なりに「サバイバル術」を見出し、入社後2年間で4種類のプロジェクトを経験させていただくことができました。

…ここで皆さんは気になるはずです。

…で、一体どんな「サバイバル術」を使ったの?

…と。

そこで、今回は

  • IT未経験が実践したサバイバル術とは?

  • 実際にやっておいてよかったこと

  • そもそも「英知 契」ってどんな人なん?

という内容をまとめてみました。
前置きが長くなりましたが、初めての投稿ですので大目にみてあげてください、、
ということで、本題に入っていきます!


1:マネをする

1つ目は、「マネをする」です。

中学時代、恩師だった英語の先生が毎回の授業で耳にタコができてしまう程口酸っぱく言っていた印象深い言葉があります。

それは、

学ぶとは、まねぶ(マネする)こと

ー 中学時代の英語の先生

という言葉です。
担当科目が英語(当時の私は英語もからっきしでした😢)だったこともあって、勘が鈍かった当時の私でもなんとなくその重要性が理解できました。

英語では、ネイティブの発音方法やリーディングの方法(シャドーイングなど)、英文法を正しく使った英作文など。
どれも素人が独学でゼロから進めると我流に走ってしまい、どうしても王道から外れてしまいます。

それこそ「我流」をひた走っていた中学時代当時の私は、これまでの勉強方法をもう反省して、ひたすら英語ができる人の話し方やフレーズ、挙げ句の果てには学年1位レベルの子の勉強法を真似するところから始めました。

その結果、ひどい時には下から数えた方が早いくらい英語の点数が取れなかった私が、中3の時には定期テストで初めて100点満点を取ることができたのです。
まさか学年1位の子のマネをしているだけで、本当に学年1位になるとは。
一番驚いたのは当時の私自身です。
「まねぶ」メソッド、恐るべし。


時は流れ、社会人1年目。
私はIT関連のバックグラウンドがほぼ無い状態でしたが、
「UI/UXデザインやフロントエンドからITのキャリアをスタートしたい」
という熱意を伝えたところ、自分以外全員ITのプロフェッショナルばかりが集まるフルスタック開発の現場に配属されました。

しかしメンバーとの実力の差は歴然で、例えるなら
超人ヒーロー集団のア⚪︎ンジャーズに一人だけ一般人Aが紛れ込んでいる
、、みたいな状態でした。
初めてのプロジェクトなので、開発もITの勉強もまだまだ発展途上。
頭を抱える日々。

最初のプロジェクトということもあり、当時OJTからお世話になった先輩が非常に優しく面倒を見てくださり、ITや開発に関する様々なTipsを指導してくださりました。

「おー!alt+ tabで簡単にウィンドウ切り替えできるんですね!」
「テスト駆動開発はUT(ユニットテスト)の内容を考えながら開発していくんですね!」

初めてのIT業界での仕事ということもあり、毎日が学びの連続でした。

そして、最初は右も左も分からず開発が滞ることもありましたが、先輩のアドバイスやTipsを愚直に参考にしていくうちに、バグの調査やコメント付け、また実際にデバック業務を任せてもらったりと、段々とITの仕事に慣れていった感動は今でも忘れません。

、、、あれ?これって中学時代に英語力を伸ばした「まねぶ」メソッドと同じでは?

私個人では、実際にITへの理解度が上がったぞ!と完璧に胸を張って言えたものではありませんでしたが、実際に先輩のアドバイスや技術を「マネする、学ぶ」ことでITやプログラミング関係の仕事ができるようになったことは歴とした事実です。

もし、皆様も仕事に行き詰まった時は「まねぶ」メソッドを実行してみましょう。

2:アウトプットする

2つ目は、「アウトプットする」です。

またまた、ありきたりなワードですが、
「アウトプットする」すなわち「学んだことを自分の言葉に置き換えてみる」事はとても大切です。
そして、「アウトプット」の大切さに気付かされたのも社会人になる前のお話。

