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「BLUE GIANT」「ブルーピリオド」「ダンス・ダンス・ダンスール」「乙嫁語り」「…

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「BLUE GIANT」「ブルーピリオド」「ダンス・ダンス・ダンスール」「乙嫁語り」「アオアシ」「BUNGO」などの漫画が好きな20代後半男です。主にビジネスに役立ちそうな本や、趣味の漫画・書籍の書評を記録用として上げていきます。本を選ぶ際のご参考になれば幸いです。

最近の記事

おうちモンテ

モンテッソーリ教育の目的は、 1.好奇心・探究心 2.自立性 3.自己肯定感 の3つが高くなる子育てを目的とした子育て理論・思想 そのために、 1.快動をサポートする 2.褒める の2つを意識する(特に1が大事) 1.快動 子供が繰り返し行う動作・遊びは、高い集中力と学びが現れている。 その対象はすぐに移ろう(年齢による傾向を「敏感期」という)。 親は、その快動をサポートすることを第一に考えることが大切。 ▽サポートの心得 ・押し付けない。子供を観察して、その時に合ったも

    • ユーザー起点での思考法「デザイン思考」

      <要約> ・デザイン思考は「人々の持つ問題を解決するための考え方」であり、方程式ではない ・思考のプロセスは[問題定義/共感/定義/アイデア/プロトタイプ/テスト]の6ステップを高速で回すこと ・日々周囲の人に共感し、気持ちを理解する・何に困っているかを考える癖をつけること <思考プロセスの詳細> ・問題定義:どのような問題に対して取り組むのかを決める。PJとして大きすぎず狭すぎないようなものを設定する。人々の体験に関する問題に適切 ・共感:問題に関係するユーザーを定義し

      • 生活習慣雑学集「ブレインメンタル強化大全」

        ◆感想 精神科医が薦める、良い生活習慣を、睡眠・運動・食事(・休息・生活習慣)の5章立てで解説してくれる。2ページ1知識の構成なので、既知のものは読み飛ばしやすく、読み易い本ではあった。 ◆メモ ●睡眠 ・睡眠は良メンタル、高パフォーマンスに非常に重要。量と質で言うと質の方が重要。量は1日7時間がベスト。質を高める方法はいろいろ。 ・睡眠の90分前までに入浴、120分前からは交感神経が刺激されることは避ける、朝運動すると夜よく眠れる。 ●運動 ・運動はとにかくすごい。「ダ

        • 食に関する知識が浅く広く身につく「食事法の最適解」

          【感想】 著者の主張ではなく、200冊の健康本の共通項の紹介や、その解釈を提案している。 "客観性"への拘りを各所に感じられ、 「70%くらいの本で良いとされている食材です、でも30%は悪いとしている部分もあるので注意してください」 といったスタンスを崩していないため、断定的な情報が欲しい人には向いてないかも。健康に関する情報が雑多にあり過ぎて何を信じていいのか分からない/どれも胡散臭く感じていた自分にとっては、この客観性は非常に参考になる内容だった。 【メモ】 ・糖質は一

        おうちモンテ

          頭でっかちさん向けの自己分析メソッド『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』

          【要約】 「やりたいこと」を見つけるためには、<①価値観 ②才能 ③情熱>の3つの掛け合わせで決められる。 「やりたいこと」の構成要素を上記3点で体系的に整理してくれていることが、この本のバリュー。 【感想】  巷でよく聞く「好きを仕事に」という啓蒙活動に対して違和感があった。それを出来るのは能力のある人だけ。キレイごとに聞こえていた。 それでも、今のままでいいのか、どこに向かって歩けばいいのか、が分からなくなっていた自分にとって、この本は非常に効果的な整理をくれたように思

          頭でっかちさん向けの自己分析メソッド『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』

          旅の終わりは自分次第「深夜特急」

          なんとなく読み始めた深夜特急を読み終えた。ダラダラと読んでいたこともあり、読破まで1年以上かかったと思う。 序盤からインドあたりまでは何もかもが新鮮で、刺激に満ちていて、読む耽ってしまうほどおもしろかった。ただ中東あたりから、沢木氏の旅への「飽き」が出てきたことで、文体や情景が重く、つまらないものになっていった。この状態を「旅は人生に似ている。そしてこの旅の青年期は終わった」と表現していた。なるほど確かに私も「また同じような体験してるな」と思い、読み始めのころのワクワク感は

          旅の終わりは自分次第「深夜特急」

          ”今の時代に作るべき価値”のヒントをくれる「世界観をつくる」

          【概要】 今までは「役に立つという価値」を作れば良かったが、今は「意味があるという価値」にシフトしていく必要がある。 ※対話形式でお互いを褒め合いながら進行しており、若干気持ち悪い&胡散臭い。が、内容はおもしろい。 【詳細】 ①時代によって求められる価値を、「役に立つこと=文明」と「意味があること=文化」の二項で整理。 ②現代において求められている「意味があること」を創出するためにはどうしたらよいか。 日本企業は「役に立つもの」を作ることに長けており、高度経済成長

          ”今の時代に作るべき価値”のヒントをくれる「世界観をつくる」

          会話上手になれる(?)テクニック集「雑談の一流、二流、三流」

          【要約】 「話していて心地いい」と思ってもらえるためのテクニックが詰まった一冊。但し、あくまで営業としてのトークなので、面白いトークが展開できる根本的な能力が身につくわけではない。あくまで、ビジネス上のトーク力。 【メモ】 ・話させ上手を目指す:人は話したい生き物らしい ・挨拶に2つプラスする:会話の取っ掛かりを作る ・質問系で終わる(具体的な質問で):話させる具体的な質問をする ・名前を反復して会話に盛り込む:名前を覚える&認識してますよアピール ・踏襲話法を

