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少女主義宣言

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少女とはなにか。少女であるとはどういうことか。 あらゆる時代と時間を超えた少女たちに捧げる少女論。 「不在の少女」を探して言葉の森に分け入る試みを始めよう。 ヘッダー:「運び屋… もっと読む
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#評論

290回 Charley Horse

子供の頃からよく足が攣った。所謂こむら返りというやつである。 寝ている時のみならず、ただ…

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289回 羽ばたきはやまない

今年もイワツバメがやってきた。 通勤途中のクルマの前を横切るその小さな姿は、初夏の訪れを…

高柳カヨ子
12日前
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288回 心地よく秘密めいた場所

墓参りにはずいぶん長いこと行っていない。 最後に行ったのは父親が亡くなった時だから、10年…

高柳カヨ子
2週間前
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287回 サニーサイドアップ

「卵は物価の優等生」と言われて久しいが、最近ではどうもこれは怪しくなっている。 そもそも…

高柳カヨ子
3週間前
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286回 アップデートの準備ができました

最近評判になったTVドラマのキーワードは「アップデート」だった。 昭和と令和の二つの時代を…

高柳カヨ子
1か月前
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285回 Under Pressure

年度末になるので早くストレスチェックを受けろと言われて、お馴染みの質問にPCで答えてきた。…

高柳カヨ子
1か月前
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284回 歌の翼に

驚くべきことに、かつて歌を習っていた。 いや、これを読んでいる方は驚かなくていい。自分で驚いているのだ。 かつてと言っても小学生の頃だから、今はもう昔ではあるのだが、それでもしっかりお教室に通って習っていたにもかかわらず、このていたらく。 つまり何が言いたいかというと、私は歌が下手なのである。 カラオケに行く機会はまずないのだが、もし行ったとしても徹底的に他の人の歌を聞く側にまわる。聞くのは好きだ。下手でも上手でも、他人が歌っているのを見たり聞いたりするのは、非常に興味深い

283回 My Hair is Good

最近若い人の髪の色が以前より暗くなったような気がする。 茶髪、という言葉も今はあまり聞か…

高柳カヨ子
1か月前
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282回 アブラハダブラ

1970年代はオカルトの時代だった。1973年には、『ノストラダムスの大予言』『恐怖新聞』『うし…

高柳カヨ子
2か月前
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281回 きっと来る

意外に思われるかもしれないが、結構ホラー好きである。 昨今はホラー小説もホラー映画も隆盛…

高柳カヨ子
2か月前
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280回 Goodnight、Sweetheart

「枕が合わない」という言葉があるくらい、枕は睡眠にとって重要な位置を占める。 我々人間は…

高柳カヨ子
2か月前
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279回 推しも推されぬ

世の中、推し活が盛んである。 推し色、推し香水、果ては推し概念というものまである。 誰も彼…

高柳カヨ子
2か月前
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278回 シャンプーが目にしみる

入浴中にふと、この頃リンスって聞かないなと思いついた。 昔はシャンプーとリンスはセットだ…

高柳カヨ子
2か月前
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277回 みんな笑顔であたたまる

身体を冷やすと胃痙攣を起こしやすくなる。今でこそ頻度は減ったが、昔は夏は冷房冬は低温にやられて、しょっちゅう悶絶していた。 胃痙攣に限らず、冷えは身体の大敵である。立春を過ぎた途端に大雪になるなど、この時期は特に油断ならない。気分は春に傾いているが、実際はまだ冬である。特にお洒落は季節を先取りするので、迂闊に春物を着たりしてしまうと、てきめんにやられる。痩せ我慢より健康。 家に居れば暖房に頼ることもできるし、どんな格好をしていても暖かくしていればいいのだが、いざ出かけるとなる