一旦過去に戻って、今度は高校時代。
中学時代、「まねぶ」メソッドのお陰で英語が「苦手」から「得意」科目に変わった10代半ばの英知契。

「将来は海外で、得意になった英語を使って働きたい」
そんな夢を胸に、地元を離れて寮生活をしてまで掴んだ高校生活。

文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に認可されていることもあって、英語教育に関する環境が最高レベルに整っています。

そして、世界を見据えて高まる希望は、
伸びに伸びた天狗の鼻のごとく、へし折られる事となります。

当時、毎週行われていた海外大学・グローバルキャリア志望者向けの英語プログラムに「なんか自分に合ってそう!グローバルってかっこいい!」という軽ーいノリで受講を始めました。

しかし、毎回の単語テストでは15~20%の出来栄え。
中学時代の快進撃が、一瞬で過去の栄光へと変わり果てていきました。

、、、それもそのはず。
このプログラム、なんと教材は英検やTOEICではなく
海外大学留学・大学院志望者向けのTOEFL iBTの英単語帳だったのです。
(当然、高校レベルの内容を遥かに凌駕している)
しかも、毎回のテスト範囲は500~1,000単語ほど。

悔しい。でも、一矢報いたい。
そんな思いで試行錯誤している時に、再びひらめきました。
、、あ、もう一度できる人のやり方を「マネ」してみよう。と。

そこで、実際に海外大学進学を目指されているあらゆる同期や先輩に勉強法を聞いて、分析してみたところ、1つの共通点を見つけました。
それは、

英語ができる人は、アウトプットの量も質も半端じゃない。

という事です。

実際に、私の先輩で海外大学に進学された方は、毎日英語で日記を書いていました。そして、その英語の日記にはなるべく学びたての単語やシノニム(同義語)を組み込んでいたのです。(例えば、happy(=嬉しい)という単語はcontented, cheerful, jollyなどに言い換えられる)

私は、幼少期から絵を描くことが好きだったため、単語をイラストにするなり、面白い語感の単語はダジャレで覚えるように、自分なりの「アウトプット」を始めました。

その結果、件の単語テストでは結果は振るわずとも、高校3年時に英検準1級を取得できたのです。

社会人になってからの体験例としては、本年2月にAWSの資格(Cloud Practitoner)を取得した際にアウトプット力が生かされました。

当時、走り書きで描いていたのでクオリティはしょぼいですが、AWSなどのクラウド関連の未知の分野を勉強する時、「で、結局この技術って何のためにあるの?」「この言葉、現実世界の他のものに例えたら何?」という疑問を解消するために、以下のようにシンプルでもいいからイラストにまとめるように努力しました。

当時取っていたノート。AWSの従量課金制を体重計に例えているのが画像右から「かろうじて」
わかるかと思います

見た目こそ雑でしたが、この勉強法が良かったのかAWSの資格試験には無事に1発合格することができました。

その他、最近流行りのChat GPTとラップバトルをしながらIT用語を自分なりの言葉でアウトプットする、といったアウェーな勉強法も実践していましたが、これは流石にコンプラなので詳細が知りたい人は個別で連絡ください。

3:自分を大切にする

いよいよ3つ目です。
正直言って、これが結局一番大切なのではないかなと思います。

私は大学時代まで、「自分を大切にする」というより、「途中でくたばってもいいから爪痕残して生きていきたい」という思いで人生を歩んでいました。

その甲斐あって、中学時代や高校時代までは英語を中心に結果を出すことができたものの、大学時代に転機が訪れます。

大学は、高校時代に抱いた「海外で英語を駆使して働きたい」という思いのままに国際系の学部に進学しました。

当然、授業は全てEnglish。入学時すでにTOEIC満点近く取っている優秀な同期や留学生の同期も多く、「英語を学ぶ」というより「英語で学ぶ」タイプの特殊な学部でした。