          会話上手になれる(?)テクニック集「雑談の一流、二流、三流」

          脱・情報格差による「最軽量のマネジメント」

          【要約】 ・従来の「ピラミッド型」の組織図は、経営者が効率的に情報収集するためのものだった。情報共有手法が向上した現代においては非効率的になってきている。 ・新しい組織図として提案されているものは「キャンプファイアー型」。情報を全てオープンにした上で、案件(=火)を中心に据えて、その火に興味のある人たちが自由に集うことで成り立つ組織。 ・マネジメントはスーパーマンを諦めて、頼るのがうまい人になるべき。 【感想】 所々に理想論・机上の空論の匂いは感じるが、組織や上層部

          脱・情報格差による「最軽量のマネジメント」

          言うは易しの多様性の難しさ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

          【概要】①~③を、著者の実体験から感じさせるノンフィクション小説 ①多様性の必要性 ②多様性を受け入れる難しさ ③多様性を受け入れるために必要なこと ※本書の趣旨は第5章まででほぼ完結するが、以降も物語として面白い。 日本人の著者が、アイルランド人の配偶者との間に生まれたハーフの息子が成長していく姿を通して感じる「多様性」の難しさについて語られている。 近年では至る所で「多様性」の大切さが語られているため、「そんなこと分かってるよ」と(自分含め)思いがちだが、なぜ

          言うは易しの多様性の難しさ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

          世界観を一緒に作る「D2C」

          【概要】 主にリテール業界でトレンドとなっている「D2C」。本書内でも口酸っぱく言われているのは"唯の中抜きではない"ということ。ざっくりまとめると、「①直接顧客と繋がりながら、②一緒にブランドを構築すること」とする。 ⓪大前提 全てのモノがコモディティ化する現代において、プロダクトの性能だけで市場をリードすることは難しい。プロダクトに違いがないからこそ、Amazonなどのプラットフォーマーが「欲しい商品を簡単に」手に入れることが出来る仕組みを作って天下を取っている。そ

          世界観を一緒に作る「D2C」

          12の領域でのテクノロジーを活用したイノベーションを紹介「X-Tech」

          12の事業領域においてテクノロジーがどのようにイノベーションを起こしているのか、その企業名・ポジショニングも含めて紹介する。 【リテール・ロジスティック・HR・エドゥケーション・ヘルス・ファイナンス・エンジニアリング・モビリティ・アグリ・エネルギー・スポーツ・ガバナンス】 本書で紹介された領域以外にも、全ての事業領域でテクノロジーによるイノベーションは起きる。どのように起きるのか、その勘所を学ぶための事例紹介を学べる一冊。

          12の領域でのテクノロジーを活用したイノベーションを紹介「X-Tech」

          SDGsを、その背景・周辺知識から解説「2030年の世界地図」

          SDGsは17の目標があり非常に幅広いが、本書の主なテーマと感じた 「テクノロジーによる解決」 「環境問題へのアプローチ」 の2点に絞って振り返る。 図解しながら数字を混ぜつつ分かりやすく解説しているので非常に読みやすい。 ■テクノロジーによる解決 「破壊的テクノロジー」と表現していた4つのテクノロジーにより、様々な問題の解決が望める。「AI」「5G」「量子コンピュータ」「ブロックチェーン」。テクノロジー×農業、テクノロジー×労働、テクノロジー×都市など、テクノロジーによる

          SDGsを、その背景・周辺知識から解説「2030年の世界地図」

          少し視座を上げたいビジネスマンの入門書「新しい経営学」

          ■概要 経営学は6分野(経営戦略・マーケティング・アカウンティング・ファイナンス・人組織・オペレーション)。それをビジネス事業レベルで横軸を差すと【ターゲット】【バリュー】【ケイパビリティ】【キャッシュフロー】の4つの領域に分けられる。この4つを決めるために、経営学の6分野があると言い換えても良い。この書ではそれぞれの領域で知っておきたい知識をまとめている。 ■摘要 【ターゲット】 ・4Pの上位概念としてSTP(Segmentation、Targeting、Posit

          少し視座を上げたいビジネスマンの入門書「新しい経営学」

          『アウトプット大全』倍速で「学ぶ」方法

          ■概要 良いインプットのためにはアウトプットが必要 ■摘要 ・アウトプットで運動記憶(⇔意味記憶)を刺激することで脳への定着が良くなる。 ・インプットの際には「何を学びたいのか・ゴールは何か」を意識した上で始めると効果的。 ・学ぶ時間を作るために「断る」ことも必要。そのためには自分の「優先順位」を作り、それに即しているかどうかで物事を判断すると良い。 ・「引用」に使える情報、インプットはメモ帳などにストックしておき、いつでも使えるようにする。 ・チャレンジは「ち

          『アウトプット大全』倍速で「学ぶ」方法

          『SDGs入門』世界人類共通の成長戦略

          最近流行りの「SDGs」の説明と事例を紹介してくれる。 まだCSRの一環として見られがちだが、次世代の人材の注目度の高さ故に、ブランディング・人材確保・新たなビジネスチャンスなどの可能性を秘めている領域。 何かひとつのゴールに貢献していても、別の何かのゴールにとって逆効果だったりすることがよくあるそう。SDGsと公言するならば特に、俯瞰的に見て八方良しな施策を考えると良い。

          『SDGs入門』世界人類共通の成長戦略