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サステナブル投資に興味を持ったら気を付けること

サステナブル投資(ESG投資やインパクト投資)の分野は、20代、30代の若い方の関心が高いので、気を付けて欲しいことが2つある。

ひとつめはiDeCoや積立NISAへの投資を優先すること。

iDeCoや積立NISAの投信ラインナップに、サステナブル投資関連とハッキリ認識できる商品はほとんどない(積立NISAの「結い2101」ぐらい?)。だからといって、iDeCoやNISAの優遇税制を使わずに投資をするのだけはやめて欲しい。

そもそも企業は何らかの社会課題を解決するために存在し、どのような企業も必ず「ESG」や「SDGs」に該当する側面を持っている。そして長期的視点で投資先を選ぶには財務分析だけでは限界があるため、何かしらの社会性を考慮するのが当たり前なのだ。

ではなぜ最近、ESGやSDGs等のサステナビリティに関するキーワードを名称に含んだ投資信託が増えているのか? それは単にブームでその方が売りやすいから。あくまで売り手の都合であり、買い手である私たち個人投資家にはなんの関係もないことだ。ここでふたつめの注意点だ。

サステナブル投資関連の金融商品と言えるかどうかは情報開示がすべて。

前述のとおり、すべての上場企業は社会性を有しているのだから、サステナブル投資(ESG投資やインパクト投資)を強調する投資信託であれば、なぜ、どのような観点で投資先企業を良いと判断したのか、個人投資家に伝えることは義務と言ってもよい。ちなみにEUではこのあたりの法整備が進んでいる。

先日、rennyさんの記事で「ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド」のウェブサイトに、この投信に投資することで社会に与えるインパクトを試算できるページがあることを知った。さすがヨーロッパの運用会社の商品といったところか。

サステナブル投資関連の投資信託を選ぶ際には、このように自分が投資したお金がどのように社会に貢献しているのか、きちんと情報開示をしている投信から選びたい。




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