最初こそ、「まねぶ」勉強法やアウトプットを駆使して英語で行われる歴史や数学、社会学の授業についていき、死に物狂いで学部の卒業基準にもなっているTOEFL iBTの勉強も続けていました。

、、そして、私が壊れていきました。
ご飯を食べても、味がしない。7時間寝たつもりだったのに、起きたら1時間しか経っていない。寮のベッドから起き上がれない。過去のトラウマが悪夢になって甦る。脳みその中に石ころが詰まったような、妙な感覚がする。

流石におかしい。そう思った私はあらゆる病院を回り、結論として精神的に限界が来ていることがわかりました。

担当医からは、「気付かぬうちに、優秀な人や環境と自分を比べていたのが大きなストレスになっていた」「中学時代あたりから自分を追い込みすぎていた」と言われ、最後に「他人と比べず、自分で自分を褒める努力をしよう」と一言。

とにかく、今は自分を治すことが最優先。そう決意した私は、
「他人と比較せず、自分を褒める」ことを「マネ」しようと担当医に具体的にどうしたらいいか聞きました。「まねぶ」メソッドはここでも生きた。

担当医からは、単刀直入に一言。
「自分を大切にしなさい」。

完全に、当時の自分に最も欠けていた要素でした。

とりあえず、学部の勉強とは別に自分の中で合格点を決めてみました。
それも、とてもハードルの低いところから。

  • 朝起きて、朝日を浴びる

  • 15分間ウォーキングする

  • 朝ごはんを食べる

  • 英単語を10個勉強する

  • 晩ごはんを食べる

  • 寮に帰る前に宿題に手をつける

  • 7時間寝る

といった具合に目標を立てていき、1つでも達成できたら自分の日記に自分を褒めるコメントをつけるようにしていきました。

その結果、精神的に強くなったのか、「自分を大切にする」ことを「まねぶ」結果が響いたのか、最初期はドクターストップがかかっていた留学にも無事に行けるようになり、一度も単位を落とさず、休学もせずに卒業することができたのです。


この「自分を大切にする」習慣は、社会に出ても大いに生かされました。
幸か不幸か、IT関連も仕事もプログラミングの仕事も初めてで、大学時代以上に周囲とのレベルの差は感じていたので「比較」はせずに済みました。
象とミジンコで力比べするくらい野暮なことだと割り切っていたので。

その代わり、少しでも仕事の中で「できること」や「理解できたこと」が増えたら全力で自分を励ましにかかりました。いわば「ジブン応援団」。
以下、例。

•初めて自分で関数を定義できた
•初めてノーミスでマークダウン形式の議事録が取れた
•forループの組み立てが上手くいった
•フローチャートで抜け漏れない仕様を考えられた
•UT(ユニットテスト)が上手く行った
•初めてバグの原因を自力で突き止めた
•初めてお客様との会議でプレゼンできた

以上のように、達成できたことを自分の日記にまとめたり、友人との定期的な集まりで共有していくうちに、だんだんと自信がついてきました。

正直言って、社会人としてのキャリアはまだ始まったばかりで、本当に自分がITの分野に向いているのかは現状まだまだ分かりません。

しかし、「ジブン応援団」を結成して自分を日々励ましてあげる中でモチベーションが生まれて、他人と比べて一喜一憂せず、日々着実に自分の進歩を認めてあげられているようになっているのもまた事実なのです。

まとめ

以上、3点の自分なりの「サバイバル術」をまとめてみました。

  • マネをする

  • アウトプットする

  • 自分を大切にする

こうして振り返ってみると、3つとも自分が社会人になる前に英語学習を通して掴んだ経験が生きていることがわかります。

もし参考になりましたら、是非とも実践してみて頂くと幸いです。

私もまだまだキャリアも発展途上で、長い人生としてみると社会人生活はこれからですが、自分らしく悔いなく過ごしていきたいと思います。

以上、最後まで拙い文章を読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m




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