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夏の終わり

はれて大人になった日。
ぼくは旅に出ることにした。


そしていまぼくは困っていた。

周りの大人達は外は危険がいっぱいだから、まだぼくには危ないというのだ。
しかし、ぼくには力がある。
怖いものに会った時は、死んだフリでやりすごせる。
死んだフリをすればどんなに恐ろしいものからもぼくは見えなくなる。
今までもこれで数々のピンチを抜け出してきた(夢の中だけど)


ということでぼくはさっそく旅に出た。


初めてみる世界の色とりどりの美しさ、感じる風、好奇心をくすぐる不思議なものの数々。
なにより光の中突き進むぼくはスーパーマンのように感じた。
ここだけの話、はぼくは神様の使いなのだ。


とりあえずひと通り冒険したぼくは一休みする事にした。
そのまま眠ってしまった。


気がつくと太陽が四つある世界にいた。


これにはおどろいた。


とりあえず近づいてみたけど暑くはなかった。
そしてすぐに太陽の近くにいけた。

そこでしばらく太陽をみていたがお腹が空いたのでご飯を探しにいく事にした。

ぼくはまた突き進んだ。ずーっと遠くへ突き進んだとおもったが、まだ四つの太陽の下にいた。
何回も何回も試したが四つの太陽はずっとついてくる。
そしてきまってすぐに行けるところにある。


そしてぼくは困っていた。


少し焦りを感じていたのかもしれない。


そして永遠にぼくは太陽の下から抜け出す事はできなかった。
そしてぼくはなぜここに来たかも忘れてしまった。


そんなとき神様がぼくをよんだ。


ぼくは神様の使いだという事を思い出し神様に尋ねた。
「神様、ぼくはなぜここにいるのでしょうか?ここはいったいどこなのでしょか?」
そしたら四つの太陽が一つになった。
僕は太陽に向かってひたすら飛んだ。
体が光につつまれていく。
そして僕は新しい世界に飛び立っていった。



「りつこ手を洗って来なさい」
「はーい。ママ、てんとう虫がおうちの中で死んでるよ」
「あら、いやね。いつのまにはいったのかしら」

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